August 31, 2007

あるDRMの死:ただしアメリカでの話

 米Sonyが遂に、独自DRMシステム「ATRAC」を採用したオンライン音楽ストア「CONNECT Music Service」の終了を宣言した。

 同社はサービス終了に関するユーザー向けのFAQを公開していて、その内容が興味深い:

What can I do with ATRAC content that has DRM (Digital Rights Management)?

For your purchased music from CONNECT, you can burn it to audio CD and re-rip it into MP3 format to continue enjoying it for personal use.

 CONNECTで購入したATRAC形式の音源は、一度CDに焼いてからMP3形式にリップして使えと示唆されている。

 まぁ、確かにそれ意外に方法はないのかもしれないけれど、これじゃDRMの意味がほとんど無い上に、もし大量のATRAC音源を所有していたとすれば、そういう2度の変換作業は大変な徒労となるはず。いやはや…。

 なお、米ソニーが同ストアを終了する大きな理由としては「We are moving to the open Windows Media platform in North America」ということを挙げている。一体、Windows Media形式のどこがオープンなのかは大きな謎(笑)。

 それにしても、まさにこの件に関連する話を、元麻布春男氏が、奇しくも数日前の8月28日に、PC Watchのコラム記事「ついに仕事用環境をVistaに移行:その2」の後半部分で、「プラットフォームの移行とDRMの寿命」として書かれていて、まさにシンクロニシティ! 以下に同氏の問題提起を引用(上記リンク先の記事全文を読むことをお薦めします):

DRMが付与されることで、コンテンツは時間の淘汰を受ける資格を失う。それは作品が消費される商品に成り下がってしまうことではないか。極端に言えば、筆者はそう思っている。

 商業音楽は、「ヒット」という概念が発生した時点から、消費されていくことを運命づけられている。けれど、個人が一つの作品に対して抱く「思い入れ」は、消費サイクルからは自由であり、時代を超えた力を持つはずだ。それが「DRMの死」によって簡単に無に帰してしまうとしたら、ちょっと悲しい。


 PS. その後、ネットイベントのチャットにおいて、小寺氏と津田氏に「プラットフォームの移行とDRMの寿命」について感想をたずねることができた。両氏の回答はコチラ。  

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英国の音楽著作権料徴収団体がYouTubeと合意

 Billboard.bizの8月30日付け記事「MCPS-PRS Strikes Accord With YouTube」によると、英国の音楽著作権料徴収団体であるMCPSおよびPRSが、YouTube上に存在する1000万以上の音楽ビデオなどに関する著作権料について、YouTubeとライセンス契約を締結した模様。

 既にBBCもYouTubeと提携していたりと、どうも英国ではYouTubeを利用したコンテンツ提供に関する積極的なアプローチが目立つなぁと感じる。

 一方で日本の状況はまだ先が見通せない。つい先日も日経ITproで「YouTube著作権問題から、動画投稿サイトの明日を考える」というコラム記事が掲載されていたけれど、英国の状況とは比べものにならないほど動きが遅いという印象。

 まぁ、商業音楽コンテンツの市場規模に関してのみ考えれば、英国や米国が全世界を相手にしているのに対して、日本の場合は事実上国内のみしか存在せず、従ってYouTubeのようなシステムから得られるメリットにも大きな差があって、同じような仕組みで同等の収益を上げることはまず不可能という、かなり厳しい事情があるから、鎖国っぽいやり方に向かうのは仕方のないことなのかもしれないなぁ…。  
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August 30, 2007

訃報:CBGBの祖、ヒリー・クリスタル

 Billboard.bizの8月29日付け記事「CBGB Founder Hilly Kristal Dies At 75 」で、ライブハウス「CBGB」の創業者、ヒリー・クリスタルの訃報があった。死因は肺ガンとのこと。

 CBGBについての伝説は言い尽くされているし、ネットを検索すればいくらでもネタは見つかると思うので、ここでつまらない話を書くのは省くけれど、なんだかんだ言っても、CBGBが無ければ今の音楽シーンは全く違ったものになっていた可能性も大きい訳で、同氏は音楽の歴史に名を残すべき人物の一人だろう。

 ご冥福をお祈りします。

当ブログでの関連エントリー(ほとんど関係ない話ばかり…)
映画「End of the Century - The Story of the Ramones」を観た
CovervilleでCBGBトリビュート番組
  
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でたらめな書評:乾くるみ「イニシエーション・ラブ」

 ちょっと時間を潰す必要が出来たので、本屋で目についた文庫を買って喫茶店に入った。買った文庫は、乾くるみの「イニシエーション・ラブ」で、店頭POPによるとラブストーリー仕立てのミステリー本として評判が良いようだった。

4167732017イニシエーション・ラブ
乾くるみ
文藝春秋 2007/04


 で、読んでみての感想は、オレの趣味じゃなかったなぁというもの。

 妙な謎ときが仕組まれていて、その落とし所が「ストーリー」として面白いというよりも、「構造・仕掛け」として面白いというのがダメだった。ネタバレになるので、ここでは詳細は端折るけど、解説としては「ゴンザの園」さんの「謎解き『イニシエーション・ラブ』」が非常に丁寧で判りやすい。

 で、そういうミステリ本としての評価とは別に、この本は、個人的にかなりイケテナイ部分があった。それは「言葉づかい」。舞台設定は80年代なんだけど、その当時には使ってなかったような言い回しが初っ端の「合コン」シーンからバンバン出てきて、80年代に青春を送った身としてはかなりの違和感に襲われた。以下に、気になった例で覚えているものをリストアップしてみる:

