July 31, 2008

SHM-CD盤が今後増えるらしい

 Musicman-NETの7月30日付け記事「ユニバーサル、ビクター、ソニーが共同で高音質CD『SHM-CD』の大幅な生産能力向上を発表」はちょっと気になる話。

今後3社は「SHM-CD」の利用を広く音楽業界に働きかけるとともに、普及・啓蒙活動を積極的に展開してゆく。

 今後は洋楽旧譜の再発企画などでSHM-CDの採用が増えそうな気配。当然、設定価格もこれまでより上がるのだろう…。

 SHM-CDがコストに見合ったものなのかどうかは個人の価値判断に依ると思う。とりあえず、うちのブログでは以前に「オカルトな話:リマスター盤だからといって必ずしも音が良い訳じゃない」というエントリーで若干言及したことがあるので、ご参考までに。  

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July 30, 2008

音楽ビジネスに関するまとまらない与太話

 CNET Japanが7月30日付けで「TSUTAYA DISCASで音楽配信スタート--約100万曲を99円から」と報道。

 Windows Media DRM10採用という時点で、Macユーザーの自分には全然関係ないどうでもいい話ではあるけれど、今頃になってスタートするにも関わらず、既存の音楽配信サービスに対する後発ならではの優位性みたいなものが全く見えないのにはちょっと驚いた。

 実質的なサービス提供はUSEN運営の音楽総合サービスサイト「OnGen」が行うようなので、ツタヤとしては単純にWebサイトという「箱」を貸しますよということだけなのかもしれない。また、OnGenとしてもユーザーに接触できるチャネルを増やせればそれで良いということなのだろう。

 まぁ、試聴できるようなので、オンラインで試聴して気に入った作品をCDでレンタルしてくれれば良いというのがツタヤ側の落とし所なのかもしれない。だとすれば、配信サービスにある音源は必ずレンタルCDでも在庫するようにするのが肝となりそう。ただ、こういう流れだと、OnGen側はビジネスとしてあまりメリットないよね…。

 今回改めて、なぜ音楽配信というビジネスが良い形で普及しないのだろうと無い頭を使って考えてみたけれど、相変わらず答えは見つからない。もちろん、ユーザー側の求めるものと、提供者側のビジネス的メリットが、単にかみ合ってないという「事実」は判っている。

 こういうことを書くと、また思慮が足りないと指摘されそうだけれど、あえて書いてしまうと、例えば、若年層向けの音源をDRMフリーにすれば、あっと言う間にネット上で「共有」されてしまい、誰も代価を支払おうとしなくなる可能性が高い。さらに、若年層にとって「商品」という概念は、自分が働いていないということもあったりして単に理解できない部分があり、親のしつけなどに負う部分も確かに大きいとはいえ、一概にモラルの問題というだけでは解決できない「何か」があるような気がする。

 そういう状況の中、特に日本の商業音楽の場合そういう傾向が顕著なのだけれど、いわゆる若年層を対象にした子供だましみたいな音楽作品が一番儲けが大きかったりする訳で、そうなると、DRMフリーはまず絶対にやりたくないのだよね、提供する側としては…。

 だから、日本の音楽産業が着うたに執着する理由は非常に判りやすくて、若年層へのアクセスが一番近くて、しかも課金を簡単に行える上、DRM的な問題もクリアしているから。音質が悪くても売れるというのは、単なる結果の一つでしかなくて、あれは音楽業界としても簡単に改善できるものなら、いくらでも良くしたい部分ではあるはず。

 結局、昔ながらの芸能商売でやっていきたい人は、昔ながらのやり方で続けるしかない訳で、そこから抜け出したい人は勝手に新しいことを始めれば良いのだ。ただし、人生は何事もサバイバルな訳で、新しいことをやって失敗すれば野垂れ死ぬだけだし、古いことを続けて閑古鳥が鳴けばやっぱり野垂れ死ぬしかない。この辺りの道理が判っているのに、それを皆認めたくないから屁理屈ばかりになるんだよね。オレも含めて誰もかも…。

 で、上の話とは全然関係ないけれど、とりあえずクリエイターとして音楽で飯食おうというのは、ツキと努力と才能で競争率100万倍ぐらいの勝負に挑むようなものだと思う。ちなみに大切なのは、ツキ>努力>才能の順番。才能のある人が全然浮かばれないのはたくさん見てきたから、それは間違いないよ。  
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Sony BMG、ご破算がいよいよ決定?

 時事通信によると「米音楽ソフト大手を完全子会社化へ=独社と合弁解消で交渉―ソニー」とのこと。

 BMGが音楽業界から撤退するのは既にほぼ決まっていたことだけど、ソニーが踏ん張るのはちょっと意外だったかもねぇ…。

 さて、日本におけるSMEとBMGの関係は今後どうなることやら?


 PS. 今のところBillboard.bizでは、7月29日付けで「Sony BMG Loses $49 Million Last Quarter」という記事があるのみで、合弁解消の件については言及なし。しかし、4900万ドル(約52億円)の赤字というのは、この規模の会社としてはどう判断すべきなのだろう?

 PPS. この件、気になるので、改めて海外のニュースソースを色々と漁ってみたら、なんとソースは日経らしい。それを引用する形で東京のロイターがそのまま配信したようで、どの記事を見ても「Nikkei business daily reported on Tuesday」といった但し書きがあるものばかり。ということは、ソニーの四半期決算に合わせた単なるネタということか……。(エントリータイトルを「Sony BMG、ご破算が決定の模様」から変更)


当ブログでの関連エントリー
Sony BMG、ご破算の可能性?

