December 29, 2012

演奏とプログラムとミックスの練習:ひみつ

 ちょっと普段とは違う雰囲気の曲を作ってみたかったので、リズムパターンにブラジル系のものを選んでみたら、こんな展開に。しかし、全体的に演奏が下手なのは残念な感じ…(笑)。



 今回のミックスでは、Sonimusというメーカーが無料で公開しているプラグイン「SonEQ」を使って、全体の音を整理した。特に低音のアッテネーターが使い勝手良くて、これが無料なのは本当にすごい。どうやら今後は有料版も計画されている模様。

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 Sonimusというメーカーはほかに、有料プラグインとしてEQ「Sweetone」とコンソールエミュレーター「Satson」を販売している。ネットを検索してみたら、とくにSatsonは低価格の割に音が良いということで評判で、Slate Digitalの「VCC」やWavesの「NLS」辺りと比較されている記事なども見かけるし、かなり興味深い。

 曲が出来た後にピアプロをあたったら、なんという奇遇、「secret...」と題された素敵なイラストがあったので、そちらをお借りしてニコニコ動画に動画もアップ。

【巡音ルカ】ひみつ【オリジナル】
  

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November 11, 2012

演奏とプログラムとミックスの練習:GREEDY NIGHT

 Wavesのプラグイン「NLS」のデモ版の期限が切れる前にもう1曲と思い、今度は昔の曲の焼き直しではなく、全くの新作に挑戦してみた。



 作り方はかなり変。最初はフォーキーな雰囲気のブルース曲をと思い、クリーンなエレクトリックギターでリフを、クリック無しで適当に録音。

 録れたトラックをループで再生しながらメロを考えつつ、なんとなくギターアンプのプラグインを色々といじってみる。間違ってマーシャル系のプリセットで鳴らしたら、これが割とはまっているので、ここで急遽方針変更することに(笑)。ちなみに、今回使ったアンプシミュレーターのプラグインはIK Multimediaの「AmpliTube Custom Shop」に付いてくる無料の「AmpliTube3 FREE」。

 AmpliTube3 FREEは、ややメモリ食いで重たいし、用意されているアンプの種類も少ないけれど、音はかなり良い。特に、キャビネットの設定でマイクのセッティングを色々いじられるのがポイント。今回は、でかいスタジオで鳴らしたオフマイクの音をやや多めに拾ったシミュレーションで、70年代のロックな雰囲気を狙ってみた。

 ギターの音がある程度決まったら、今度はドラムのプログラム。ただ、今回は最初にクリック無しでギターを録音してしまっているので、リズムが揺れまくり。最初はLogicのビートマッピングで同期しようと試みたけれど、どうもイマイチ。

 そこで発想を完全に変えて、録音したギターの演奏から美味しい感じのBPM=80でドラムを組んでから、改めてギターのトラックをエディットすることにした。

 ドラムのプログラムはNative Instruments「ABBEY ROAD | 70s DRUMMER」の「Open Kit」を使用。ドラムの打ち込みは全然ダメなので、プリセットのデータをちょこちょこと簡単に編集しておしまい(笑)。

 一旦、ベーシックなドラムトラックを作ってから、今度はギタートラックの編集。これはLogicのFlexタイムで、ちょっとずつフレーズを聴きながら合わせていくという地味な作業の繰り返し。一度出来たら全体を聴き直して、気になるところをチェックして、もう一度編集みたいなことを延々とやる。まぁ、ギターの波形はピークがハッキリしているので、波形を見ればだいたい判るので楽な方。あまりドラムにピッタリだと却って不自然で気持ち悪いので、どこまでテンポに対して揺れるかは、各人の好みだろうけれど、自分はかなりずれてるのも味だと思っている。この辺りは、わざとミスタッチを残すのがカッコイイ録音のコツというジミー・ペイジ先生の教えを守っているつもり(笑)。

 ギタートラックが終わったら、今度はベース。ベースアンプはギターと同じAmpliTube3 FREEで。ちょっと歪みが欲しかったので、LogicのPedalboardからファズフェイスのシミュレーションと思われる黄色の丸いHappy Face Fuzzをプラグインで使っている。

