March 22, 2009

08-09シーズン通算11日目:たぶんこれにて今シーズン終了

 風邪をきっかけにその後1カ月ぐらい咳が止まらない体調不良に加えて、天気がパッとしなかったり、雪もイマイチ美味しくない状況だったり、財布がパンクしていたり(笑)と、散々なことが重なった今シーズン。

 そんなシーズンの最後を締めくくるべく、知人数名と志賀高原へ向かう。

 今回は全員がテレマークスキーな面子だったので、初めてスノーボード滑走禁止の「奥志賀高原スキー場」をメインに滑る。朝一番は凍ってガリガリ、10時半過ぎには溶け出したかき氷のようにシャリシャリな雪は、まさに春のゲレンデという感じ。

奥志賀高原スキー場

 前回の滑走から2カ月近くのブランクのせいで、身体は全然動かず。まるで初滑り状態。なんだか思い切り下手くそになっていて、挫折感で一杯だった。まぁ、元からそれほど上手くはないのだけれど、それにしても転けまくりで身体中が打ち身と捻挫という感じ。スキー場を後にして、温泉から上がった頃には筋肉痛も襲ってきて、身体中が痛くてトホホという有様……。

 その夜は、止せばいいのに餃子やラーメンをドカ食いして、食い過ぎて気持ち悪くなり、早くも夜の8時にはダウン。翌朝起きたら8時過ぎという、久々に12時間超の爆睡。いやぁ、気持ち良かった(笑)。

 今日は雨ということで、滑りは無し。帰京の前に、善光寺でお参りをし、その後は戸隠へ出向いて蕎麦をいただく。いつもと変わらず美味。ご馳走様でした。

 山で歩くスキー等のお誘いがあれば、もしかすると出かけることもあるだろうけれど、とりあえずゲレンデで滑るスキーの08-09シーズンはこれにて終了。大きな怪我をすることもなく、無事に楽しく終わることが出来て、めでたし、めでたし。今シーズン一緒に遊んでくれた皆さん、ありがとうございました。来シーズンもよろしくです。

 それにしても、行きの関越〜上信越道は、いくら連休中日の深夜とはいえ、ここまで空いていて大丈夫なのかというぐらいに車が走っていなかった。もう雪のシーズンが終わりだからということなのか、それとも、来週末からETCを使えば1000円で乗り放題が始まるのを前にして車で出かけるのを皆が控えているからなのか? ま、帰りの日曜午後はそれなりに混んでいたけれど、連休最終日ということを考えれば、まだまだ全然楽な感じだったような…。  

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January 18, 2009

08-09シーズン通算10日目:本日は晴天なり

 前日のザクザクでボロボロの斜面に懲りて、今日はちゃんとグルーミングされた圧雪バーンを滑ろうということになり、妙高杉ノ原スキー場をチョイス。板はワールドピステ。天気は晴天のスキー日和。

 綺麗にピステンがかけられた広大で長距離のバーンをかっ飛ばす。気持ち良いけれど、上から下までノンストップで滑るには脚力が全然足りないのが情けない。当然のように、ここでは無駄に脚を消耗するテレマークターンに用は無く、パラレルのカービングターンで爆走。

 ただ、高速クルージングを快適に楽しむためには、ワールドピステは板が薄くて軽すぎるようだ。細かいギャップからの突き上げがそのまま脚に響いて辛い。このシチュエーションなら、やはりもっと堅くて重ためのアルペン板が好ましいだろう。

 その後、コースをちょっと外した美味しいポイントを発見し、斜度の緩いツリーランを楽しむ。こういう場所でこそテレマークスキーの機動性が一番生きる訳で、ワールドピステで大正解。思わず顔もほころびっぱなし。ご馳走様でした。  
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January 17, 2009

08-09シーズン通算9日目:スランプ継続中

 あまり新雪は期待できないながら、ダメ元でいつもの某ローカルスキー場を目指して早朝出発。たどり着いてみれば、雪というよりは雨に近いみぞれ。かなりモチベーションが低くなるも、時間が経つにつれ普通の軽い雪になってきて一安心。

 板はとりあえず太板のアンチピステを選ぶ。しかし、雪の降り始めはどうやら朝になってからだったようで、未圧雪バーンは20センチ程度降り積もった新雪の下がボコボコに荒らされた状態。運悪く誰かがもがいた跡の大きな穴に突っ込んでしまい、スキーの先端が顔面を直撃。ゴーグルを装着してなければ失明していたかもというヤバイ転け方だった。レンズのミラー処理は剥げてしまったけれど、割れなかっただけでももうけもの。オークリーのレンズはすごいなと感心する。

 その後は、物欲爆発で先日思わず手に入れてしまった半端傷物処分品のワールドピステで滑走。さらに転倒を数限りなく繰り返し、おかげでせっかくのおニューの板が早くもボロボロに……。

 結局は終日雪が降り続き、午後になると中途半端に積もった雪がそのまま皆の滑走跡としてザクザクに踏み固められた大荒れのバーンとなり、なんだか修行しているような状態に。イマイチ楽しめない状況だった。この降雪がせめてあと半日早く始まっていれば、バフバフの深い雪を楽しめたことだろうから、とても残念。

 それにしても、スランプから抜け出せない感じ。おまけに、この日はどこかにネックゲーターを忘れてきたらしく、踏んだり蹴ったりの結果になってしまった。  
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January 12, 2009

08-09シーズン通算8日目:普通のテレ板(?)で滑ってみた

 そこそこ雪があって、なおかつ激混みは避けられそうな場所ということで、黒姫高原へ出向く。気温が低く、パウは無いけれど、ガリガリになっている訳でもなく、雪質はとても良かった。

 同行メンバーに前日の不調を相談したところ、普通っぽい板(=極端に太くないテレマーク用の板)を貸してもらえることになる。借りて試走したのは、インビスになる前の時代のK2のワークスティンクス(当時は太板だったけれど今の時代じゃ普通の太さ?)と、ロシニョールのT3(いまどきの標準からすると細めの板?)の2本。

 ワークスティンクスは、柔らかめのフレックスと大らかなサイドカーブ(カービング板と比べればサイドカーブ無しと言えるぐらい)のおかげで、ドリフトターンしてのんびりと滑るのが楽しかった。

黒姫高原2009/1/12

 ロシニョールのT3はサイドカーブがちゃんとあるので、手抜きでアルペンターンして滑るのが楽(笑)。ただ、バインディングがG3で、柔らかめのスプリング仕様だったため、出来ればもっと硬めのセッティングで乗ってみたいと思った。

 昼前に天候が急に崩れて吹雪いてきたため、あっさりと12時前には滑走を終了。
  
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January 11, 2009

08-09シーズン通算7日目:自分の滑りがなんだかイマイチ

 寒波到来で大雪の恐れという予報の割には、お目当ての長野方面があまり降っていなかったため金曜の夜からの出発はパス。日曜の明け方までにはそれなりに降るという予報を信じて、土曜の夜に長野入り。しかし、日曜の朝も長野市内はほとんど降雪なし。

 この日は、降ればドカ雪が期待できる、某ローカルスキー場へ出向く。しかし、到着してみればやはりそれほど雪は降っておらず、前日の降雪は10〜20センチぐらいか? それでもリフト始業前に並んだ面子は、スキーヤーもボーダーもほとんどが、皆一様に太くて長いパウダー用という異様な世界(笑)。ま、自分も太板のアンチピステな訳で、目くそ鼻くそを笑う状態なんだけど…。

 朝一番は気温も低く、ここにしては雪質もかなり良かったので、底付きはあるもののパウダーランを楽しむ。しかし、1時間もすると気温が上がり、あっと言う間に雪が腐ってしまった、やれやれ…。

 それにしても、ここ数年、このスキー場はその手の人達の間で密かに人気があるようだけれど、実は人気が出てきたこの数年は、あまり美味しい雪のコンディションじゃない場合の方が多い。やはり暖冬の影響っぽいのかな?