  
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July 28, 2008

どうでもいい話

 「社長 島耕作」には3人の秘書がいて、そのうちの一人はやはり、しょこたんがモデルらしい。登場した瞬間に、弘兼憲史のマンガに出てくるキャラクターとしては異色すぎるその風貌に「マジかよ?」と思っていたが、マジだったのだな。今週の「モーニング」では、ヌンチャクまで飛び出して、かなりビビッた(笑)。

 とりあえず、本人が記念写真撮ってるページをリンクしておこう。

 で、ついでなので検索してみたら、結構古い話題みたいだね、やれやれ…。

社長秘書しょこたん 『社長 島耕作』に登場(J-CASTニュース)

 ちなみに、しょこたんは、結構好きだったりする(と言っても、たまにブログをのぞくぐらいだけど)。理由は、あのキャラに不似合いな低めの声が違和感あっておもしろいから。逆に、普通のアニメ声だったら、きっとつまらないと思うんだよね。ま、どうでもいい話だけど。  
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July 27, 2008

映画「ホット・ファズ」を観た

 今、映画と言えば、あの謎の生き物が魚なのかどうかが話題の時期に、ひねくれ者のオレは英国製ドタバタ映画「ホット・ファズ」(注意:リンク先の公式サイトは音が出る上、ブラウザのウィンドウサイズを強制的に最大化する最低仕様)を観てきた。

hot fuzz

 娯楽作品としてはかなりの出来で、BGMもセンスが良いし、相当に笑える映画だったのだけど、劇場でゲラゲラと声を出して笑っている人間はたぶんオレともう一人(?)ぐらいしかいなかったのがすごく不気味だった。皆なぜ笑わないのだろう? 笑っている方がやっぱり変なのか? まぁ、こういう事態は自分の場合いつものことだけど…。

 たぶんに英国産ギャグ映画にありがち(特に「モンティーパイソン」あたりとか)なパターンで、当地の生活レベルに則したジョークや言い回しの面白みが理解できていないと、残念ながら100パーセントは堪能できない。ま、これはしようがない。あとは、他のアクション映画などへのオマージュ的演出も元ネタを知らないと笑えない。でも、そういう部分を抜きにしても、十分に作品としては面白い。

 ただ、殺人シーンとか、その辺の演出の仕方がちょっとグロいというか、痛い感じ(物理的・肉体的に)なので、そういうのが苦手な人はちょっと覚悟がいるかもしれない(要は自分のこと)。まぁ、イマドキの映画は、これぐらいのスプラッタな見せ方は普通になってきてるのかな…。

 ほかに難点があるとすれば、あくまで個人的な問題なんだけど、主人公のニコラス・エンジェル役であるサイモン・ペグが、なぜかどうしてもアンダーワールドのカールに見えて、やや微妙だったというか、余計に笑えた。で、そうすると、相棒役のダニー・バターマン(ニック・フロスト)がダレンなのか。じゃ、リックはどこにいった? あ、警察署長?w  
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July 26, 2008

iTunes Storeのストーンズ音源は今のうちに買っておけ

stones

 ローリング・ストーンズが、ストーンズレーベル作品、つまり「Stciky Fingers」以降の作品配給権利をEMIからユニバーサルへ移管した模様。

ストーンズ、米ユニバーサルに移籍=英EMIに痛手(時事通信/Yahoo!)

 これ、具体的にはどういう影響があるかというと、上記音源に関しては現在のところiTunes StoreのDRMフリー音源「iTunes Plus」形式で買えるのだけど、今後はDRMフリーじゃなくなる可能性が高い。一体いつから契約が発効となるのか判らないけれど、iTunes Storeでストーンズの楽曲を買おうと思ってる人は、これを機会に買っておく方が良いだろう。

 例えば、この前テレビで放映された「ときかけ」を見て、「Time Waits for No One」をiTunes Storeで買おうかどうしようか迷っているようなら、今のうちに買うのがお得ということ。

 なお、当然のことながら、Stciky Fingersよりも以前の音源は今回の契約変更に全然関係ないので、iTunes StoreでもDRMフリーではないので注意。

 そう言えば、うちにあるストーンズレーベル作品は、アナログがワーナー盤、CDがEMI(ヴァージン)盤だったりするな。
  
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July 25, 2008

商業ソフトはとりあえずコピーネバーで良いんじゃね?

 あくまで個人的な雑感でしかないけれど、ダビング10にまつわるゴタゴタ騒ぎは、非常に不毛というか、一見「本音」で熱い(?)議論が交わされているようでいて、実は依然として「建前」論に終始している様が、仕込みの悪いプロレスを見させられているようで、かなり不愉快だったりする。

 ハードウェアメーカー側としての言い分を考えるに、事の本質は、日本以外では全く用を為さない非常にローカルなDRMのために、シビアな国際競争で必要とされる開発リソースを割くのはあり得ないという以外に、彼らが不平を言う根拠はあまり考えられない。

 また、権利者側の言い分は、もっとドロドロしていて、文字に書き起こすのが憚られるような複雑怪奇な状況だとは思うけれど、簡単明瞭にまとめてしまえば、既存のソフトウェア販売システム等が機能しなくなってきたので、課金できるチャネルの見直しをしたいという、それだけだろう。まぁ折角なので、ここまで来たことだし、既存のチャネルでは一度本当にコピーネバーでやってみるのもいいと思う。もしかすると、割と何の問題もなく、誰にとってもハッピーな新しいビジネスモデルが見つかるかもしれない。ま、タイムシフトやプレイスシフトが使えないとなると、辛いのはかなり辛いんだけどね…。

 それにしても、私的録音録画補償金制度のグダグダの発端は、DATという、上手くすれば音楽再生・録音環境の歴史を変えたかもしれない鬼っ子ハードの登場にあったことは明かなんだけれど、それよりも、実は、貸しレコード商売の合法化が大きな根っ子になっているのだと思う。

