March 25, 2013

どうでもいい話:ベルデン8412も試してみたけど自分には向いてなくてガックリ

 ギター用ケーブルでベルデン9778が自分の好みではなかったという話を書いたけれど、その時に8412と思いこんでいたケーブルが実は9395だったことが発覚。

 で、それならばと思い、今度は8412を入手して試してみた。

 結果として、これがもう本当にガックリ、全然好みじゃなかった。自分がギターで美味しいと思う音が全然出てこない。妙にのっぺりと詰まった音。世間の評判を鵜呑みにするのは本当に危険だなと改めて実感。

 結局、音の好みは個人で全然違うし、それで問題なし。とくにギター用ケーブルなんてのは、オーディオ用とも違って、各人の趣味で押し切れば良い訳で。ということで、今のところ自分には9395がベストぽい。

 8412は6弦ベース(バリトンギターとも言う)で使えそうな音だから、捨てずにとっておこうとは思うけれど、今後ギターで使うことは一生無いだろうなぁ……。

4845617994ミュージシャン/クリエイターのための電源&ケーブル入門
サウンド&レコーディング・マガジン編集部
リットーミュージック 2010/03/15

あなたはケーブルを軽視していませんか!? ミュージシャンならば、楽器や音楽ソフトにこだわるのは当然ですが、今は機材同士をつなぐ“ケーブル”に凝るのも常識となりつつあります。なぜなら、そこで音質が変わるから!です。本書では、電子機材を動かす電源ケーブル、ギターとアンプをつなぐシールド・ケーブル、レコーディング機材同士を接続するライン・ケーブル、そしてコンピューターとオーディオI/OなどをつなぐUSB/FireWireケーブルなどなど、ケーブル入門者に向けた製品を計200点ほどレビュー。(書籍紹介文より)
  

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finalvent「考える生き方」を読んだ

 出版されてからずっと気になっていた本をようやく読む。

4478023239考える生き方
finalvent
ダイヤモンド社 2013/02/21

仕事・家族・恋愛・難病・学問、そして「人生の終わり」をどう了解するか。ネット界で尊敬を集めるブロガーが半生と思索を綴る。(書籍紹介文より)

 予想した以上に読んでみて色々と発見のある本だった。特に沖縄の章では、収容所のことなど生まれて初めて知る話で驚きだった。沖縄は機会があれば住んでみたいとも思った。

 それにしても、著者はもっと世代の離れた方だと思っていたら、だいぶ近いというか、おそらくは、ある時期にかなり身近にいて、もしかしたら同じ風景を一緒に見ていた可能性もあることに、なんとも言えない感慨を覚えた。著者のブログは長年読んでいて、なぜか惹かれるもののあるのがずっと不思議だったけれど、この本を読んでようやくその謎が解けた感じ。

 この本の副題は「空しさを希望に変えるために」とあって、老若男女を問わず、人生を考えるようなことがあったときに読んでみると良いのかも。ハッキリとした答えが何か書いてある訳ではないけれど、とりあえず生きていても良いんじゃないかという気持ちになれるから。あと、勉強のこと、リベラル・アーツのことを語った第5章は、ここだけでも若い人、とくに高校生ぐらいに読んでもらえると良いなと感じた。こういう考え方を知っていると、受験やその後の大学のあり方が全然変わってくるはず、もちろん良い方に。

 自分の場合、この本を読んでちょっと結婚してみたくなったし、子供もいればおもしろいかなと思ったり。まぁ、歳とり過ぎだし、他にも問題ありすぎて、そういうのは今さら無理だろうけれど(笑)。

 最後に、ちょうど季節の写真を撮ったのでアップしておくことに。

IMG_1288

  
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March 24, 2013

どうでもいい話:やはりUSBケーブルでも音はかなり変わる

 ギター用のケーブルで結構音が変わるという話を先日書いたけれど、そんなことがあったのも影響して、USBケーブルで音が変わるかどうかを実験してみることに。

 実験の要領は、普段使っているオラソニックのスピーカー「TW-D7IP」のドック部分とPCの接続に使うUSBケーブルを変更してみるというもの。で、TW-D7IPの電源は、USBバス給電じゃなく、付属の専用アダプタを使った。そうすることで、いくらかでもUSBケーブルに流れる電流の影響を減らそうという。まぁ、アダプタ使ってももしかしたらケーブルには電源が流れているかもなので、意味ないのかもしれないけれど。

 音源はCDからリッピングした非圧縮のAIFF、再生ソフトには「Studio One」のフリー版を使った。

 試したケーブルは3種類。TW-D7IPに付属する標準ケーブルで長さは約1メートル。他に、外付けHDD用ケースに付属していた約1メートルのもので、これは皮膜が透明ビニールで中のシールドが見える仕様。あとは、家電店などで売っているものから、約50センチの長さで、金メッキピンと「外部ノイズに強い」とされる2重シールドを採用したものを購入してみた。販売価格は370円。