 その後は、アルペン板に乗り換えてみたりなどするが、どうも滑りの調子がイマイチ。アルペン板のテレ金具の取り付け位置が後ろ過ぎるのではないかという疑惑が生じる。思い切って、金具の位置を変更してみることを決意するも、道具は家に帰らないとないので、あっさりこの日の滑りを終了。ん〜、いわゆるスランプなのかも。  
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January 02, 2009

08-09シーズン通算6日目:天元台で前転修行

 大晦日に引き続き、新年2日は天元台で初滑り。天気は曇り時々雪。道具はアンチピステ。

 31日よりも風が弱く気温も若干高め(一番低い時で−8度ぐらい?)だったので、リフトは楽だったけれど、その分雪は31日よりもさらに重めだったのが残念。

 調子に乗って未圧雪バーンをかっ飛ばし、そのまま段差に気づかずぶっ飛び前転というのを一度ならずも何度も繰り返してしまい、自分の学習能力の低さに呆れる。テレマークはバインディングの仕様から、普通のスキーと違って前転すると板が頭や手や身体に当たるのでかなり危険なんだけれど、今回は左手の人差し指をかなり強打。とりあえず腫れてはいないので、大丈夫のはず…。

 今日は、5時間券で最後に残りの1時間、アルペン板+テレ金具に乗り換え、ショートターンの練習もしてみた。しかし、見た目は脚をスパスパ切り替えて滑っていても、スピードの方をちゃんとコントロールできてないので全然ダメ。道のりは遠い。

 それにしても、某G社のパウダー板に乗り、未圧雪バーンを木の葉落としで降りてくるボーダーがいたのにはかなり驚いた。もう、あの手の板に乗っているからといって上級者とは限らない時代になってしまったんだなぁ。ま、自分もパウダー用の逆キャンバーな太板とか履いているので、あまり他人のことは言えないのだけどね……。  
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December 31, 2008

08-09シーズン通算5日目:風と雪の天元台でパウダーラン修行

 昨年同様、今年も大晦日は山形の天元台スキー場。8時の始発ロープウェイに乗る。道具は当然のようにアンチピステ。

 前日は麓の米沢市内が雨だったのでちょっと不安だったけれど、とりあえず山の上はそれなりに降った模様。ただし、雪は湿っていてやや重という感じ。

 ここは、リフト3本が時間を追って順番に運行開始となるので、朝一番はしらかばゲレンデで数本、続いてしゃくなげゲレンデで数本滑って小休止。そしていよいよ、つがもりゲレンデがオープンするという感じ。

 天元台はリフトの運転速度が遅く、リフト乗車中は風と雪に晒されてひたすら寒さに耐える修行のような趣がある。そして、この寒さを我慢できなければ美味しい雪にもありつけない。今日は気温が氷点下10度になるかならないかぐらいだったけれど、風もきついときには風速10メートル前後あったようなので、体感温度の目安は−20度というところか? ま、その我慢の甲斐があって、各ゲレンデでファーストトラックをゲットした(笑)。

 ともかく雪が降り続き、朝から5時間券のタイムリミットの昼過ぎまでずっとパウダー三昧。深さはスネ〜膝下程度。ご馳走様でした。

天元台2008年12月31日
  
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December 28, 2008

08-09シーズン通算4日目:戸隠は今日も雪だった

 前日の午後には冬型も一段落したので、もう新雪は無いだろうと思いつつ、朝起きてみれば、長野市内は雪。思わず顔がほころんでしまう。

 本日は戸隠。当初のメインは蕎麦を食うことにあったのだけど、当然のように滑りがメインに。板も、アルペン板+テレ金具の予定が、急遽アンチピステで発進。

 朝一番で第3クワッドに並ぶ。友人達は全員1列目だが、自分だけ2列目。これがやはり明暗を分ける結果になった。まず、昨日のように運行が遅れた。なんだかこれについては昨日も今日もついてない。で、ようやく動きだしてみれば、なんと、終点に1列目のリフトが到着した瞬間に緊急停止。彼らが降りた後、巨大な圧雪車がやって来て、リフト降り場周辺を丁寧に圧雪しだした。この間約5分。風が吹き横殴りの雪があたる中、自分を含めてリフトに乗った人々はただ待つしかなかった訳で、これはちょっと酷かった…。せめて、なぜリフトが止まっているのか、いつ頃動くのかを放送で知らせて欲しかった。

 コースのコンディションは概ね良かったけれど、お目当てだった未圧雪急斜面の多くは、それほど新雪が深くなく底付き感あり。で、アンラッキーだと、底はアイスじゃなくて土。おかげで、うちの板もやや傷が増えてしまった(笑)。

戸隠2008

 それにしても、さすが年末のホリデーシーズン。遠方からのパッケージツアー客が多く、ややアナーキーな状態だったけれど、これでも超大型メジャーゲレンデに比べれば、全然空いているという感じなのだろう。

 1時過ぎまで滑った後は、念願の蕎麦を食って終了。ご馳走様でした。
  
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December 27, 2008

08-09シーズン通算3日目:志賀高原は寒かった

 前日にかなりの降雪があったということで、期待も高まりつつ早朝の関越〜長野道経由で志賀高原へ向かう。7時前に第2ゴンドラ前の駐車場へ到着。道具は当然のように太板のアンチピステ。

 着替えも済ませ、準備運動も入念にして、ワクワクしながら8時のゴンドラ始発を待つ。当然のように列は1番乗り。しかし、これが結果的にハズレとなる。なんとゴンドラに不具合が見つかり、ほんのちょっとの待ち時間のはずが、結果的には45分ぐらい待たされた挙げ句に、すぐの運行は断念。結局は連絡バスで第1ゴンドラまで移動するということになってしまった。どうでもいいけど、待ち時間が激しく寒かった…。

 気を取り直して第1ゴンドラで山頂駅へ。未圧雪ゾーンを探して回るも、目当てのコースはほとんどが閉鎖中でガッカリ。脇パウをチョコチョコといただく。今シーズン3日目にしては、太板の滑りも快調だった。前回の特訓モードが効いているのかもしれない。

志賀高原2008

 その後は、一の瀬から寺小屋へ流れるというお決まりのプチツアー。しかし、たどり着いた寺小屋は視界が5メートルも無いような吹雪で早々に撤退。あそこでポール練習していた集団はよくやるなぁと思った。その後は、東館山を下って、クラシックなゴンドラで登り、また一の瀬から焼額へ戻り、あとは午前中に乗れなかった第2ゴンドラなどを冷やかしつつ、ダラダラと滑る。

