May 09, 2007

Apple製品がカッコイイ理由:他社製品がダサイ理由

 Mac Rumorosの5月8日付け記事「Inside Apple's Industrial Design」が紹介している話はかなり興味深い。

 元ネタは、Technology Reviewによるインタビュー記事「Different - Inside (sort of) Apple's industrial-design machine.」で、Apple製品のデザインワークで深い関係にあるFrog Design社の上級副社長Mark Rolston氏が答えたもの。かなりの長文なので、とりあえずは「後で読む」状態(笑)。

 Mac Rumorosの記事でも引用されている以下の部分はとくに面白いと思う:

"We do a lot of similar products for other companies--say, Sony. But the process of approval, and collaboration generally--for everything from shape to engineering--involves tons of people, taking up to 50 percent of the time, watering it down." What makes Apple Apple and not Sony, says Rolston, is clarity of voice and vision.

 つまり、某ソニー(笑)なんかでも同じように最初は先鋭的なデザインワークに着手するのだけど、途中で社内の色々なところから物言いがついて、結局はどうでもいいようなデザインに様変わりしてしまうということらしい。

 ま、自動車のコンセプトモデルがカッコイイのに、製品化されるとダメになるのと同じで、量産化される工業製品を格好良くするためには、かなりの努力が必要なのだろう。
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