March 03, 2013

ラブソングの傾向と対策

 ちょっと前に音楽サービス「Pandora」の音楽アナリスト、Steve Hogan氏が書いたブログの要旨をまとめた記事がビルボードに「Anatomy of a Love Song: Pandora Analyst Offers Tips to Songwriters」として掲載されていた。

 バレンタインデーのネタ記事なんだけど、そのうちどこかのパクリサイトにでも紹介されるだろうし、わざわざ翻訳するほどでもないなと思っていたのだけれど、どこも取り上げていないようなので、かなり乱暴に意訳してみることに。

1.世の中で流行ったラブソングの6割以上は、生楽器が好んで使われている。だからもしラブソングをアレンジするのなら、ストリングスやピアノ、生ギターなんかを使うのが効果的。

2.Pandoraで最もよく再生されるラブソングの9割以上はメジャーキーで作曲されている。例えば、テンプテーションズの「My Girl」もホイットニー・ヒューストンの「I Will Always Love You」もメジャーキーの曲だ。

My Girl - The Temptations


I Will Always Love You - Whitney Houston


3.ラブソングのテンポはBPM 82.28。ザ・フレイの「Never Say Never」やリチャード・マークスの「Right Here Waiting」が良い例だ。

Never Say Never - The Fray


Right Here Waiting - Richard Marx


 まぁ、Pandoraのデータから統計的に分析するとそういうことになるらしい。ラブソングを作ってみようと思う人は参考にしてみると良いかも。もっとも、こうしたからといって、ヒットするかどうかはまた別の話……。
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