November 28, 2014

どうでもいい話:ベルデン8412の結線の仕方が間違っていた

 ずいぶん前にギター用シールドケーブルの音質比較をやって、ベルデン8412の音が悪くて全く自分の好みじゃなかったということを書いた。

 なので、自作した8412のケーブルはその後使っていなかったのだけれど、世の中的に8412はやはりそれなりの評価があって、これはどういうことなんだろうと疑問に思ったり。もしかしたら、自分の結線の仕方に問題があったのではなかろうかという疑問がふつふつと沸いてきたので、改めてネット検索してみた。

 で、判ったことは、ちょっとオカルトぽい「セミバランス」接続は置いておくとして、普通にギター用でアンバランスな接続をするためのシールドケーブルの作り方としては、1芯をホットに、残りの1芯をシールドと束ねてスリーブに落とすのが標準的な結線ということらしい。これまで自分は2芯を束ねてホットにして、シールドだけスリーブに落としていたのだけれど、その方法だとずいぶん音質に影響が出るということが発覚。

 あわてて、標準的な結線の仕方にやり直して試奏してみたら、なんとヌケが悪くて不満に思っていた部分が随分解消されてビックリした。

 これはもしかしたらセミバランス接続もそれなりに影響あるのかもねと思いつつ、そちらは扱いが面倒になる(ケーブルの接続方向に指向性が生まれてしまう)ので、手を出さず。

 いずれにしても、8412と9395は音のあり方が相当違うので、人によって好みはハッキリと分かれそう。個人的には8412はシングルコイル系でクランチーな音を求める時やベースで味が出るんじゃないかと思う。クリーンな音なら演奏する音楽に合わせて8412と9395を使い分けてピッタリする方を選ぶ感じ。9395の方が立体的な質感の音になると思う。そういう響きが具合良い時と、邪魔になる時があるから、本当ケースバイケースかな。残念ながら、オーバードライブ以上の歪み系な条件については、自分はまずそういうのを弾かないから全然判らない……。
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