 貸しレコードを聴くのは良いとして、あれを「私的録音」という名目で半ば合法的にコピーできるようにした上で、レコード売上を伸ばし、楽曲使用料の増収を実現したレコード会社やJASRAC、そしてそれを認めた行政関係者は、ある意味で自業自得の自縄自縛なダメダメなのだ(って意味不明の日本語だな…)。

 私的録音が暗黙の前提の貸しレコード(今では「レンタルCD」とスマートな呼び名になって、CCCD盤が増えているようだけど)が、いまだに合法ビジネスであり、レコード会社やJASRAC等の収入の一部をシッカリと支えている現実がある限り、DRMがどうのとか、私的録音録画補償金制度がどうのとか言ってるのは「お門違いなんじゃないの?」というのが、エンドユーザーであり、また一度はそういう権利商売の一端で飯を食わせてもらった経験があるオレの正直な感想。

 ちなみに、この手の話をすると、レンタルCDやDVDがあるから、お金のない子供でも優れた商業コンテンツを楽しめるんだというツッコミがあるけれど、それと、借りてきたソフトをデッドコピーするのは全然別の話だし、さらにそういうコピーをネットで「共有」して、さも正義は自分にあると勘違いしているようなコピーレフト野郎は さも正義は自分にあるとコピーレフトを気取って勘違いしているようなクソ野郎はもう死んでもバカは治らないという感じだよなぁ…。はてブで「コピーレフト」という用語の使い方がおかしいという指摘があったので書き直してみた)  
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July 24, 2008

どうでもいい話:「ギター殺人者の凱旋」の由来はこれ?

 なぜか周期的に気になるどうでもいい話の一つに、「ギター殺人者の凱旋」という突拍子もないフレーズが一体どうして生まれたのか知りたいというのがある。(だいぶ昔にもこのネタでブログを書いていたりする

 で、久々にまた気になったので、改めて検索してみたらそれらしい話が、「自分にとって心地のよい空間づくり〜中古マンションで幸せになる〜」さんというブログの2007年3月17日付けエントリーでコメント欄に書かれていた:

この「ギター殺人者の凱旋」と言う邦題は、イギリスかアメリカの宣伝用ポスターに書かれていた「Return Of The Axe Murderer」を直訳したもので、日本独自のタイトルではないんですよ。

 で、「Return Of The Axe Murderer」を検索すると、そのタイトルが付けられた海賊盤の情報が多数ヒットする。とりあえず、この盤がどういう内容かは「廃盤日記(増補改訂版)」さんの2005年7月6日付けエントリー「★JEFF BECK 「RETURN OF THE AXE MURDERER」 Scorpio」あたりがわかりやすい。

 なるほどねぇ。ちなみに、英語圏ではギターのことを「Axe」と呼ぶことが多い。Be Bop Deluxeの1stアルバム「Axe Victim」なんかも、斧というよりはギターのことを意味してるはずだけど、初めてこのタイトルを知ったときは、ギターの意味があるなんて想像だに出来なかったっけ…。

B000006ST5Axe Victim
Be Bop Deluxe
Caroline

初期メンバーによる1st。このアルバムにまつわるデタラメなアーティスト契約が故に、その後のビル・ネルソンの人生が狂ってしまったという悲しい因縁を別にすれば、叙情性あふれる(悪くいうとオセンチな)趣向はそれなりに当時の英国バンド然としていて楽しい。
  
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iPod touchで「プッシュ」はあまり意味ないかも(BlogPet)

wmsの「iPod touchで「プッシュ」はあまり意味ないかも」のまねしてかいてみるね

iPodtouchでは動作が消えて実質的な感じ・現状のところ、iPodtouchのが保ったのに、とにかくプッシュがベストでは確かだろう!!
まぁ結局、ロック状態ではWiFi機能はあると思うけれど、どうやら「設定」で「ロック」と表現させずにWiFiがベストで「ロック」と表現させず常にネットワーク機能はあるとし、どうやら「設定」でのところ・現状の長物な感じ・.Macから妙に置いてきた!
さすがに置いていると実験し、プッシュが自動停止するらしく、2.MacからMobileMeについてメールが自動停止せず常にネットワーク機能は自動的に移行:今の長物なスリープ状態(iPodtouchで勝手に動作される状態(iPodtouchのネットワーク機能は停止したところかなりダメなので、バッテリー消費はWiFiが自動停止するらしく、画面表示がベストでWiFi機能はあると表現させず常にネットワークへ接続しようと、iPodtouchの消費はWiFiのMobileMeでは「2.0」化してから妙にバッテリーの方を2.xのMobileMeで「設定」では確かだろう♪
1.xのMobileMeについてメールが無い場所で勝手に大きな負担と、まめに電源がベストで「2.0」化以降はいくらでもバッテリーが送られて実質的なスリープ状態(iPodtouchで「データの取得方法」を「2.0」化しておく分にしたところかなりダメなので色々と実験し、とにかくプッシュ機能が停止せずにすれば、ロック状態で「プッシュ」にしてからMobileMeで「設定」で勝手にはいくらでもバッテリー消費が自動停止してからMobileMeで「プッシュ」できる条件・iPodtouchの消費も、画面表示が判った!!
まぁ結局、WiFiのが消えてから妙にすれば、とにかくプッシュ機能そのものをオン/としてみたのに、WiFiが自動停止した!
当でのところ、どうやら「プッシュ」できる条件・現状の消費もしなくてからMobileMeについてメールがベストで「ロック」と同じ程度でWiFiだけは動作がないため、iPodtouchのところ、どうやら「ロック」と切り替えるのMobileMeのファームウェアでのMobileMeに移行:今のMobileMeでWiFiの場合でも、プッシュを「2.0」化以降の場合でも、ロック状態)に落ち着いたところ、どうやら「プッシュ」に動作がベストで勝手に置いてしまうように大きな負担と思うけれど、2.MacからMobileMeにWiFiだけは停止して実質的な感じ・iPodtouchを「プッシュ」に電源が切れてから妙にWiFiがベストでのMobileMeでWiFiだけは何も1日程度でWiFiだけは自動的に移行:今の方をオフに動作させず常にネットワーク機能はいくらでもバッテリーの関連エントリー・MobileMeでは停止するらしく、まめに移行:今の長物なスリープ状態)に動作が消えて実質的なスリープ状態で勝手に落ち着いた・iPodtouchを2.xの関連エントリー・.

