January 31, 2006

単に面白い作品が無かったからじゃないの?

 日経の1月30日付けで「2005年の音楽ソフト販売、11.9%減・邦楽CD低迷」という記事があった。

 この見出しだけを見ると、邦楽だけが低迷しているようだけど、記事本文を読めば、洋楽はさらに悲惨なことになっているのが判る。

 で、面白いのは、「クラシックに限ると04年より2.8%増えた。クラシックのベスト盤などのヒットが貢献した」という事実。クラシック作品の売り上げ増に関しては、某マンガが関係していたりと、複数の要素が相互作用していることは確かだけど、結局は、純粋に音楽としてのパワーが、今のリアルタイムな音楽よりもクラシックの方が優っていたということなんじゃないのかな?

 最初から音楽として面白くないものを、いくらビデオクリップやその他の付加価値(例えばエロとか…)で演出しても、それは音楽としての価値が無いのだから、誰も金を出して買おうとは思わないだろうしねぇ…。

 ま、今時のレコード会社は、どこも真剣に「音楽」を売ろうとは考えていないのだろうし、ユーザーの方でも音楽じゃなくて、単なる物欲解消ストレス発散アイテムとしてCDを買っているだけなんだろうけど(笑)。
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この記事へのコメント
クラシック音源は、ネット配信よりも音質の良いCDで欲しいと思わせる要素もかなり影響してそうな気がしますね。

自分の場合、のだめはちょっと絵が好みじゃないので全然手をつけてないのですが、モーニング連載の「ピアノの森」は毎回楽しみだったりしてます。
Posted by wms at February 01, 2006 00:08
ぼくも、買った国内ポピュラーCDの数も金額も、クラシックCDより少ない。当然ながら、のだめ効果ですけど。
Posted by koya at January 31, 2006 23:01