May 19, 2007

どうでもいい話:70年代ロック・アルバム・ベスト100

 個人的にはもうどうでもいい話なんだけど、真面目で年寄りな洋楽ファンの間ではそれなりに結構根強い人気がある音専誌「レコードコレクターズ」が創刊25周年記念企画として「ロック・アルバム・ベスト100」なんてのをやってるらしい。

 で、このベスト100の「70年代」版に対する「子供騙しの猿仕事日記」さんの感想エントリー「The World is a Ghetto」には全く同感と言うほかない。

 この100選は偏向しすぎ。まるでどこかの新聞みたい(笑)。まぁ、そういう匂いがあるから、オレは昔から「マガジン」系のレビューが好きになれないのだけど(もっとも、他の音専誌のレビューも似たり寄ったりというか、全然参考にならない場合がほとんどだ…)。

 例えば、ピストルズの「Never Mind The Bollocks」なんて、70年代ロックアルバムの優れた100枚の中の1枚に選ばれていること自体は良いとしても、どう考えても70年代に発表された作品群の頂点、つまり1位に選ばれるほどのものではないと思う。

B00000G6PJNever Mind the Bollocks Here's the Sex Pistols
The Sex Pistols
Virgin


 同アルバムに対する個人的な評価は、ちょっと言葉では上手く表現できないのだけど、なんというか、あの1976年前後の時代性を記録した名曲の数々を収めているのにも関わらず、アルバムというパッケージで見た場合、なぜか存在感がイマイチというもの。だから、収録曲そのものに対しては数々の思い入れとかがあるのに、アルバムに対しては愛着が全然なかったりする。なんか微妙なんだよね…。

 PS. ベスト100選担当者の一人がブログで語っていた。要は、「評論家的な客観性など一切考えず自分の好きなものだけ並べたのでめちゃくちゃ」なんだそうだ。まぁ、オレはこの人のレコ評とかは全然参考にしてないので、勝手にやってろという感じ(笑)。
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