February 24, 2018

どうでもいい話:「ストリート」って何?

 なぜか業界くん的な仕事をやる事態に巻き込まれる変な夢を見た。で、企画方針として「ストリート」なものを目指してほしいみたいなことを言われて、頭の中が「???」となったのだけど、考えてみればずいぶん昔から「ストリート」的な何かをイケてる価値観として推すみたいなことはずっと業界的な世界ではあるように思う。

 しかし「ストリート」って何なのだ?

 なんとなく自分が経験的に理解しているのは、大人(と書いてオッサンと読む。本当の性別は関係なくてオバサンもオッサンに含まれる)達が若者(と書いてコドモと読む。本当の物理的な年齢は関係なくてヤングな気持ちの情弱な人達全て)向けに何かを売りつけようとする時に、ストリートなセンスはとても重要だったりするよね。

 要は古い日本語に翻訳すると「ストリート」=「ツッパリ」なのかな? 「なめんなよ!」的な感じなのだろうか。その時点でかなりセンス悪いというか、業界の大人達が若者に向けて何かをでっち上げた時点で、本来の若者からすればなめんなよという感じなのだけど、なぜか皆ありがたがったりする訳で、そういう仕組みに荷担している自分は死にたくなるぐらい恥ずかしくて格好悪いのだけど、それを我慢して厚顔無恥な感じで堂々と売りつけるのが大人な仕事人という感じでもある。ストリートと言われた時点でやばい金の匂いはプンプンするので、そういう893な世界に憧れる者にとってはとても魅力的でもあるけれど。

 ちなみに英語では「street wise」という言い方もあるけれど、日本語の「ストリート」にはそういうセンスは感じないというか、ストリートをありがたいともてはやす時点で「street stupid」になってしまいそうだ。

 ストリートと言った時点でストリート感が100パーセントなくなるメタな状況というのが面白いとも思うけれど、なんだかなという脱力感は拭えない。

 まー、たまたま変な夢を見たのでこんなことをしばらく考えていたけれど、どうでもいい話だよね(笑)。
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