February 25, 2007
[時事]
気になる話:国民投票法案
神保哲生氏のブログで「国民投票法案の中身を知っていますか」というエントリーがあった。
国民投票法案の正式名称は「憲法改正国民投票法案」だ。そして、恥ずかしながら、その内容について自分はあまり詳しくなく、同氏のブログを読んで初めてその問題点の要旨を知った。
まず感じたことは、やはり同氏が指摘するように「メディアが法案の問題点を積極的に指摘しようとしない点」が非常に気になるところ。
指摘されている問題点で、個人的に一番不気味に思ったのは、「投票が有効になるための最低投票率が設定されていない」という事実。
まぁ、そんなことはまずあり得ないのかもしれないけれど、極論としては、30パーセント程度の投票率であっても、そこで過半数の賛成票があれば、憲法は改正されることになる。つまり、その場合(投票率が30パーセントなら)、選挙権を持つ国民のわずか約15パーセントの意志によって憲法改正が決断されることも可能であることを意味する。
もっとも、日本の選挙自体が同じような仕組みで運用され、そういう結果によって各種議会の議員や知事等が生まれているのだから、もうどうしようもないのかもしれないけれど…。(ちなみに最近の選挙の投票率は実際に3割台なんて事態も起きている)
さらに本質的な問題点は、「賛成」か「反対」の二者択一しかない投票方式に対して、どのような憲法改正案件が提示されるのかは政府の思惑にまかせるしかないということ。
ちょっと嫌な感じがしなくもない……。
国民投票法案の正式名称は「憲法改正国民投票法案」だ。そして、恥ずかしながら、その内容について自分はあまり詳しくなく、同氏のブログを読んで初めてその問題点の要旨を知った。
まず感じたことは、やはり同氏が指摘するように「メディアが法案の問題点を積極的に指摘しようとしない点」が非常に気になるところ。
指摘されている問題点で、個人的に一番不気味に思ったのは、「投票が有効になるための最低投票率が設定されていない」という事実。
まぁ、そんなことはまずあり得ないのかもしれないけれど、極論としては、30パーセント程度の投票率であっても、そこで過半数の賛成票があれば、憲法は改正されることになる。つまり、その場合(投票率が30パーセントなら)、選挙権を持つ国民のわずか約15パーセントの意志によって憲法改正が決断されることも可能であることを意味する。
もっとも、日本の選挙自体が同じような仕組みで運用され、そういう結果によって各種議会の議員や知事等が生まれているのだから、もうどうしようもないのかもしれないけれど…。(ちなみに最近の選挙の投票率は実際に3割台なんて事態も起きている)
さらに本質的な問題点は、「賛成」か「反対」の二者択一しかない投票方式に対して、どのような憲法改正案件が提示されるのかは政府の思惑にまかせるしかないということ。
ちょっと嫌な感じがしなくもない……。