January 27, 2006
[時事]
風が吹くと桶屋が儲かる?
とりたてて面白い記事というほどでもないのだけれど、Digital Music Newsの1月26日付けコラム記事「Resnikoff's Parting Shot: How Disney/Pixar Affects Music」は文末を以下のような形で締めている:
要は、今回のDisneyによるPixar買収が、結果的には回り回って、Appleの力をさらに強めることとなり、iPodに対抗できるようなハードウェア製品は今以上に出にくくなるだろうし、音楽産業もAppleに有利な契約でiTMSに参加することになりそうだという分析のようだ。まさに「風が吹くと桶屋が儲かる」的な論理展開。
果たして、本当にそういう事態になるのかどうかは今のところ謎だけど、日本のハード&ソフトメーカーが、今回の事件をあまり歓迎していないであろうことは確かだろう。
こういう状況の中で、AV機器を作るハードメーカーに限って言えば、もはや日本国内のどうしようもなく時代に取り残された著作権&放送関連の決まり事にとらわれることなく、日本以外の国でどれだけ「Web 2.0」的(笑)な展開に対応可能な製品を提供できるかに、生き残りの勝負がかかっているような気がする。
残念だけど今後は、世界的にヒットしているのに日本では使えないAV製品なんてのが出てきそうだし、そういう製品を作っているのが日本企業という事態は十分にあり得るだろう。
一方で、ソフトウェア産業に関しては、アニメ人気も一段落してきているようだし、ハードウェア産業以上に未来への道は険しい感じ。特に音楽業界は、大がかりな海外進出を前提としてわざわざ輸入権みたいな法律まで作ったのに、その後も海外でバカ売れしたなんていう話は全然聞かないしね…。
Major labels have grown to hate the dominance of iTunes+iPod, as it minimizes their leverage and control of music distribution. Now, the Disney alliance will make the entrance of an "iPod killer" even more difficult, giving Apple even more leverage in upcoming license negotiations.
要は、今回のDisneyによるPixar買収が、結果的には回り回って、Appleの力をさらに強めることとなり、iPodに対抗できるようなハードウェア製品は今以上に出にくくなるだろうし、音楽産業もAppleに有利な契約でiTMSに参加することになりそうだという分析のようだ。まさに「風が吹くと桶屋が儲かる」的な論理展開。
果たして、本当にそういう事態になるのかどうかは今のところ謎だけど、日本のハード&ソフトメーカーが、今回の事件をあまり歓迎していないであろうことは確かだろう。
こういう状況の中で、AV機器を作るハードメーカーに限って言えば、もはや日本国内のどうしようもなく時代に取り残された著作権&放送関連の決まり事にとらわれることなく、日本以外の国でどれだけ「Web 2.0」的(笑)な展開に対応可能な製品を提供できるかに、生き残りの勝負がかかっているような気がする。
残念だけど今後は、世界的にヒットしているのに日本では使えないAV製品なんてのが出てきそうだし、そういう製品を作っているのが日本企業という事態は十分にあり得るだろう。
一方で、ソフトウェア産業に関しては、アニメ人気も一段落してきているようだし、ハードウェア産業以上に未来への道は険しい感じ。特に音楽業界は、大がかりな海外進出を前提としてわざわざ輸入権みたいな法律まで作ったのに、その後も海外でバカ売れしたなんていう話は全然聞かないしね…。