 志賀の雪質は概ね良好で、アンチピステでも一日中ほとんど不自由することなくオールラウンドな滑りが出来て楽しかった。

 さすがにこの日は疲れて、9時前には爆睡。
  
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December 20, 2008

08-09シーズン通算2日目:雪少なく人多し

 新雪は期待できない週末。たまには近場で楽しようということで、群馬県の丸沼高原スキー場へ出かける。

 道具はアルペン板(クナイスル)+テレ金具(コブラR8)の組み合わせ。

 朝一番はさすがに寒くて、ゲレンデ最上部の気温は氷点下5度前後。降雪機で降らせた雪ということを考えれば、十分に立派なコンディションだった。

 けれど、10時を回る頃にはかなり混みだし、11時ちょっと前に一番下まで滑り降りたのが大失敗。ロープウェイ駅前には長蛇の列が出来ていて、約30分の待ち時間となっていた。さらに、食堂も激混み。

 おそらく沼田方面では他にまともな雪のあるスキー場が無い状況だったろうから、客が一極集中した結果なのだろう。

 リフト待ちが嫌だったので、比較的リフトが空いている中上級者向けの急斜面コース等を主に利用した練習モードの一日となった。これが結構良かったようで、シーズン2日目にして、大分勘所が戻ってきたような気がする。(ま、気がするだけなので、全然戻ってないかもしれないけれど…)

 それにしても、運動不足のせいなのか、それとも単なる歳のせいなのか、今日は滑走終了後に、脚や腕の筋肉がやたらにつって、かなりヤバイ。今もこの文を書きながら、脚がつって一瞬どうしようかとパニックになってしまった。明日以降しばらくは身体中が筋肉痛なんだろうな…。  
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November 22, 2008

08-09シーズン通算1日目:初っ端からパウダーですいませんw

 白馬五竜へ向かう。本来ならこの日がオープン初日のはずが、あまりの降雪ぶりで前日の金曜日には急遽前倒しでオープンした模様。

白馬五竜 2008/11/22

 道具はアルペン板(クナイスル)に無理矢理テレ金具を付けた板。

 前夜もかなり降ったらしく、リフト周りの除雪作業が間に合わず、テレキャビン(ゴンドラ)の始発時間が遅れる。テレキャビン山頂駅に着いてみたら、こちらでもリフト稼働までさらに数分間の滑走待機。そして、リフトが動き出してアルプス平ゲレンデのトップへ行くと、今度は未圧雪グランプリコース側リフトがまだ稼働しておらず、こちらでも進入待機。パウダージャンキーな人達が大挙して、コースの入口付近でそわそわしている風景が笑えた。

 自分はと言えば、さすがにシーズン始めの鈍った身体でファーストトラックを競うような滑り方は出来そうになかったので、普通に圧雪バーンの方をたらたらと流す。

 その後、やはり折角のパウダーを滑らないのはもったいないということで果敢に挑戦。軽く1メートル以上(!)は積もっているであろう未圧雪な新雪地帯に突進したら、やっぱり沈没(笑)。こんなことならアンチピステを持ってきてれば良かったという思いも頭の隅を過ぎったけれど、まぁ今さらそんなことを思ってもしようがない。それに、滑り方の勘所を忘れて身体も出来ていない今の状態じゃ、あの板を乗りこなすのはとても無理だろうし…。

 Hakuba47の方へも降りてみたけど、こちらは気温が高いようで雪質は今ひとつ。五竜の頂上の天候に合わせた装備だと、とにかく暑くて閉口した。

 その後は五竜のアルプス平へ戻って、ひたすら身体を慣らすための滑走練習。もっとも、足の方は朝一番から1時間もすると終わっていたので、ほとんどただ下るだけ。昼前には下山して、今シーズンの初滑りは終了。ご馳走様でした。  
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March 29, 2008

07-08シーズン通算16日目:今シーズンはこれで最後?

 パウダーランが期待できない3月に入ってからは、事実上のシーズン終了っぽい日々を過ごしていたのだけれど、金曜の夜から土曜にかけて降雪の可能性があることを天気予報で発見。いてもたってもいられず、知人からの花見のお誘いを断って、一人山へ向かうことに。場所は群馬県丸沼高原スキー場。

 当初は行くかやめるかウダウダと悩んでしまい、その中途半端な気持ちで荷造りしたのが災いして、関越高速に乗ってから仮眠用の寝袋を忘れたことに気づいた。さすがに寝袋がないとやばいので、やむなく最初の所沢ICで降りてチンタラと下道を戻る。普段ならこれでやる気がなくなって断念するのだけれど、なぜか今回はそうならなかった。別に固い決意で「行くぞ!」という猛烈な感じでもなく、ただなんとなく、行っておいたほうが良いかなぐらいのノリだったけれど。

 沼田ICを降り、日光方面へ向かう国道を走る。ハイシーズンとは違って、行き来する車もほとんどない。ちらほらと窓に当たっていたみぞれが、片品村を過ぎる頃には普通の雪になり、そこから先の山の中は真冬並みの降り方。自分のライトが雪に反射して前が見づらいほどの勢いで、スピードを全然出せない。なんと、たどり着いたスキー場の駐車場路面には20センチぐらいの積雪があった。

 翌朝の一番は青空が見えていたけれど、基本的には終日曇り。たまにちらほらと雪が舞うコンディション。丸沼は全面ピステンがかけられるので、ゲレンデパウはほとんど期待できないながら、3月下旬とは思えない雪質だった。脇に残った数少ないパウをいじきたなく食い散らしながら、シーズン終わりの総合的な整理体操のつもりで、テレマークターンの練習をする。道具は、アルペン板にテレマーク金具を付けたやつ。

 今回のハイライトは、上部コブ斜面コースの裏にある、営業停止されたリフト乗り場へ滑り込むパウダー急斜面。途中からボーダーが一人滑りこんだ跡がある以外は完全なノートラックだった。この季節でこの雪は、ちょっとあり得ないぐらいにラッキー。一応は美味しくいただいたつもり(途中で1回転けた)だけど、しっかり岩に当て込んでしまい、ソールに大きな傷が出来てしまった……。

 さて、今シーズン、ゲレンデで滑るのはこれが最後かな。あとは山で歩くスキーをもう1回ぐらい出来れば良いのだけど。  
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February 24, 2008

07-08シーズン通算15日目:嵐でも逝くが男の滑る道(?)

