March 17, 2007

滑走記録メモ(番外編)

 普段スキー場で滑ることがほとんどないという強者の知人について、群馬県の玉原高原にあるスキー場を起点にした裏山ツアーへ出かけた。天気は雪。道具はステップソールのテレマークスキー。

 視界が良ければ、スキー場の上から北側の沢に入るパターンも可能だったけれど、残念ながら北風が吹く真冬のような天気だったので、比較的安全なルートで尼が禿山を目指す。

 登りでは、シールの恩恵を改めて実感。とにかく、ステップソールでは切り返さないとこなせないような斜面でも、普通にショートカットしてバンバン登るのはスゴイの一言。

 山の上でお湯を沸かしてカップラーメンを食べる。別になんてことはないカップラーメンなのに、身体が温まって最高に美味い(笑)。

 山の上から斜面を下る。しかし、残念ながら期待したほどの軽いパウダーには出会えず、クラストした雪が多かった。ターンするつもりが、バンバン転ける。悲しいかな、これまで整備されたスキー場で鍛えたつもりになっていた滑走技術は、この山の中では全然通用しなかった。

 一緒に行った知人が、山の中の滑りは難しいから悲観することはないと慰めてくれたけれど、まだまだ自分程度の技量では、山の中に入ってはいけないのだなと痛感した。例えは悪いけれど、木の葉落とし程度しかできないのに、未圧雪斜面に入って埋もれて動けなくなっているスノーボーダーと同じことを自分はしたのだなと思う。あまりに未熟だ。いい歳をしたオヤジがやるべきことじゃない。

 今後も山での滑りには挑戦したいと思うけれど、まずはスキー場の上級斜面を軽く滑られるぐらいのオールラウンドな技術は身につける必要がありそうだ。それでようやく、山の中では初級レベル程度なのだろう…。

 翌日の日曜日は、コソ練を兼ねてスキー場で滑ろうと思ったけれど、どこも激混みでとても滑る気になれず撤退。家に着いたら疲れて寝込んでしまった(笑)。
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