 で、結論から先に書くと、3本のケーブルは、いずれも全く異なる音質だった。正直ここまで違うものなのかと驚くほど。

 個人的な好みとしては、やはりというかさすがというか、TW-D7IP標準ケーブルが一番だった。全体的なバランスが良く、低音や高音のどこかだけが突出するということもなく、また各音の一つ一つがしっかりと丁寧に鳴っていると感じた。

 外付けHDD用ケース付属ケーブルは、全体に音がぼやけてしまう。ただ、ギターの音色は気持ち良い。つまり中音部中心に鳴っていて、高音や低音は出てないのだろう。アタックが弱いので、楽曲のリズム感がもたった感じになる。これはあまり使いたくないなと思った。

 市販ケーブルは、とにかくドラムの音が他よりもずっと大きく聞こえるようになった。特にキック(バスドラム)の鳴りがすごい。そこだけ聴いていると気持ち良いのだけれど、残念ながら全体のバランスはやや歪で、音楽として聴くには今ひとつ楽しくない。こういう傾向になるのは、他よりもケーブルの長さが半分と短いからなのだろうか? もしかしてエージングすると良くなったりするのだろうか?

 とにかく、それぞれのケーブルのあまりの差に、デジタル信号なのにどうしてこうなるのだろう、不条理だと思ってしまった(笑)。まぁ大半の人は、そんなのはオーディオ関連でよくあるオカルト話であって、実際には単なる勘違いだからと相手にしてくれないのだろうけれど、やはりオーディオは機械で測定可能な数値データ等では決して解けない問題があるなと改めて実感。

 そういえば、以前にもUSBケーブルはオヤイデのを試した話を書いたけれど、実は後日談として、違うケーブル(廉価品)を試したらもっと音の良いのがあって、それ以降は使ってなかったりする。もし機会があれば、メーターあたり1万円を越すような贅沢なUSBケーブルとかも試してみたいなと思ったり……。

B002Y3T174ワイヤーワールド オーディオグレードUSBケーブル(1.0m)STARLIGHT STBCABLE STB/1.0
ワイヤーワールド

by G-Tools
  
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March 20, 2013

どうでもいい話:ギター用のケーブルでも音はかなり変わる

 エフェクター複数をつなげるためのパッチケーブルを自作しようと思い、色々ネットで調べたら、ベルデンの9778が癖が無くて良いというような話だったので、それで作ってみた。で、早速試してみたのだけれど、どうも音のヌケが悪いような気がする。

 妙だなと思いつつ、今まで使っていたケーブルとつなぎ替えて比べてみたら、やはり確実に音が違う。いやはや、こんなに音が変わるとは思わなかった。

 で、9778は自分の好みには合わないことが判ったので、使うのをやめることに。やれやれ……。

 あと、今まで自分が使っているメインのギター用シールドケーブルは、ベルデンの8412だとばかり思っていたのだけれど、9395であることが発覚。まぁ、9395で十分自分の好みに合っているので問題なしとはいえ、8412とずっと信じて過ごしてきたので、なんだかとても裏切られたような気分だ(笑)。  
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March 03, 2013

ラブソングの傾向と対策

 ちょっと前に音楽サービス「Pandora」の音楽アナリスト、Steve Hogan氏が書いたブログの要旨をまとめた記事がビルボードに「Anatomy of a Love Song: Pandora Analyst Offers Tips to Songwriters」として掲載されていた。

 バレンタインデーのネタ記事なんだけど、そのうちどこかのパクリサイトにでも紹介されるだろうし、わざわざ翻訳するほどでもないなと思っていたのだけれど、どこも取り上げていないようなので、かなり乱暴に意訳してみることに。

1.世の中で流行ったラブソングの6割以上は、生楽器が好んで使われている。だからもしラブソングをアレンジするのなら、ストリングスやピアノ、生ギターなんかを使うのが効果的。

2.Pandoraで最もよく再生されるラブソングの9割以上はメジャーキーで作曲されている。例えば、テンプテーションズの「My Girl」もホイットニー・ヒューストンの「I Will Always Love You」もメジャーキーの曲だ。

My Girl - The Temptations


I Will Always Love You - Whitney Houston


3.ラブソングのテンポはBPM 82.28。ザ・フレイの「Never Say Never」やリチャード・マークスの「Right Here Waiting」が良い例だ。

Never Say Never - The Fray


Right Here Waiting - Richard Marx


 まぁ、Pandoraのデータから統計的に分析するとそういうことになるらしい。ラブソングを作ってみようと思う人は参考にしてみると良いかも。もっとも、こうしたからといって、ヒットするかどうかはまた別の話……。  
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