 朝、二日酔でふらつくままに窓の外を眺めると、音をたてて地吹雪が舞っていた。駐車場に停めた車が大きな白い固まりになっている。これはダメだということで、ゆったりと朝風呂に入り、普通の人のようにのんびりと朝食を楽しむ。

 車の掘り出し作業をしていたら、件のBCクロカンな知人が宿の前の緩い斜面を果敢に攻めだした。これは穴場か!と思いつつ、雪の案配をたずねてみたら、底付きがしてソールを小石にぶつけたという返事が返ってきた。当然、自分は挑戦せず。

 クロカン部隊は完全撤退を宣言。一方で残るダウンヒル部隊(?)は、滑られそうなスキー場を探すべく、国道120号を日光方面へ北進(この時点で川場スキー場が臨時休業、たんばらがリフト1基のみ稼働という情報だった)。

 国道は、反対車線を沼田ICへ向かう車が列をなしていた。ま、普通の感覚じゃ、こんな嵐のような天気の日に滑ろうとは思わないだろうしねぇ…。

 なんとなく、スノーパル・オグナ武尊辺りが良さそうな気がして、平川の信号を左折。山へ向かって登りはじめると、それまで落ち着いていた雪の降りがまた激しくなってきた。視界はどんどん悪くなり、たまに地吹雪状態で車を一時停止させるほど。ようやく入口付近までたどり着いてみると、係員の人達がたたずんでいた。窓を開けて声をかけると、オグナ武尊は休業、武尊牧場スキー場がリフト1基だけ運行中とのこと。ここで他のスキー場へ向かうのも辛かったので、とりあえず様子だけでも見ようということで武尊牧場へ向かう。

 武尊牧場はこれだけ酷い天気なのに、若いスノーボーダーで溢れかえっていた。いやはや、若さは素晴らしい(笑)。

 リフト1基なので回数券で遊ぼうと思ったら回数券が存在せず、どうしようかと悩んでいたら、今日は1日券が2000円とのこと。ならば1日券でも良いかということで、思い切って購入。すると、券を買った直後にもう1基リフトが動き出した。なんともラッキー!

 しかし、これだけボーダーがいれば、もう美味しいパウはほとんど食われ尽くしているだろうと思い、まずはステップソール板でゲレンデ状況を探索することにする。

 それにしてもスキーを履いてる客なんて指で数えるぐらいしかいなさそうだ。ましてや、ステップソールのテレマーク板なんて酔狂なことしてるのは、自分と知人の二人だけ。周りからかなり浮いていたのは間違いない。

 で、リフトを上がって、初心者迂回コースのようなボードが辛そうなポイントを滑ってみると、思いの外にパウが残っているのを発見。そそくさと車に戻って、太板(Anti Piste)に履き替えたのは言うまでもない(笑)。

 バフバフになった馬立コース(最大斜度35度あるらしい)を嬉々として何度も何度も滑って遊ぶ。とにかく、途中に長めのトラバースがあってボードではこのコースへアクセスしにくかったのが幸いしたのだろう。かなり美味しいポイントが残っていた。ご馳走様でした〜。

 ところで、目一杯遊んだ後は、関越道が事故で長時間通行止めという「お楽しみ」も待っていた。まったく開通する目処が見えなかったので、やむなく県道経由の赤城越えに挑戦。途中、目前の車3台がスリップしてクラッシュするという場面に遭遇してかなりビビッタ上に、自分の車も下り坂でABSが効きまくって止まらずアウト寸前という事態が一度ならず複数回発生。この日一番アドレナリンが出たのはスキーじゃなくて運転だったなぁ…。  
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February 23, 2008

07-08シーズン通算14日目:晴れのち嵐

 BCクロカンな知人に誘われて、玉原湖畔をノンビリと歩くスキーツアーへ。天気は快晴。道具はステップソール板。

 車をデポしたたんばらスキーパークは大繁盛。さすが2月後半の関東近辺のメジャーなスキー場は違うなと感心する一方、自分はこういう激混みのゲレンデでは絶対に滑れないと思う。しかし、いまだに休日だけ駐車場料金として1000円取るというのはいかがなものか…。

 レジャーランド然とした喧噪を後ろに、誰もいない玉原湖を目指して林の中へと歩き出す。しばらく行けば、鳥の鳴き声ぐらいしか聞こえない静けさが気持ち良い。

tanbara ski 2008

 青い空と白い雪を背景に、疎な木立の中を滑っていく。ちょっと重たい背中のバックパックに振り回されて、情けないほど簡単に転けてしまう。本来BCな環境での転倒は絶対に避けなければならない事態だけれど、まぁ、今回はクリティカルなコースじゃないので、修行が足りないのを実感しつつ、練習も兼ねてということで(笑)。

 登り返しで滑って遊ぶのに最適なポイントへ近づくにつれ、天候が崩れ出す。カップラーメンの昼食を用意しだす頃には、雪の降りも本格的になり風も強くなった。残念ながら今日はここまで。そそくさと食事を済ますと、駐車場へ向けて撤退。

 結局、春の嵐で大荒れの天気になったため、早くも3時過ぎには宿で飲み会が始まることに。濁り酒が美味かった。

nomikai tanbara ski 2008  
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February 17, 2008

07-08シーズン通算13日目:雪、雪、雪、そして雪

 とにかく雪が降るらしい。ということで、たまにはゲレンデの新規開拓をしようという話になり、おやつのクレープがセットになった割引券に釣られて(笑)、斑尾のタングラムスキーサーカスへ向かう。

 道を進むにつれて降雪が激しくなり、国道から折れて野尻湖沿いを進んだ峠越えではかなりやばかった。微妙なカーブを描いた坂道の進入直前で軽くブレーキを効かせたら、即座にタイヤがロック、そのまま坂を滑落した。ブレーキを解除しつつハンドルを切って事なきを得たけれど、ともかく対向車がいなくてラッキー。スキーをする前からアドレナリンが出まくり…。

 で、駐車場にたどり着くと、そこは謎の雪祭り会場。昨夜(?)から置かれていたであろう車は、全てが巨大な白い物体に変わり果ていてた。もちろん、たった半日で自分の車もその巨大な白い物体に変わってしまうとは、そのときは予想だにしなかった訳だけど。

 とにかく雪が降りすぎで、リフトの運転開始も約30分の遅延。まぁ、たったそれだけの待ち時間で済んだのだから、まだマシだったのかもしれない。

 道具はK2 Anti Piste。さすがにこういう日だけあって、自分の板はまだまだ細いかもと思えるようなファット板を履いた人をリフト待ちの中にちらほら見かける。

 待ちに待ったリフトがようやく動きだし、滑走一発目は、当然ながら未圧雪の上級コブ斜面。

 とにかく何も考えず、もっこりと雪庇状に降り積もった雪の壁を突進し、コース斜面に飛び出してみれば、斜度は今の自分の技量的には限界に近い急さだった。しかも、サラサラの雪は平気で腰を上回る深さ! 久々に「うひょ〜」と大人げない歓声を上げてしまった。

 雪は思った以上に軽く乾いていて、これだけ降り積もっているのにも関わらず、底付きする状態。下手にコース中央を滑ると巨大なコブに弾かれてしまうので、とにかくコースの端を攻めていく。

 立木へぶつからないように、理想のラインと自分の拙い技量を天秤で計りつつ、そんな怪しい計算をリアルタイムで処理しきれないまま、明らかに自分の脚力で走るよりも高速なスピードで滑り降りていく。そんな状況は、まぁ、明らかに普通の精神状態ではない訳で。いわゆる「ハイ」な状態と表現すればカッコイイけれど……。

 この日は、とにかく雪が軽く板が走ったのを良いことにして、フラットなオープンバーンで自分的に最速のテレマークターンを決めつつ、最後にそのまま大転倒して頭を強打したり、パウダーに文字通り真っ逆さまに突入して溺死寸前に至ったりとか、その他にも色々あって、改めて「雪上滑走スポーツは危険な行為」であることを認識する一日でもあった。ヘルメットやゴーグルしてても結構ヤバイのに、全然そういうプロテクションを講じていない人が相変わらず多いのは謎だよね。

crush (feb 17, 2008)