*このエントリは、ブログペットの「わんこ」が書きました。  
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July 20, 2008

iPod touchで「プッシュ」はあまり意味ないかも

 iPod touchのファームウェアを2.0にしてから妙にバッテリーの消費が著しい。それまでは動作させずに置いておく分にはいくらでもバッテリーが保ったのに、2.0化以降は何もしなくても1日程度で勝手に電源が切れてしまうようになった。

 さすがにおかしいので色々と実験したところ、どうやら「設定」で「データの取得方法」を「プッシュ」にしていると、画面表示が消えて実質的なスリープ状態(iPod touchでは「ロック」と表現される状態)になっても、WiFiだけは停止せず常にネットワークへ接続しようとしているらしいことが判った。

 1.xのファームウェアであれば、プッシュ機能がないため、WiFi機能そのものをオフにしなくても、ロック状態であればWiFi機能は自動的に動作が停止し、バッテリー消費も抑えられる。

 2.0以降のファームウェアの場合でも、プッシュをオフにすれば、ロック状態でWiFiが自動停止するらしく、バッテリー消費は以前と同じ程度に落ち着いた。

 まぁ結局、iPod touchのネットワーク機能はWiFiが無い場所では無用の長物なので、まめにWiFiの方をオン/オフと切り替えるのがベストではあると思うけれど、とにかくプッシュがバッテリーに大きな負担となっていることだけは確かだろう。


当ブログでの関連エントリー
AppleからMobileMeについてメールが送られてきた
現状のMobileMeで「プッシュ」できる条件
MobileMeの良いところ
.MacからMobileMeに移行:今のところかなりダメな感じ
iPod touchを「2.0」化してみた
  
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日本的なるもの

 自分は子供の頃から「日本的なるもの」に対して違和感を抱き続けながらも、そういうものに馴染まなければという脅迫観念に突き動かされて、あまりにも勘違いで無駄なことばかりを繰り返しながら生きてきた。いまだにその癖は治らないし、おそらく死ぬまで、この自分の中にあるアンビバレントな何かに苛まされ続けるのだろう。

 小田嶋隆氏の日録ページ「偉愚庵亭憮録」に、7月20日付けで「野茂」というエントリーがあり、興味深く読んだ。残念ながら後半はちょっと話がぶれて訳がわからない感じになっているけれど、前半での野茂に関する部分はグッとくるものがある。

野茂英雄は、彼を飼い殺しにしようとして失敗したかつての飼い主と、同じテーブルを囲むことはしなかった。極めて当然の成り行きである。

 自分は、自分を飼い殺しにしようとするような飼い主にひたすら尻尾をふってきたし、これからもそういう連中に対して尻尾を振り続けるだろう。そういう方法でしか生きる術を知らないから。

 もし自分が当時スポーツ新聞の記者ならば、当然のように野茂を叩いたろうし、その後は踵を返したかのように彼を絶賛する側に回ったことだろう。それが正しい日本社会の作法だし、そういう姿勢に対して何の躊躇もなく真っ向から批判できる人はそれほど多くないような気がする。

 自分はそういう「日本的なるもの」に嫌悪を感じながらも、それをいつの日か素直に受け入れられるようになるべく、これからも努力していこうと思う。

B00005GF7UJAPANESE GIRL
矢野顕子
徳間ジャパンコミュニケーションズ

矢野顕子という人も「日本的なるもの」を突破してしまった一人だと思う。デビュー当時、彼女がNHKの音楽オーディションに受かるまでの過程を描いたドキュメンタリーがあり、そこで解体された「丘を越えて」を歌うシーンは非常に興味深かった。機会があればまた観てみたい。ところで、NHKは今でも音楽アーティストに対して出演許可オーディションを行っているのだろうか?
  
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July 17, 2008

どうでもいい話:日本でiPhoneが成功する可能性は低いかもね

 iPhoneが発売されたことによって、色々とケータイビジネスに関する考察が盛んだ。個人的に興味深いなと思ったのは次の2つの記事:

iPhone 3Gはインターネットマシンとして見ても微妙? ガラパゴス・ケータイはやっぱりすごかった(キャズムを超えろ!)

Next Wave:携帯Web分野でも世界から無視される日本(ITmedia エンタープライズ)

 これらの記事を読むと、日本のケータイほど日本人にとって使いやすい携帯電話サービスは他にないようだし、そういう日本人ユーザーに特化されたサービス(ハードも含めて)は、どうやら日本以外では受け入れられそうにない状況が理解できる。

 こういう、「日本」と「それ以外」みたいな状況が起きる一番の原因は、当然のように言葉の問題だろう。日本語で思考して操作するためにシステムやインタフェースを最適化していけば、当然、日本語とはロジックを異にする言語文化においては、理解しずらく使いにくいものになる。また、その逆のパターンも同じであり、英語文化のシステムが日本人にとって受け入れにくいのは当然の話。

 奇しくも、「iPhone 3Gはインターネットマシンとして見ても微妙? ガラパゴス・ケータイはやっぱりすごかった」に付けられたはてなブックマークには、「『日本人なら98が最高!』議論に似ている」という非常に示唆的なコメントがあった。

 NEC-98シリーズが淘汰された理由は、そのスペック差に負うというよりも、おそらくは単に経済性が大きかったのじゃないだろうか。世界規模で販売されるPCと、日本国内でしか販売されない98シリーズを比較すれば、物量的に大きな差が生じるし、どう考えても価格で勝負することは難しかったはずだ。もし、そこに経済的なハンデが一切無ければ、日本では、日本語環境の優れた98が生き残った可能性もあるような気がする。

