July 28, 2013

ミックスの練習:irresistible seduction (new mix)

 昔作った曲を今改めて聴き直すと、ミックスが今ひとつと思うことが多い。で、演奏自体は結構気に入っていた曲があったので、ミックスをやりなおしてみた。



 以前に公開していたバージョンは、とにかく音圧を上げることばかりに気がいっていて、演奏のダイナミズムみたいなものが失われていた。今回のミックスでは楽器の持つニュアンスをできるだけ活かしつつ、ヌケを良くして、さらに音も大きく聞こえるように工夫してみた。

 さて結果は?

 まぁ1年前のミックスよりは良くなったかな。最終的にSoundCloudのMP3ストリーミングで再生させても、それなりには聞こえてるような……。ただ、翌日になって客観的になって聴き直してみると、まだまだ物足りない部分もたくさんあるので今後も修行あるのみだなと思ったり。  

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July 21, 2013

プログラムとミックスの練習:future dreams (which shall never come true)

 Logic標準装備のソフトシンセをいじっていたら好きな音色のプリセットがあったので、それで遊んでいたら出来た曲。ヴァンゲリスの「Blade Runner」とKLFの「Chill Out」へのオマージュ的な何かということで(笑)。



 最初はBPMだけ決めて、ディレイで返ってくる音をガイドにしつつそれ以外のリズムは全く無し(クリックも聞かず)でシンセを適当に演奏したものをリアルタイム録音。Chill Outのあのペダルスチール的なニュアンスの音を探るような感じで楽しむ。

 で、シンセを録り終わってからリズムパターンを決めるという、普段の作り方とは全く逆のパターンで組み上げていく。ちなみに、メインのシンセ演奏は完全に一発録りでテイクワン。本当は頭にもっと長いフリーフォームみたいな演奏が延々あったのだけど、そこはカットしてスッキリと始まる形にした。

 ドラムもLogic付属のApple Loopsから。本来はBPM140ぐらいのアッパーなブリープ系のパターンをBPM102まで落として使用。キックは別の音を追加。ハイハットは別トラックに分けてゲートで余韻をカットした。

 ベースは手引きでバターンを色々弾いて、それをエディットしてシーケンサー風のニュアンスに。

 そのあと、ソフトシンセでリフ的なパターンと、ブレイクでのソロ的な演奏、さらに効果音的なパターンをいくつかダビング。

 SEも全てApple Loopsから。チョイスはChill Outをかなり意識してみた(笑)。あと、ケータイ呼び出し音は最初バイノーラル処理のプラグインで、ヘッドホン使って聴いたらビックリするようにしてみたんだけど、思ったような効果が出なかったので単に逆相でミックスする程度に。

 ミックスではラージモニター使って低音のあり方を確認できたら良かったんだけど、残念ながらうちにはそういうものが無いので、ヘッドホンを使って適当に確認しただけ。最後は2ミックスが出来た後、もう一度簡易マスタリング的な形で低音は整理したつもりでも、大きなスピーカー使ってデカイ音で聴いたら、低音がかなり厳しいかもしれない……。

 ノリだけで作った割に、個人的にはかなり気に入った作品に仕上がった。惜しむらくは、SoundCloudだと圧縮音源になってしまうので、どうしてもエコーの広がりがイマイチなところか。  
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July 04, 2013

久々にすごく好きなボカロ曲があったので応援してみる 【GUMI】EP【オリジナル曲】

 たまたまTwitterで流れてきたボカロ曲のリンクをなんとなくクリックして聴いてみたら、これがツボだった。とても好きなタイプでリピート再生してみたりとか。良いなぁ、これ。

【GUMI】EP【オリジナル曲】


 ちょっと初期XTCぽいギターとキーボードの絡みがとても気持ち良い。こういう作風のボカロ作品が出てくるなんて想像だにしてなかった訳で、本来なら自分がやらなければならなかったことなんだけど、自分がやるよりもずっと素敵な感じで、こうしてファンの一人として聴くことが出来てとてもウレシイ。

 素粒子49さんという人が作っているようで、他の作品もかなり面白い。

【巡音ルカ】ヨルムンガンド【オリジナル曲】


【初音ミク】不思議な体験【オリジナルPV】


 「不思議な体験」はウィスパー系ポップスの体裁になっていて、今のボカロはこういう声も出せるんだとビックリしたり。知らない間に随分色々出来るようになったんだなと感慨深い。

 ということで、素粒子49さんの今後の活動はすごく期待してるし応援してます。

 あと、出来ればミックスやらせて欲しいなーとか(笑)。  
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July 01, 2013

コンプライのイヤホンチップを試してみた

 ソニーのイヤホンをたまに使うのだけど、純正のイヤホンチップがどうも耳に合わなくて、サイズを大きめにすると耳が痛くなるし、小さめにすると耳にフィットせずグラグラするという状況だった。で、ツイッターで何か良いチップがないかなとたずねたら、コンプライ(Comply)の製品を教えてもらった。

 値段が高い割に耐久性が低そうだけど、概ねネットでの評判は良いようなので、思い切って試してみることに。

 結果としては耳のフィット感については文句なし。これなら1時間とかつけてても痛くなるようなことは無さそう。

 音質については、全体的にドラムやシンバル、パーカッションの音抜けが良くなったような気がする。あとはリバーブとかね。ただ、これまではフィット感が不満で音に集中できてなかったのが、イヤホンチップを交換したらフィット感でイライラすることがなくなって音に集中して聴けるようになっただけという話なのかもしれない(笑)。

 さすがに電車の中のような環境ではノイズキャンセル機能という訳ではないので、まぁそれなりの遮音性能。自分はイヤホンやヘッドホンで音をでかくして聴くことはまずなくて、どんなに密閉度の高い製品でも外のノイズが聞こえるので。

 耐久性という面ではかなり気になるけれど、耳のフィット感で不満のある人は試してみると良いかも。ただし、乱暴な扱いするとすぐに壊れそうだね…。

B002ODUEDOComply(コンプライ)イヤホンチップ Tx-200 ブラック Mサイズ(3ペア)
Comply(コンプライ)

ソニーの現行イヤホン製品だとサイズは200番。自分はこの耳垢フィルター付きタイプを購入。とりあえずフィルターでハイ落ちとかは気にしなくて大丈夫ぽい。
  
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