 途中、休憩時間に話題のクレープを食す。実は生まれて初めて、目の前でクレープが焼いて作られるのを見る。おねーさんのてきぱきと素早い調理に、素直に感動。美味かった。

 前日の疲れもあり、1時半頃には足が踏ん張れなくなって撤退。一番上のリフトが動いたのはその後らしく、ちょっと残念。

 ホテルの風呂でまったりしてから遅い昼食をとり、その後は、超スローペースで長野市内経由にて更埴ICまで国道を走る。ETCカードの通勤割引適用時間に合わせて富岡ICで一旦高速を降り、近所のコンビニで休憩。その後は関越の大渋滞を避けるべく、藤岡SAと高坂SAで計二回の仮眠をとり、早朝深夜割引適用の午後10時過ぎに練馬ICを降りるというせこいドライブで無事終了。  
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February 16, 2008

07-08シーズン通算12日目:青い空、白い雪

 そろそろスキー預金が破綻してきたので今週末は休みにしようと思っていたら、週の半ばからバッチリ冬型が決まって、週末の天気予報は大雪間違いなし。ならば逝くしかない…。

 という訳で、いつものように他人と競わず楽してパウが食える例の場所を目指して出発。

 ところが、移動途中の高速SAで、件のスキー場が競技会開催のため、コース規制がかなりキビシーだろという知らせを受ける。かなりショック。

 仕方がないので、雪がバンバン降っていそうな方面で、それなりに競争率が低そうなゲレンデを物色。ややゲレンデ整備の面で不安があったけれど、降ればそれなりに楽しいはずということで、戸狩温泉スキー場をチョイスした。

 朝早くに着いたゲレンデは、かなり少なく見積もっても30センチ以上の積雪、そして雲の切れ間からは青い空。板はK2 Anti Piste。まさに「ザ・デイ」な雰囲気。

 リフト一本目から未圧雪斜面を狙ってバンバン飛ばす。かなり調子良い。

 しか〜し、やはり危惧したように大雪でゲレンデ整備が遅れ、運行リフトの数が限られたまま上部斜面へアクセスできない状態が続く。そのうえ、いつの間にか人も増え、コースはかなりの渋滞となってきた。ザ・デイ終了(笑)。

 他人の事をとやかく言えた義理じゃないけれど、自分の技量を無視して未圧雪急斜面に突っ込んで埋もれてる人大杉。さすがにコースの上から下までラッセリングするのは勘弁して欲しい…。

 ま、今日は青い空と白い雪で気持ち良い景色を眺められた上、パウもそれなりにたくさん食った。ついでに、変態極太なAnti Pisteでも普通の圧雪を誤魔化して滑られるようになったので、とても良い日だったと言えよう。

 それにしても、昔からつきあい長いのに、スキーで一緒に遊ぶのは今回初めての知人が、やたらに上手くてビビッた。まだまだ自分は修行が足りない、というか、やっぱり自分は少し運動神経が足りないのだろうなぁ……。  
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February 10, 2008

07-08シーズン通算12日目:歩くスキーの日

 学生時代の悪友同士が集まって、戸隠近辺を歩くスキーで散策。天気は曇りときどき雪。

 コースは、宿がある越水ヶ原から奧社、そして鏡池を経て、宝光社への林道の途中から中社へ抜け、最後はうずら屋で天ぷらと蕎麦(笑)。

 今回のハイライトは、凍った天然の池の上を生まれて初めて渡ったこと。最初から最後まで、氷が割れたらどうしようということをグズグズと悩んでいたのが、我ながら情けない…。

kagami-ike

 自分達が渡り終わった後、スノーシューのオヤジ軍団がやって来て、何の躊躇もなくドシドシとした足並みで、その同じ氷の上を歩いていったのが印象的だった。

 蕎麦を食った後は、軽く戸隠スキー場で遊ぶ。さすがに連休中日とあって多くの人で賑わい、コースも至る所が荒れてコブになっていた。ま、白馬辺りに比べれば、あれでも全然空いているほうなのだろう。

 夜は当然のように地酒で飲んだくれて楽しく過ごす。  
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February 09, 2008

07-08シーズン通算11日目:またまたパウ

 前日まで降雪が続き、そして当日は青空がまぶしい晴れ。でも気温は低いまま。まさにパウダーランするためにあるような天国の一日。楽して遊べるポイントを熟知したいつものローカルゲレンデへと赴く。

sunrise

 道具は、先週まで借りていたSeth Pistolを返却したので、再び変態極太のAnti Piste。まったり滑ろうと思っても、自分の今の技術では抑えが全然効かなくて、やたらに走ってくれるのが快感と言えば快感(笑)。

 調子こいてコース脇のパウを意地汚く食っていたら、大きな段差の上から圧雪コースへ真っ逆さまに顔の真正面から墜落。かなりヤバイ転け方をしてしまった。とりあえず、ヘルメットとゴーグルのおかげで事なきを得たけれど、ゴーグルのレンズがパッキリと真ん中から割れる…。ま、それだけで済んで本当に良かった。

 で、その後も、テレ金具付きのアルペン板に乗り換えて、圧雪バーンを滑りまくっていたのだから、まったく懲りてないバカオヤジ状態。

 滑走後は日帰り温泉でまったり。

 夕方になり、また降雪が激しくなる中、無謀中高年(?)の集いへ参加すべく戸隠方面へと向かう。  
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January 27, 2008

07-08シーズン通算11日目:引き続きパウな日

 天気は引き続き雪。しかも気温は低いまま。前日の撤収時にもガンガンに降り続けていたことを考えれば、当然、同じポイントがまた美味しい感じになっているはずということで、飽きもせず同じゲレンデへ向かう。

 当たり。と言うか、前日よりもさらに良い雪になっていた。軽くてサラサラ。雪の神様、ありがとう。

 道具は前日に引き続きK2 Seth Pistol。再び猿のように、滑ってはリフトで登りの繰り返し。

 やや無謀なポイントを攻め、転倒して頭から雪に突っ込み、溺死寸前まで逝く。ちょっとビビッタ。一応コース内だったんだけどねぇ…。ヘルメットとゴーグルしてて良かったかも。

 その後は、メローにコース脇の平坦な部分でラッセリングの修行などをしてみたりして(笑)。テレマークスキーは、こういう遊びが実は結構面白いということに気づく。ま、こうして皆ツアーにハマっていくのだろうな…。

 今から思い返すと、この週末は頭の中にドーパミンが出まくっていたような気がする。おかげで呆けたのか、知人の車の中にヘルメットを忘れてきてしまった訳だけど、その知人とはしばらく一緒に滑る予定が無いっぽいので、さて、どうやって回収するかが大きな問題だったりする…。  
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January 26, 2008

07-08シーズン通算10日目:終日パウ

 冬型が決まったので、お手軽にゲレンデパウが食える秘密スポット(笑)へ。

 止むこともなく雪が降り続きおまけに気温も低い。普通のレジャースキーヤー&ボーダーの感覚からしたら、こういう天候で滑るのはかなり辛いし、とてもやる気がなくなるような状況。しかし、自分や同好の輩は、こういう時こそが本番。リフトが動き始める前から、全員の表情がニヤニヤしている。