 今の国内携帯電話ビジネスをとりまく環境を見れば、日本製ケータイの方が、海外製モバイル製品よりも、スペック、経済性のいずれにおいても日本人ユーザーにとって優れているのは明白だ。しかし、今後、海外のモバイル製品が圧倒的な物量で価格競争を推し進めれば、いつの日か日本のケータイも98と同じ運命を辿るのかもしれない。

 ただ、日本という社会で日本語を使い続ける限り、非日本語的なものが絶対にメジャーなものになれない分野は存在している。その典型例が出版物と音楽コンテンツだろう。どんなに海外文学や洋楽を楽しむユーザー層がいるとはいえ、その市場規模は国産コンテンツ需要に比べてかなり小さい。やはり、日本人は日本語のロジックで考え日本語で表現されたコンテンツを好むのであり、それは携帯電話というプラットフォームでも同じことが考えられる。

 つまり、日本語のロジックで考えられたインタフェースを介して、日本語でコミュニケーションを行い、日本語で表現されたコンテンツを利用するのだから、いつの時代になっても、海外のモバイルではなく、日本のケータイが求められる可能性は大きいのだ。

 まぁ、そういう日本人的な文化のあり方に依拠するケータイのあり方と、日本の産業や経済が日本以外の市場で稼がなければ生き残っていけないという現実は、まったく関係ないお話だったりするので、今後日本の大手企業は、どんどん非日本人を雇用して日本以外で売れるものを作れば良いと思う。また、携帯電話産業に関しては、もうユーザーシェアを拡大する余地もあまり無いのだろうから、いっそのこと全てを統合・国有化して、無駄な自国民同士による争いは止めるというのも一つの手なのかもしれない。もし、そうなったとき、iPhoneみたいなものが日本市場で成功する可能性は限りなく低いよね(笑)。


 PS. なんだか小飼弾氏が似たような視点の話を「この手があったか! - 書評 - 日本という方法」というエントリーで展開されているような気がする(と勝手にこちらが解釈してるだけだけど…)ので、TBしてみる。
  
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AppleからMobileMeについてメールが送られてきた

 うちにもAppleからMobileMeについてのお詫びメールが送られてきた。

 当面「プッシュ」という言葉の使用を控えると共に、30日間の無料アカウント延長が提供されるとのこと。

 アカウントの延長はまぁうれしいけれど、それよりも、日本語環境へのちゃんとした対応を早期に実現してほしいと思う。それがない限り、日本でのサービス普及は難しいだろうし、個人的にも利用の継続はありえない。

 ともかく、.Macの頃よりも使いにくいGUIになってしまったWebアプリはどうにかならないものか? 現時点では、うちのマシン環境(iBook G4/OS X 10.4.11/Safari 3.1.2)だとメールはマジで使えないなぁ…。


当ブログでの関連エントリー
現状のMobileMeで「プッシュ」できる条件
MobileMeの良いところ
.MacからMobileMeに移行:今のところかなりダメな感じ
iPod touchを「2.0」化してみた
  
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先送り(BlogPet)

きょうわんこは、iPod課金先送り感知したかもー。

*このエントリは、ブログペットの「わんこ」が書きました。  
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July 16, 2008

どうでもいい話:いつから彼女たちはテクノアーティストになったのだろう?(笑)

 こんな芸能ニュース記事見出しがあった:

テクノ史上初! Perfumeオリコン1位(SANSPO.COM)

 3人組テクノポップユニット、Perfumeの新曲「love the world」が21日付オリコンシングルチャートで1位を獲得したことが14日、発表された。テクノアーティストの1位は史上初で、YMOが「君に、胸キュン。」で記録した2位(昭和58年5月2日付)を25年ぶりに更新した。

 Perfumeって別にテクノ専門でやってる訳じゃなくて、アイドル3人組がたまたま今はテクノっぽい演出の楽曲で活動してるだけだと思うんだけど、そうじゃなかったのか? ま、どうでもいい話なんだけど(笑)。

 それにしても、「テクノアーティスト」という言葉もなんだかなと思うし、こういうメディアの煽り方って、「なんだか訳がわからないけれど面白い旬な出来事」を、すべて手垢にまみれた「既成事実」に落とし込むためのいつもの手口でしかないよね。ま、そういう風にしないと「マス」に売れないことも判っちゃいるし、ショービズなんて所詮そんなものだという話ではあるけれど…。

 とりあえず、あるテクノポップアーティスト(!?)の貴重な動画がYouTubeにあったので貼り付けてみる:

PLASTICS - COPY


 この曲のアレンジには時代を感じるけれど、歌詞が意味し揶揄することは30年近くたった今もあまり変わっていない。当時ヒットチャートで1位になることはなかったけれど、今でも十分にクラシックとして成立しているのは流石だと思う。  
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July 15, 2008

物欲:電話契約なしのiPhone 3Gが欲しい

 今日、店頭でiPhone 3Gの実機をいじってきた。手に持つ感じは、iPod touchよりイイ感じ。やはりあの背面の微妙なカーブが効いている。

 周りがうるさくて、内蔵スピーカーでどれぐらいちゃんとビデオや音楽を楽しめるのかを確認できなかったのが残念。静かな室内ならそれなりなのか?

