October 29, 2012

どうでもいい話:コンプの使い方がちょっとだけ判ったような気がする、ほんのちょっとだけ…

 見よう見まねで宅録みたいなことを始めてから、本当に随分な時間が経ってしまったけれど、コンプレッサーの使い方がずっと判らずにやってきた。

 昔はサンレコの記事なんかにだまされて、ドローマーのLX20を手に入れて、それをカセット4トラとかにインサートして、一体何やってるのか自分でも判らないとか、かなり悲惨なことをやっていた(笑)。

 結局あのドローマーは当時仲良くしていた某エンジニアのところへタダ同然で引き取られていったような気がするけれど…。

 で、今回、習作の「S30 Dreaming」をミックス中のこと。

 右から左へ流れるホワイトノイズ系のパーカッションのレベルを調整していたら、打ち込んだ時にはサイコー!とか思いながら演奏してたはずなのに、プレイバックでちょっと引いて客観的に聴いてみると、そのアクセントのあり方がオケの中で収まりが悪い。

 色々とバランスをいじってみてもイマイチ。で、試しにコンプを浅くかけつつ、スレッショルドとアタックとリリースを調整してみたら、頭の中で鳴っていた音のイメージと同じようなタイミングを見つけることが出来た。

 あー、そうか。コンプというのはこういう風に使うものなのかと、このとき生まれて初めて気がついた次第。

 ずっと勘違いしていたけれど、コンプというのは、元からカッコイイはずの音を、さらにそのイメージに近づけるためのツールではあっても、決してはじめからダサイ音を格好良くしてくれる魔法のエフェクターではないのだ。

 いやぁ、ここまで来るのに途方もなく長い時間をかけたもんだな(タメイキ)。

 しかも、これに気がついたからといって、じゃ、コンプを上手に使えるようになったかというと、そんな訳あるはずが全然ないし……。
このエントリーをはてなブックマークに追加