 普通の滑走コース上がくるぶしからすね下。コース脇はひざから腰辺りのパウ。当然、あとはもうお猿さん状態。滑ってはリフトで登り、滑ってはリフトで登りを繰り返す。

pow 26 Jan 2008

 麓の食堂で昼飯を食って登ったら、滑った跡がリセットされていて、また滑るの繰り返し。

 道具は前回同様のK2 Seth Pistol。ん〜、この板って、ツインチップやグラフィックなどの見た目とは裏腹に、メローな板なんだなぁと思ったりした。  
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January 20, 2008

07-08シーズン通算9日目:恍惚のカービングターン初体験

 さすがに前日のようなフカフカの新雪は期待できない状況。それならいっそ広大な圧雪バーンを楽しもうということになり、妙高杉の原スキー場へ。

 道具は当然のようにアルペン板のKneissl Rail Scandium(でもテレマーク仕様)。天気は晴(午後から曇天)。

 営業開始の朝8時から2時間ほどは、客も少なく、名物の幅広で長距離のコース(コース標高差は1000メートルオーバー)をめいっぱいに使ってクルージングを楽しむ。

 滑らないという問題点があった板の方は、ソールとエッジのサンディングを施したら、「驚異のストッピングパワー」が嘘だったように快適。滑る滑る(笑)。

 そして、パラレルターンの高速大回りを試してみたら、なんとカービングターンが出来てしまった。イマドキのスキー板は誰でも簡単にカービングが出来るとは聞いていたけれど、まさか自分のような「なんちゃってスキーヤー」でも出来てしまうとは!

 エッジの上にピタッとオン・ザ・レールで滑っていくカービングは、これまでのフリースタイルのスノーボードでは体験できなかった感覚で、自分にとっては「一大センセーション」と表現するのが相応しい。あぁ、これがあるからアルペンボード(スノーボード)の連中はフリースタイルボードに乗らないのだなと改めて実感した次第。

 深い雪の中を浮遊して滑るパウダーランとは全く違う快感がカービングにあるのを知ることができたのは大発見だったし、自分がこの歳になって、いまだに興奮するような「初体験」を経験することが出来たのも驚きだった。

 さらに、自分で言うのも変だけど、テレマークターンの方もなんとなく様になってきたような気がする。とにかく、テレマークターンに対する変なこだわりが全く無くなり、パラレルターンを自在に混在させるようになってから、無理せず力を抜いて滑られるようになってきた。

 フラットに整備された圧雪バーンでの滑走という条件に限れば、「初級」の壁は突破して「中級」の入口が見えてきたっぽい。ただ、これからはいくら練習しても進歩を自覚できない「プラトー状態」が延々と続くのだろうし、もしかするとそれで終わってしまうのかもしれないな……。  
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January 19, 2008

07-08シーズン通算8日目:腰パウの日

 事前の天気予報によると、気温が低いのは良いとして、雪が降るかどうかは微妙だったので、とにかく豪雪地帯でかつパウダー争奪戦の競合が少なそうなローカルゲレンデをピックアップして遠征することに。

 で、まんまとこの作戦が大当たり。朝一からの数時間、膝ぐらいの深さのパウダーを存分に楽しむ。

powder run 19 jan 08

 しかも、知人が撮影した写真を後から見てみれば、なんと腰パウの場面もあったようで、なんともビックリ。まぁ、スノーボードならここまで沈むことはないのだろうけど、下手くそなスキーヤーだと全然浮かないので、こんなものかも。当然ツボ足なら胸ぐらいまでズッポリ埋もれてもおかしくないような感じ。

 今回の道具は、某所から無理を言って貸していただいたK2 Seth Pistol。ツインチップのサンドイッチ構造でフレックス柔らかめ。しかも、セックス・ピストルズのアルバムコンセプトをそのままパクった にインスパイアされたグラフィックが正にオヤジ好み(笑)。

seth pistol

 乗った感じは、キャップ板に比べるとやはり反応が粘り腰な感じ。そして、ツインチップのせいなのか、それともフレックスが柔らかいからなのか、いやいやきっと自分が下手くそだからなんだろうけど、後ろ乗りするとウイリー気味な滑走ニュアンスがあって不思議。ただ、Anti Pisteみたいな派手なロッカー(逆反り構造)はないので、あの「暴走」する感じともまたちょっと違う。なんというか、Anti Pisteが90年代シアトルだとすると、Seth Pistolは70年代後半のロンドンという感じ、…って全く意味不明というか、それは単にグラフィックの違いだな(笑)。  
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January 04, 2008

07-08シーズン通算7日目:普通の雪には普通の板が良い

 激しい降雪は見込めなかったので、標高が高く美味しい雪に出会えそうな場所ということで、戸隠スキー場をチョイス。

 この前は雨後のコンディションで滑られなかったけれど、今回は適度に締まった良い雪質。

 最初、脇に残ったパウを狙おうとK2 Anti Pisteに乗るも、これは完全な失敗。ハードパックで太すぎる板は、エッジが入らないので無駄な脚力の消耗につながるうえ、転倒のリスクも増えてしまう。なんとも無駄な食い意地の張りすぎで、全然つまらなかった。そそくさとテレ金具付きアルペン板(Kneissl Rail Scandium)に交代。

 やはり、普通の雪には普通の板が良いと改めて実感。

 あとは、ウロコ板にも劣らないほどのストッピングパワーを実現している、エッジの錆び落としが急務だとも実感(笑)。とりあえず、一緒に滑っていた知人が持っていたオイルストーンを借りて、エッジに軽く当てて応急処置。これだけで滑りがかなり改善された。時間があればチューンに出した方が良さそうかも…。  
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January 03, 2008

07-08シーズン通算6日目:やや重・腰深パウダーに挑戦

 結構積もっているという情報を得て、毎年一度は訪れる某ローカルスキー場へ足を伸ばすことに。わざわざ山形から長野まで、450キロ以上の距離を移動。まさに大馬鹿者である…。

 道具は当然のようにK2 Anti Piste。遂に腰の深さまであるパウに挑戦するも、湿ってやや重い雪はまだ自分の技量でどうこうできる相手ではないことを痛感。板の性能に乗せられて直下るだけで、ターンを自在に操ることはできず。

 その後はテレ金具付きアルペン板で軽く練習。きれいな形のキッカーを目にして、ボードなら飛べるのにと、ちょっとだけ寂しく思う。ま、スキーで無茶して怪我をしてもつまらないので冒険はせず。大人な対応ということで(笑)。  
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January 02, 2008

07-08シーズン通算5日目:ファーストトラックを楽しむ

 再び天元台スキー場でK2 Anti Piste。

 今日はしっかりと始発のロープウェーで登り、上部2つのリフト(しゃくなげロマンスリフト、つがもりロマンスリフト)でアクセスできる未圧雪斜面では、いずれもファーストトラックをいただく。もちろん完全なノートラック。

 しかも朝一番は空が青く晴れて、まさに絶好のパウダー日和だった。満足、満足。(その後は曇り時々雪)