 ただ、ぶっちゃけた話、電話代に月1万円とか払う気には全然ならない。電話機能は使えなくていいので、単なる第2世代iPod touchとして、SIM無しのiPhone 3Gを安く買えるとウレシイかも(笑)。  
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July 14, 2008

現状のMobileMeで「プッシュ」できる条件

 Mac Rumorsの7月13日付け記事「MobileMe's Push Services Detailed, No Mac to MobileMe 'Push'」において、現状のMobileMeで「プッシュ」出来る条件の詳細が説明されている。

 これによると、現状、古い「.Mac」コンパネしか提供されていないTiger環境では、自動的にプッシュして同期することは不可能とのこと。かなりガッカリ。Leopard環境に提供されている「MobileMe 1.1」以降のコンパネからMobileMeとの同期を「自動」に設定しないと、同機能は利用できないらしい。

 また、カレンダーとアドレスブックの変更をその場でプッシュして同期できるのは、以下の組み合わせだけの模様:

Me.com上での変更→Mac
Me.com上での変更→iPhone/iPod touch
iPhone/iPod touch上での変更→Me.com

 気になるのは、上記の表からすると、iPhone/iPod touch上での変更が自動的にMacへプッシュして反映されることはないのだろうか? とりあえず、うちの環境はTigerなので自動的な同期の動作確認ができず、判断のしようがない。(iPod touchのカレンダー上での変更が、MobileMe経由で、マニュアル同期後にMac上のiCalへ反映されることは確認済み)

 また、Mac上での変更に関しては、変更されたその時点でプッシュされることはなく、15分おきのMe.comへのアクセスという手順によって同期されるらしい。もし、その場ですぐにデータ変更を反映させたい場合は、手動による同期ボタンを押す必要があるとのこと。

 色々と物足りない状況の改善は、次のOS(Snow Leopard)待ちなんじゃないだろうか。また、TigerでのMobileMe利用は、機能制限ありのままで終わりそうな悪い予感がしなくもない。

 個人的には、MobileMeのサーバ(Me.com)を通して同期するのが面倒なので、単純にBluetooth経由でiPhone/iPod touchとMac/PCを同期できるのがウレシイと思ったりする。iTunesのリモコンが可能なんだったら、それぐらい簡単にできそうなんだけどね…。


 PS. MobileMeのプッシュ設定だと、iCal上にある「誕生日」や共有カレンダーデータ(例えば「祝日」情報)などをiPod touchへ反映できないことが発覚。これ、MobileMeを使わず普通にiTunes上から同期する分には全く問題がなかった。なんともさらにダメな感じなんだけど、これもうちの環境がTigerだからなのかな? ファームウェアが2.1にアップデートされたことによってこの不具合は解消した(2008/9/11)
  
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July 13, 2008

MobileMeの良いところ

 悪い面ばかりじゃなく、MobileMeには良いところもあるという報告を(笑)。

 Push設定した後のMobileMeアカウントのメールは、かなりレスポンスが良い。今のところ、受信メールに関しては、ISPのメールゲートウェイ経由でPCのメーラが受信するよりも、iPod touchに届く方が断然速い。これはちょっとビックリした。

 結局、MobileMeのWebアプリが現状ダメダメということだけなのか?

 使い方を工夫すれば、iPhone環境の人はそれなりに快適なモバイル生活を実現できそうかも…。  
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.MacからMobileMeに移行:今のところかなりダメな感じ

 ようやくサーバが動き始めたようでMobileMeにアクセスできた。で、いろいろ試したみたけれど、今のところ、あまり満足できる出来じゃない。

 うちのOS環境が最新のLeopardじゃなくTigerというのが原因なのかもしれないけれど、まずメールの表示が崩れてまともに読めない。その上、動作が激重。以前の.Macのときのほうがずっと快適だった…。

 あとは、コンタクトのシンクロが上手くいかず(シンクロできない件はMobileMeが安定してきたのか解消した)、ソートが日本語環境を全く無視した状態(Mac側アドレスブックのよみがな情報を参照していない)。緊急時以外に使おうとは思えない。

 カレンダーも、Googleカレンダーに比べると動作が非常に重たい。

 MobileMeが日本語環境で実用に耐えるだけの性能を発揮するには、まだしばらく時間が必要な気配。このままだと、iPhoneを購入して直ぐにMobileMeでバリバリに活用しようと考えていた人は、かなり暗いかも…。

 あと、MobileMeを試すにあたって、Mac上のアドレスブックをiPod touchにシンクロしてみたのだけれど、こちらもちょっとガッカリ。おそらく、そんな特殊な使い方をしてる人は少ないと思うけれど、自分は見た目と直感的なわかりやすさからiPod touchのメニューを英語表示にしている。で、その状態だと、iPod touchのアドレス帳機能(日本語だと「連絡先」、英語だと「Contacts」)が、アルファベット順にしかソート出来ないことが発覚。日本語メニュー表示にすれば、あいうえお順に出来るけれど、これまで英語メニューの操作に慣れている身としては、今さら日本語メニューは使いにくくてしようがない。かなり困った…。


 PS. ajaxを使っているからなのかどうかは不明だが、ブラウザの表示幅を700ピクセル前後にしていると、カレンダーの右端が見切れてしまう上、スクロールして表示することもできない。これはかなりデタラメな設計だと思う。

 PPS. .Macで割と重宝していたのに、MobileMeになって無くなったものは「ブックマーク」とグリーティングカードの「iCard」の2つ。ついでに「ホームページ」のサポートも停止された。かなりガッカリ。う〜ん、自分の.Mac(現MobileMe)のアカウントはあと3カ月で切れるんだけど、Appleのこれまでのやり方を考えると、日本語環境に最適化されるのがいつになるかは全然読めないし、このままでは延長する気になれないというのが正直なところ…。
  
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July 12, 2008

iPod touchを「2.0」化してみた

 まず最初にやった大きな失敗は、音楽とビデオのデータをマニュアルでバックアップしなかったこと(ちなみにマニュアルでの個別ファイルバックアップは純正機能では出来ないため、サードパーティ製ソフトを使ってあれやこれやとやる必要がある)。

 Appleのサポートページ(英語版)にある「Updating and restoring iPhone and iPod touch software」を事前に読んで適当に理解したつもりで、勝手に一度限りのデータバックアップが行われると思っていたが、読み込みが浅かったようだ…。要注意点は以下の部分:

You should ensure that you have enough free space on your Mac or PC to accommodate a backup that matches the capacity of your iPhone or iPod touch (4 GB, 8 GB, 16 GB, or 32 GB) if you proceed with the this backup.