 いよいよボーカル。まずは、曲全体をリピートさせてメロディを練る。これは、MIDI鍵盤をつないで、適当なアナログシンセ音源を選び、それでメロを弾いて探っていく。頭にあるイメージと同じフレーズが出来たら、今度はそれを何度も演奏に合わせて弾いて、タイミングやピッチコントロールの具合をはかりつつ練習。これで、上手く弾けたと感じた時は、Logicお得意の「録音として取り込む」コマンドでMIDIデータをリージョンに取り込んで再生してみるのを繰り返して、ベストテイクを作成。

 出来上がったMIDIデータを書き出したら、今度はそのデータをVocaloid 2「巡音ルカ」に取り込んで、歌詞を入力したらボーカルデータの完成。この方法だと、MIDIデータ上ですでにベロシティーなどのアクセントは付いているので、Vocaloid Editor上でパラメータをいじる必要がかなり減って楽。今度はWAVE形式でボーカルデータを書き出して、それをLogicに取り込めば録音終了。実際には、この後、ボーカルの譜割りを少しだけ変えたかったので、WAVEデータを切り刻んで編集している。

 ミックスでは、全トラックにWavesの「NLS Channel」をインサート。今回はNLSの設定に関しては全てNevoを選んだ。ギターとボーカルはBusアウトしてPitch Correctionでいんちきなハーモニー成分を足して、曲の展開に合わせて一部パートで薄く聞かせるようにしている。全体のミックスで特に注意したのは、ハイハットとギターの音がギリギリ耳に痛くなるかならないかぐらいのバランスにすることとで、これはやはりロックぽい楽曲では大切かなと思った。あとは、ノートPCのスピーカーでもそれなりに全体の音が聞こえるように努めたつもり。

 以上、自分で後から何やったか思い出すためのメモを書いたら、なんだか長くなってしまった。

 ニコニコ動画にもアップしたので、こちらを貼り付けておしまい。

【巡音ルカ】GREEDY NIGHT【オリジナル】
  
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February 19, 2011

巡音ルカ:別れの朝 (dub mix)

 前回に引き続き、ボカロネタで。

 昔作った曲をリミックス。全然判ってないのだけど、世間で「ダブステップ」と呼ばれている類の音楽を勝手に解釈して、それを真似てテキトーにやってみた。

 いわゆる「ヘッドホン推奨」な感じで。

 なぜか、ニコ生の【世界の新着動画】殿堂入りで紹介されたらしいけれど、「上級者向け」みたいな感じでdisられていたらしい(笑)。



別れの朝 (dub mix) by wms-j


B004CR5TD0James Blake
James Blake
Republic 2011-03-22

by G-Tools
  
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March 31, 2009

どうでもいい話:ボカロでオリジナル曲を作ってみた

 元々はGarageBandの習作として作ったインスト曲に、後からボーカロイドの巡音ルカでボーカルを追加してみた作品。

【巡音ルカ】ついったーのうた(Twitter Song)【オリジナル】



 冒頭のSEに鳥のさえずり(twit)を入れていたので、そのままTwitterを連想して歌詞を作ったという、かなりインスタントな作りなのは秘密です(笑)。

 ついでなので、ボーカル無しのインストもMP3で公開:

"Twitter Song (Instrumental)"









 PS. ん〜、改めて客観的に聴いてみると、エレクトロニカ(808 StateやORB辺りを意識していた)と言うよりは、高中正義っぽい…(笑)。  
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February 23, 2009

どうでもいい話:ボカロとかやってますw

 ボーカロイド習作3作目にして、なんとなく自分でもそれなりに納得できるものが出来たので、こちらで紹介してみたりして(笑):

【巡音ルカ】別れの朝【カバー】



 バックの演奏はほとんどGarageBandのApple Loopにおまかせ。あとで、ちょいちょいとギターのアルペジオと適当なオルガンをダビング。当初はラヴァーズロック風を目指したのだけれど、いつの間にやら80年代スカリバイバルみたいになってしまったのはご愛敬。

 楽譜もある元曲ありきのカバーだから、何とかようやくこれぐらいのプログラミングまで出来たけれど、オリジナルなんて作れるのはいつの日やら。思った以上に「歌ってもらう」のが難しい…。今にして思えば、「みっくみく」とか本当にスゴイ。とてもあの域にはたどりつけそうにないなぁ。  
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