 今日は、すね〜膝下ぐらいのパウで連続ターン滑走の課題をなんとか達成。道具で誤魔化せば、自分ぐらいの技量しかなくても、こういう滑りが出来てしまうのだから、なんとも恐ろしい世の中だ(笑)。

 最後の30分ほどは、新たに知人から譲ってもらった普通の太さのアルペン板(金具はテレマーク用)を試し、12時半頃にそのまま昨日ようやくオープンしたという湯の平コースを下まで降りて終了。ここは狭いコースなのでパラレルターンで滑ったけれど、思った以上に面白かった。昨シーズンに同じコースでかなり辛かったことを考えると、それなりにスキーに乗れるようになってきたようで、ちょっとウレシイ。  
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December 31, 2007

07-08シーズン通算4日目:なんとなくパウダー

 天元台スキー場でK2 Anti Piste。

 米沢市内に着いたのが既に9時過ぎ。空の雲は厚く、雪が降り続く状況。視界不良で滑走不可の可能性もあったので、なんとなくやる気が出ないまま、朝食の後、とりあえずという感じでロープウェー駅まで行ってみる。

 タイミング良く、既に滑走を終えて帰る準備をしている人が駐車場にいたので、状況をたずねてみると、視界はそれほど悪くなく雪も固くないとのこと。その人は、あくまでも美味しいパウダーが終わったので引き上げるということらしい。まるで普段の自分を見るようだ(笑)。

 そんな訳で、あまり期待せずにロープウェーで登ってみれば、そこには良い感じの冬景色が広がっていた。(後から知ったのだけど、12月に入ってから雪があまり降らず、前夜からのドカ雪で一気に冬景色になったらしい。)

 雪質はやや重め。ただ、気温が低く雪が溶けて固まるということがないため、自分程度の技量でも板をとられず、なんちゃってパウダーな滑走を楽しめたのはラッキー。未圧雪バーンの深さは概ね、くるぶし〜すね、一部膝ぐらい。

 Anti Pisteの乗り方も前回よりは要領を得てきたような気がする。ただし、調子に乗っていると、突然切り返し不能になって暴走するという状況があって、これが怖い。

 要は、自分の技量ではリカバリーできない雪面でも、板だけが勝手にスイスイと乗り越えて滑って行ってしまうので、本来なら転倒して止まるべきなのに、そうはならずにどんどん加速するという最悪な事態に陥る訳だ。おまけにソールも良い感じで走ってくれるので、さらに加速していく…。

 ま、自分はあまりテレマークターンにこだわらないので、ヤバイなと思ったらパラレルターンで減速して逃げるようにしているし、それ以外の場でも、疲れたり面倒なときは積極的にパラレルターンを利用することにしている。

 ちなみに、自分の道具の組み合わせはかなり変則(変態?)で、板の長さは174、バインディングはBlack Diamond O2(カートリッジはFreeFlex)、ブーツはScarpa T3(Plus Fit)。こういうファットな板とO2という組み合わせはありがちだけど、そこにT3で乗るというのは、ショップや雑誌などではまず勧められない(というか逆に反対されそうな気がする)。なので、色々と使用感などを書いても、他の人にはあまり参考にならないのかもしれない。  
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December 22, 2007

07-08シーズン通算3日目:新兵器投入

 あまり良い雪は期待できない状況の中で最善のコンディションを求めるべく、それ相応の混雑は覚悟の上で志賀高原焼額山スキー場へ。

 ところが予期に反して、朝7時前の駐車場は、クリスマスに絡んだ三連休の初日とは思えないほどに車の数が少ない。その後、8時の始業直前になっても、ゴンドラを待つ人数が自分を入れて10人に至らないという閑散ぶりにはかなり驚いた…。

 で、今回はいよいよ、例の新兵器、K2 Anti Pisteを投入。

 変態太板を乗るにはちょっと雪がヤバイかなと思ったけれど、そこはさすが標高の高い志賀高原。雪質は予想外に乾いて軽く、適当なドリフトターンで遊ぶには問題なし。しかも、コース脇をはじめとしてそれなりに未圧雪なゾーンがかなり残っていて、早速太板ならではの浮遊感ある滑走感覚を楽しむことができたのはラッキーだった。

 それにしても、このAnti Pisteという板、ウエスト幅100ミリオーバーの太さは伊達じゃなく、少しぐらい荒れた雪面もバンバン乗り越えていくその感覚は、まさにお気楽オートマチックな4WD車を運転しているよう。こういう乗り味をメリットと考えるか、スポイルと考えるかは、人それぞれだと思うけれど、楽してパウを堪能できるという意味では、スノーボードでBurton Fishに出会った時と非常に感じが似ていると思った。

 あとは、そういうお気楽さに安住せず、どんどん自分の滑走技術を磨かないと、本当の面白いパウダーランを体験することはできないので、今後も精進したいところ。とういか、今の自分の未熟な滑走技術でこの板は、かなりもてあまし気味というのが正直なところ(笑)。

 それにしても、実質2時間ぐらいで足が終わってしまうのは何とかしないとだなぁ。後半は踏ん張れなくて転けるパターンが続出。結局、午前券でさえその時間をフルに滑走することはまず不可能なのが悲しい…。

 テレマークスキーを滑ってる人って、皆、どうしてるのだろう? やっぱり、オフトレで完璧な筋トレとかが普通なのかな? ま、自分の場合は、まず減量からだけど……。

 PS. 翌日は戸隠へ出向くも、前夜に雨が降った模様らしく、とても滑る気になれないコンディションで滑走は断念。奧社に参詣、その後は名物の蕎麦を食して帰路に着く。

okusya  
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December 08, 2007

07-08シーズン通算2日目:あれ、かぐらじゃねーの?(Part 2)

Part 1からの続き)

 ロープウェー駅へたどり着いてみると、続々と下から登ってくるお客さんで活気に溢れ、朝一番のがら空きは今や幻。それでも、きっと、まだまだ空いているほうなんだろうね。特にバブルの時代と比べてみれば…。

スキー人気、依然“斜滑降” 関連用品の06年売上高、ピーク時の6割減(FujiSankei Business i.)

 映画「私をスキーに連れてって」が公開され、スキーブームが頂点を極めた1987年から20年。スキー市場は低落傾向を続けていて、天候にめぐまれる今冬にかかる期待は少なくない。社会経済生産性本部が発表している「レジャー白書2007」によれば、2006年のスキー、スケート、スノーボード用品の売り上げは1800億円で前年より3.2%減少した。91年の4290億円から6割近く落ちており、ファッション性の高いスノーボードの登場でも歯止めがかからなかった。

 閑話休題、この人の多さを考えると、さらに人気のかぐら方面が混んでない理由が見あたらない。ロープウェー駅の係員のお兄さんに状況をたずねてみたら、すでに下の駅から上りを待つ人が列をなしているので、みつまたの混雑はかなりのものだろうとのこと。これを聞いて下山はアッサリ断念、かぐら攻略はまたの機会に…。

 で、かなり早めの昼食後に山を見上げてみると、かぐら方面からの斜面にトラックを発見。どうやら、閉鎖中のかぐら連絡コース辺りっぽい。これはチェックするしかないということで、ちんたらと緩い斜面を登坂開始。こういう時、ステップソールのスキー板は便利。それにしても青い空がまぶしく暑い。