 つまり、PC側のHDD空きスペースがiPod touchのトータル容量よりも小さい場合、自動バックアップが機能せず、勝手にレストアモード(つまり全部ご破算状態)になってしまうようだ。うちのiBookのHDD空き容量は5GBぐらいしかなかったので、完全にアウト。アップグレードが終わってiPod touchが再起動してみると、きれいにデータが全部無くなっていた…。

 かなりガックリきたけれど、まぁ気を取り直して、話題のApp Storeで無料のソフトをいくつか落として試してみる。

 まずは純正の「Remote」というやつ。これで、Bluetooth WiFi対応のMac上にあるiTunesをiPod touch側から操作できる。なかなか面白い。アートワークを持っているデータなら、アルバムジャケット画像やビデオプレビュー画像をiPod touch上から確認できるのがイイ感じ。ただし、iPod touch上でカバーフロー状態でブラウズすることは出来ない。残念。(考えてみればiPod touchにBluetoothは装備されていないので、この機能は明らかにWiFi経由で実現しているはず)

 次は「駅探エクスプレス」を試す。これはスゴイ。乗り換え案内に加えて、終電情報や運行状況をワンタッチで確認出来る。東京・大阪の都市部在住者にとってはマストアイテムというか、デファクト化する気配濃厚。同時に、このサービスをいつまで無料で使えるのだろう? という素朴な疑問がなくもない。

 Twitterクライアントは「Twitterrific」をダウンロード。かなり良い。見た目がお洒落だし、フォローしてる人達の発言をROMするだけなら完璧に近いと思う。ただ、iPod touchの文字入力インタフェースはやっぱりそれなりでしかないので、書き込みするのは結構かったるい。

 ついでに「AIM」も試したけれど、チャットだとさらに文字入力がストレスフル。思ったことを瞬間にタッチタイピングして送信できないチャット環境は楽しくない。まあ、自分の場合はケータイでもメール入力が全然やる気にならないので、これはもう諦めよう(笑)。

 あと、2.0になって追加された機能ですごいなと思ったのは、Googleマップの現在地を割り出すやつ。一発で自宅付近に飛んだので、かなりビビッタ(iPod touchには自宅住所などの個人情報は一切入れてないのに…)。すでに北米では実現しているナビゲーション機能(Driving Directions)が日本でも対応されれば、GPS機能内蔵のiPhoneならば十分に廉価版カーナビ・キラーたりえるような気がする。

 それにしても、計算機のデザインが丸ボタンから四角いボタンになったのは残念。やっぱり某B社から文句があったのかな?


 PS. ちなみに、現状ナビ機能なしのGPSでもここまでは出来るという動画がニコ動にアップされていたのでコピペ:

  
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July 11, 2008

もはやどうでもいい話:ダビング10をめぐる素敵な冒険w

 上記のタイトルは単なる洒落で特に意味は無いんだけど、このグダグダな展開は、ある意味モンティ・パイソンのエピソードの一つを見るような滑稽感があるねぇ:

「経緯は知らぬ」「言い逃れだ」・コピー補償金問題、10日再開の審議は大荒れ(日経IT-PLUS)

“iPod課金”議論、振り出しに 権利者とJEITA、小委員会で激論(ITmedia)

iPod課金先送りへ、権利者とJEITAの対立で補償金議論振り出しに(INTERNET Watch)

 非常に驚くべきことに、という程でもなく以前からそうなんだけど、今回も大手メディアのほとんどはナシのつぶてで、ネットニュースメディアだけが取り上げる、でも結構重要な「著作権」にまつわるお話。

 それにしても、いまだに著作権行政が、文化庁というあまり問題処理能力のなさそうな人々に委ねられている事実が謎ではありますなぁ…。やっぱり、経産省辺りへ移管されるための、一つの儀式だったりするのだろうか、この心底ダメなやりとりは?

 あとは、面白いというか、興味深いのは、ダビング10に関連する非常に重要なプレイヤーの一つであるはずの放送業界が、この議論には全く関与していないという事実。まぁ、彼らは、自分達の身が安全な総務省仕切の場でしか行動しないという、わかりやすい話でしかないのだろうけれど。

 とりあえず、見切り発車でスタートしたダビング10という、実は単なる「コピーワンス×10」でしかない規格が、これから後々、さらに様々なトラブルを引き起こすであろうことは、火を見るよりも明らかな訳で、やっぱり素敵な冒険は終わりそうにないっすね、というところで、お後がよろしいようで…(お囃子が流れて退場)w  
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July 10, 2008

突然の恋:アイマスMAD「ラジオ・スターの悲劇」

 いやはや、まいった。これまでアイマスMADって、面白いなぁと思うことはあっても、これほどハマルことはなかったのだけど。この作品に関してはもう病気で、まるで恋におちいったような感じ(笑)。

アイドルマスター 『ラジオ・スターの悲劇』 千早 春香 やよい 伊織



 何度も何度も繰り返して見てしまう。全てが完璧というか、これはもう、公式PVになっても良いぐらいだと思う。いや、マジで。ヤバイなぁ。  
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July 09, 2008

iPhone国内参入で注目したいのはiPod機能=iTunes Storeの普及

 iPhone発売まであと数日。ということで、巷ではそれなりにテンヤワンヤの騒ぎになっているところもあるらしい。ま、自分の場合はしばらく静観を決めているので、心穏やかな日々だけど、それでもiPod touchの2.0化は目論んでいる。

