November 28, 2024

最近気に入っているピック:JIM DUNLOP JAZZ III

 エレキギターを弾くときは長らく「Dunlop Primetone Small Tri」の1.3mmを愛用してきたのだけど、ここ数年は家で弾くときはピックを使わなくなってしまった。理由は、家で適当にダラダラ弾くときにピックで弾くのはなんだかシャカリキ過ぎるような気がしはじめて、試しに指で弾いてみたら悪くない感触だったというのがきっかけ。一度指で弾くようになると、家でわざわざピックを持つのは面倒くさくなってしまったというのもある…。

 ただ、外に出てセッションだったりスタジオ遊びで弾くときは、やはり他の面子の演奏が熱いとこちらも思わず力が入る。そんなときに指弾きだとまだまだちょっと負けてしまう気がしてピックで弾くことになる。でも、一度指弾きに慣れてしまうと、かなり小ぶりだと思っていたPrimetone Small Triでも、ちょっと大きくて持て余す感じになってしまった。

 それで、色々と小ぶりのピックを試してみたら、昔は小さすぎてとても自分には使いこなせる気がしなかったダンロップのJAZZ IIIが良い感じだった。素材や厚さの違う種類をあれこれ買ってきて、弾き心地や鳴り方を比べていったら、TORTEX素材の1mm前後が今の自分には合っていると感じた。

 最近はその日の体調や参加する演奏のノリに合わせて、0.88mm、1.00mm、1.14mmの中から今日はこれが調子良さそうかなと感じるものを使うようにしている。

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 写真の左端の0.88mmのピックは使っているうちに表示が全部剥げてしまったので、白のペイントマーカーで「8」と書いて間違わないようにした。そのうち他のピックも表示が見えなくなったら数字を書くことになりそう(笑)。

 本当は黒いのがタッチも好きなのだけど、なぜか1.14mmは黒いものが手に入らないので紫色のやつを使っている。ダンロップ以外からもJAZZ IIIタイプは色々出ているけれど、弦に当たる感触がダンロップの黒のTORTEXが一番好感触だったので、今はダンロップ製で揃えている。自分のような技量程度でもピックの素材の違いが弾き心地に影響することに改めて気づいてちょっと驚いたりもした。  

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November 05, 2024

ストラトタイプのトレモロユニットを手のひらビブラート対応のフローティング設定にする

 ストラトタイプのトレモロのセッティングは本当に悩ましい。これまで持っているストラトタイプのギターについては、トレモロユニットをベタ付けにしたり、フローティングにしてみたり、または疑似ハードテイル化してみたりと試行錯誤の連続。

 極端なアーミングはほとんどしないけれど、折角トレモロが付いているならたまにコードをジャラーンと鳴らした時に軽いビブラートをかけたいと思うことがある。アームを使って揺らすほどではない感じなので、弦をミュートさせないような感じで手のひらをユニット部にのせて軽く力を入れるてゆるゆると動く感じのフローティング設定にできると楽しい。そういう使い方が出来ると知ったのはGreg Kochがデモ演奏で多用しているのを見て。以下のデモ演奏はかなり誇張したやり方をしてるけれど、もっと微かで繊細な効かせ方もできるし、自分はアームを外した状態でこの奏法をやるのが好きだ。



 ということで、改めてフローティングのセッティングを詰め直すことにした。これまでスプリングの本数は4〜5本で真っ直ぐに張ることにこだわっていたけれど、考え方を全く変えて今回は3本斜め張りを試してみた。スプリングは4〜5本張りのときは弱めのものを選んでいたけれど、3本斜め張りでは標準装備されていた少し堅めのものに戻した。

 この状態で緩いフローティング状態にしてアーム無しの手のひらビブラートをやってみたところ、これまでよりもふんわりした鳴り方で気持ち良い。この状態でしばらく試奏しているうちにスプリングの共鳴音が気になってきたので、スプリングとボディの間にフェルト生地を挟み込んでスプリングを軽くミュートするような状態にしてみたら、アンプから出る音がクリアな感じになって、より自分好みの音になった。

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 ということで、一時は我が家にある3本のストラトタイプのギターはベタ付けか疑似ハードテイル化されていたのだけれど、今では全部がこの3本斜めがけスプリング&フェルト生地ミュート仕様のフローティング設定になってしまった。また、そのうち気に入らなくなって、違うセッティングになるのかもだけど(笑)。  
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