 件の斜面の登り付きで、ATスキーにシールを装着している年配の二人連れにご挨拶。シーズン初っ端からこういう人達に出会うのは、やはり場所柄なのだろう。

 とりあえず登ってみることにする。ちょっと登って、すぐにステップソールでは登坂不可能なことを思い知らされる。ま、深雪は無理だよね…。どうしたものかと思っていると、上からCychoのSweetらしき板を履いたお兄さんが滑ってきた。やはりAT金具。で、挨拶がてら軽く話をしてみると、かぐら方面から降りてきて今日はこの斜面で5回目の滑走とのこと。どうやら、この斜面はこの時期の穴場っぽい。ツボ足で登る人が多くてルートが出来たのでシールよりツボ足の方が速いと言うと、さっさと板をザックに取り付け、また登って行った。

 こちらも真似して板を脱ぎ、片手に板2本、片手にストック2本を持って、登坂再開。これがキビシー。特にグラグラする板2本を片手でってのはかなりの重労働。せめて板を固定するバンドでも携行していれば良かった…。

 しかも、安くていいじゃんと思って買った某社のマイクロフリース製シャツが汗を全く解放せず、湿ったままで寒くて最低だった。やはりスポーツウェア向けに素材開発したものじゃないとダメなんだな。このシャツでマジな雪山入ったら死んでしまうと思った。

 そんなこんなで、とても体力的にリフト1本分は登り切れず、コース途中からの滑降。ボードなら楽勝の未圧雪バーンなのに、スキーでは転倒に次ぐ転倒。ただの苦行と化した。一緒に行った知人はボードで至福の時を満悦したらしい。くやしすぎ…。

 もっと精進しないとダメだな。

 次回の滑りでは、おそらく新兵器の投入になると思うけど、このままじゃ、たとえ良い雪に出会っても「猫に小判」、「豚に真珠」ということになりそうだ。

 その後は、普通のコースでひたすら練習。ま、シーズン始まって2日目としては、かなり勘を取り戻せたと思うので良しとしよう。昨シーズン同様に、緩斜面だけで滑っている分には、傍目からも脱・初級クラスの滑りが出来ているはず(ま、ただの自惚れ、思いこみ)。

 それにしても、今回の美味しい未圧雪バーン発見で感じたことは、いつでも登りに対応できる装備は常に持って滑る方が良いということ。スキーを背負えて、さらに最低限の装備を収められる軽量ザックが欲しくなってしまった。ただ、いつでもザック背負って滑るのはちょっとね……。  
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07-08シーズン通算2日目:あれ、かぐらじゃねーの?(Part 1)

 「週末日帰りで初滑りに行くのだけど一緒にどう?」という、前回同様なありがたい知人のお誘いにホイホイのって、東京は夜の午前2時に出発。

 関越が不気味なほどにガラガラで、この時期に滑りに行こうなんて輩は本当にキチガイだけなんだなぁとシミジミしてしまった。ま、道が空いているのに越したことはないので、別に問題はないけれど…。

 今回のお題目は「かぐら」攻略。ま、別に「ARAI」亡き後に人気が出てきたお手軽(?)裏山ルートへ入ってどうのこうのとかじゃなくて、割とメジャーなのに一度も滑ったことがなかったので、どんなところかなという「おのぼりさん」な好奇心を満たすべくという感じ。

 4時過ぎには駐車場へ到着。みつまた側の駐車場はこのご時世にいまだ有料という話だったので、当然ながら田代側の駐車場で仮眠。(これが後々問題となる…)

 朝の7時半からロープウェーが稼働という早朝営業でスタート。別にファーストトラックなんか全く狙っていないのに、なぜか当然のように一番ゴンドラへ搭乗。癖というのは恐ろしい(笑)。で、このとき放送で「かぐらへの連絡ルートはやってない」云々と言っていたのだけど、リフト券はかぐら共通だから、なんらかの手段でかぐら側へも当然行けるものとばかり思っていた。(いまだ問題発覚せず…)

 山頂駅で準備体操などしいているうちに、ゴンドラ第一陣でいっしょだったハードコア風なボーダーご一行様は、見る影も無し。要領を得ないまま、適当にどんどんリフトを登ると、そこには広大かつガラガラの斜面が広がっていた。なぜか当然のようにノートラック。あまり不思議にも思わず、ヤホーイなどと言いながらピステンかかったバーンを飛ばし、うっすら積もったコース脇の新雪などを食って遊ぶ。

 その後、コースを探訪してまわるうち、パトロールに出会ったので、かぐらへはどうすれば行けるのか質問してみた。ここで問題が発覚! なんと、かぐらへの連絡リフトが停止している状況では、一旦下山して、みつまた側から登るしかアクセス手段がないという。おいおい、なんか期待してたのと状況が違うぞ…。

 なんだかなと思いつつ、一旦下山するためロープウェー駅へと戻ることにした。で、ロープウェー駅へ近づいてみると、かなり良い感じの未圧雪急斜面がトラックだらけなのを発見。そうか、そうだったのか。あの山頂駅で見失ったボーダーの連中は、この斜面をサルのように何度も何度も飽きずに滑っていたのだろうということを今頃知る始末。ま、慣れないスキー場はこんなもんだ…。

 なんだか長文になってきたので、Part 2へ続く。  
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November 23, 2007

初滑り:07-08シーズン開始

 11月としては記録的な大雪というニュースを横目にどうしたものかと考えていたら、知人から滑りに行くので同行しないかというお誘いを受ける。板のワクシングがまだ出来ていない旨を伝えると、ありがたいことに板も貸してもらえるとのこと。感謝感激で、同行させていただくことに。

 場所は白馬五竜。道具は、先日「今シーズンはスキーに専念する」宣言した通りでテレマークスキー。

 ゲレンデコンディションは、前日の降雪でテレキャビン(ロープウェイ)の始業が遅れるほどの積雪量(確か天気予報などでは1メートルオーバーと報告されていたはず)。天気は、麓は晴れなのにもかかわらず、山頂はずっと曇りでたまに雪がちらつく冬の空。下の駐車場では暖かいぐらいだったので、なめた軽装で臨んだら寒くてたまらず、下山して着替えるという情けない一幕も(笑)。

hakuba goryu 23 nov 07

 滑走できたのは、パノラマコースとグランプリコースの2つのみ。初滑りということで無理はせず、ひたすらパノラマコースを滑る。

 それにしても、昨シーズンも下手だった滑りがさらに下手になっていて、かなり凹む。

 コース脇にはうっすらと新雪が乗っていて、なんとなくパウダー(笑)な感触も楽しめた。後から、一度だけグランプリコースを試したのだけど、なんと朝一なら間違いなくバフバフ(?)のパウを楽しめた名残があったりして、ちょっと惜しいことをしたかも…。しかしながら、自分の技量が、ボードなら楽勝の地形でも、テレマークスキーでは超難関コースに早変わりしてしまうような状態なので、無理は禁物。

 12時過ぎには足腰ともに、完全に「売り切れ」で撤退。ま、初滑りはこんなものだろう。

 ちなみに、翌日も滑るはずだったのに、朝起きてみたら参加者全員が筋肉痛を訴えて、アッサリと帰途についたのは秘密の話。歳はとりたくないものだなぁ…(笑)。  
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