 で、今回のiPhoneの日本発売で一番注目したいのは、iTunes Storeの売上にポジティブな影響が出るかどうかという点だ。

 iPod touchを持っている人なら判ると思うけれど、WiFi接続のiPod touchからiTunes Storeを利用するのは、PCで同じことをやるよりも、数倍もお手軽で簡単だ。音だって、当然ながらケータイの着うたよりも良い。

 ソフトバンクモバイルのiPhoneが、普通の携帯電話回線からiTunes Storeを使えるようになるのかどうかは知らないけれど、今後iPhoneを手に入れた人だったら、おそらく一度はiTunes Storeを試してみることだろう。そして、そこでのユーザー体験が気持ち良いものであれば、iTunes Storeのリピーターになる可能性も高い。

 ハッキリ言って、これまでの日本国内でのiTunes Storeは、他国に比べて苦戦しているようだし、下手をすれば撤退という可能性だって考えられなくもない状況だろうと勝手に想像している。それだけに、今回Appleがどれだけ真面目に、日本のユーザーに対して、iTunes Storeのプロモーション活動を行うかが、日本国内におけるiTunes Storeの将来を大きく左右するような気がしてならない。

 ただ、Appleの中の人は、割とそこまで真剣には考えていないというか、アメリカで上手くいってるものは、他所でもそのままのやり方で上手くいって当たり前ぐらいに考えている節はありそうなので、相変わらずの殿様商売を押し切るつもりなのかもしれない。その辺、中の人で日本人な人は、もっと頑張ってもらいたいよねと思ったりはする…。  
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どうでもいい話:商業エンタテインメントの優等生は果たして今回成功できるのか?(BlogPet)

wmsの「どうでもいい話:商業エンタテインメントの優等生は果たして今回成功できるのか?」のまねしてかいてみるね

全然知らなかったコンセプトを直接比べて感じた仕事のか)が大のが今っぽい…)がアイディアを見て、インターナショナルという印象!!
日本だけで仕掛けている女性3人組よりずっと洗練されたという印象。
これはする。
日本だけで検索すると、その2つを練り、実際のも意味が進行中(例えば、懐かしき「Rez」が今っぽい…。

*このエントリは、ブログペットの「わんこ」が書きました。  
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July 04, 2008

どうでもいい話:商業エンタテインメントの優等生は果たして今回成功できるのか?

 全然知らなかったのだけど、「元気ロケッツ」という音楽ユニット(?)が話題らしい。本当に話題なのかどうかはともかく、少なくとも、ネットの一部ではハイプが進行中(例えば、YouTubeで検索するとこんな感じ)。

 オフィシャルサイトに書かれたコンセプトを読む限り、懐かしき「スターボー」ちっくなんだけど、あの当時よりも格段にビジネス感覚が優れたコンセプトメーカーがアイディアを練り、資金豊富な宣伝・流通体制をバックに、IT最先端のインフラで仕掛けていくのだから、その2つを直接比べてみても意味がないのだろう。

 で、実際の作品を見て聴いて感じたのは、とりあえず楽曲のあり方は、既に売れまくっている女性3人組ユニットの方程式をそのままいただいて、軽いテクノ風味にボコーダー声のさわやかポップという印象。

 メインキャラクターの女の子(必ずしもボーカル担当とは断言できないのが今っぽい…)は、例の3人組よりずっと洗練された帰国子女風(もしくはインターナショナルというのが正しいのか)。これは、もはや面倒なアキバ系クラスタへのプロモーションは端折りますよという宣言なのかもしれない。日本市場だけで売ることは最初から考えず、ターゲットは全世界ということなのだろうか(いまや、日本だけで売る場合、インターナショナルという要素は却ってネガティブであることの方が可能性高いから)。

 なんというか、全てにおいて商業エンタテインメントの優等生的な陣容を配してみたのだけれど、あまりに破綻がなさすぎて、ちょっと退屈というのが率直な感想。もしかすると、仕込み感がありすぎるのかもしれない。チャートに入るというのも色々あるしね…。

 この後、もし爆発的にヒットしたら、その時はオレの見る目が無かったということで(笑)。

 PS. ちなみに自分は、水口哲也氏が過去にやってきた仕事のファンで、特に「スペースチャンネル5」と「Rez」が大のお気に入りだったりはする。  
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July 03, 2008

出版をとりまく状況が色々大変…

 ブログ「空想書店 書肆紅屋」さんの7月1日付けエントリー「『出版状況クロニクル』が面白い」経由で、論創社Webサイト内にある小田光雄氏の「出版状況クロニクル 2 (2008年5月21日〜6月20日)」を読む。

 出版をとりまく状況が色々大変であることが判ると共に、これは何も紙メディアだけに限った話ではなく、他のメディアにも大いに影響の出る話だなと感じた。

 あと、「ガソリンの高値はしばらく続く。だから郊外ショッピングセンターを取り巻く不安材料が様々に露出してくるだろう」という話は、都市郊外にあるバイパス道路沿いホームセンター文化の終焉も意味しているのかもしれないし、公共交通機関でアクセスできる旧繁華街的な場(シャッター商店街を含む)の再開発につながるのかも…。  
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July 02, 2008

ポスト・テルミン的な音楽インタフェース「AirPiano」

 Boing Boing Gadgetsの6月30日付け記事「AirPiano strikes an ethereal note」経由で知った、ちょっと不思議な音楽インタフェース「AirPiano」が面白い。

 デモ演奏がYouTubeにアップされていたのでコピペしてみる:



 ビデオを見れば判るように、空中に手をかざすことで演奏する様子は、ちょっとテルミンを彷彿とさせるものがある。

 赤外センサーが手の動きを感知し、MIDI信号をトリガーする仕組みらしい。

 まだプロトタイプということで、市販モデルが出るのかどうかも今のところは不明なのが残念。  
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