January 20, 2006

カレシの元カノの元カレを知ってたからってどうなのだ?

 日経BPの特集記事「HIV感染者・AIDS患者は累計1万人突破!」によれば、「日本は先進国で唯一、新しい感染者が増加」しているそうで、久々に「Japan As No. 1」を世界に向かって高らかに宣言することが出来そうな感じでウレシイ。

 ま、冗談はさておき、例えば、AC公共広告機構がやっている「カレシの元カノの元カレを、知っていますか。」というやつにしても、若者ウケを狙っているのだろうけど、何が言いたいのかが抽象的すぎてサッパリ判らないし、HIV・AIDS関連の啓蒙活動としては拙すぎると思う。だいたい、今時の若者は想像力が貧困なんだから、あんなイメージ広告じゃなくて、もっと具体的に、AIDSになると何が自分の身に起きるのかを克明に知らせるべきだろう。

 日経記事で笑えるのは以下の部分:

「自分はHIV/AIDSに感染しない」と考える人が19%、「可能性は低い」と併せると93%が、「自分とは関係ない他人事」と答えた。

 20数年前にAIDSが初めて世界的な話題になった時、「AIDSは同性愛者だけがかかる謎の病気」という認識があったりしたのだけど、大方の日本人の意識の在り方は今もその頃とはほとんど変わってないようだ。

 厚生労働省はそろそろマジで、海外売春ツアーとかを法的に規制するようなことを考えた方が良いと思う。だいたいこの手のことに手を出す連中は、絶対自分は大丈夫と信じてるからねぇ…。
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