ツッコミを入れてフォローした

うっそー。ウブいー

僕はそんなふうにいじられつつも

 とくに、「いじる」というニュアンスの言い方は80年代には絶対に無かったと思う。少なくとも、自分の周りでそういう言い方する人間は皆無だった。

 この本、舞台設定が80年代ということで、色々な小道具も巻末で細かく解説されるぐらいに頑張っているのだけど、なんというか、物語り全体を通して、登場人物の語り口がやたらに「今っぽい」ような気がする。あの時代を生きた人間が読むと、ちょっとリアリティーに欠けた感じというか…。

 で、今気がついたのだけど、もしかして、そういうリアル80年代な人間は対象読者層には入ってないのかも(笑)。  
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August 29, 2007

著作権商売は因果な商売

 金沢工業大学の先生が「キダ・タロー作曲『アホの坂田』とメキシコ民謡の関係―著作物の引用とは」というブログエントリーを書かれていた。

 気になったので、JASRACのデータベースを調べてみたら、「作詞:竹本浩三、作曲:キダ・タロー」と登録されていた。興味深いのは、作曲に関する権利がJASRACに「全信託」であるのに対して、作詞は「無信託」となっていること。どんなにくだらない歌詞でも著作物として登録できるような気がするので、これはちょっと不思議。

 で、この迷曲「アホの坂田」のメロディーの著作権をどう考えるかは、人それぞれだと思うけれど、建前論を言ってしまえば、民謡は著作権がすでに消尽していると見なされるので、そのモチーフを引用して新たに曲を作ってしまえば、新たな著作権を主張できるのだろう。まぁ、モラルとしてそれがどうなのかはまた別の問題として…。

 音楽のパクリ話については、古今東西そのネタは尽きない訳で、例えば、60年代〜70年代においてロックの歴史を作った名曲の数々は、黒人ブルースの際限なきパクリで成り立っているなんて話は、もう耳にタコ。年寄りロックファンが語り出すと必ず出てくる、ヤードバーズにいた3大ギタリストの業績なんてとくに酷い。だって、まだ現役のブルースマン達のリフをことごとくコピペしてたようなものだから(笑)。

 あとは、日本の童謡なんかだと、海外の民謡に勝手に日本語の歌詞をつけて儲けている輩は結構たくさんいたりする(中には日本の民謡まで同じようなことやってる人もいるようだけど…)。この例で一番トリビアっぽいのは、くまさんが出てくる例の歌とか。

 で、じゃあ、著作権が切れたような作品を使って新しい著作物を作って商売するのが極悪非道なのかと言えば、それは一概にそうとも言えないと思う。例えば、完全に誰もが忘れ去ってしまっていた隠れた名作をサルベージして世に出すことは、格好良く言えば、人類の隠された遺産を再び世に知らしめ、文化的貢献をしていると言えなくもない。

 この辺りの考え方は、すべてバランスの話。でも、世の中、バランスをとるのはすごく難しい。ま、著作権商売なんて因果な商売だよねぇ。

 世界中にある創造物のほとんどは、100パーセントの完全オリジナルじゃなくて、それ以前に創られた何かの影響を受けているはず。意識してるかしてないかは関係なく、そこで何かしらの引用を行っていることも少なくない。

 でも、変に潔癖性で正義感が強かったりすると、そういう「クリエイティブの曖昧さ」みたいなことが絶対に許せないというか、認めたくないという心情に陥りやすいような気がする。で、実は、著作権管理団体みたいなところの中の人達って、そういう生真面目な人が多かったりするので、融通が利かないという感じ(笑)。

 そう言えば、全然話はぶっ飛ぶけれど、そろそろ日本の音楽業界でも、クリエイティブ・コモンズみたいな考え方が導入されるかもよみたいな噂話を耳にした。果たしてどうなることやら。やるからには、上手に導入していって欲しいと思う。  
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August 27, 2007

コンテンツの適正価格はいくら?

 巨大掲示板の戯れ言を真に受けて話をしても説得力が無いのかもしれないけれど、「痛いニュース(ノ∀`)」の8月27日付けログまとめページ「『DVDが売れないのはYouTubeなどの動画共有サイトのせい』…GDH」が興味深い。

509 名前: 漫画家(アラバマ州)[] 投稿日:2007/08/27(月) 13:58:33 ID:4rpCGWbg0

プラネットアースDVD

NHK版
DVD-BOX1(エピソード1〜4収録)  15960円(緒形拳込み)
DVD-BOX2(エピソード5〜7収録)  11970円(緒形拳込み)
DVD-BOX3(エピソード8〜11収録) 15960円(緒形拳込み)
計43890円 バラ売りは各3990円
http://www.nhk-ep.com/view/11485.html
http://www.nhk-ep.com/view/11618.html
http://www.nhk-ep.com/view/11731.html

BBC版
DVD5枚組 全11エピソード収録 24.99ポンド(約5700円)
http://www.bbcshop.com/invt/bbcdvd1883&bklist=icat,4,,nature,94

 いや、ビックリ。ここまで極端な価格設定の差は何なんだろう? こういう商売の仕方をしている限り、日本のコンテンツ産業に未来はないような気がしてしまうなぁ…。


 PS. 同まとめサイトにあるコメント欄の方で面白い指摘があったので、それも以下に引用としてコピペ:

265. Posted by  (^з^)-☆Chu!! 2007年08月27日 19:36

まずDVDってのがおかしい。アニヲタなんてのは機材だけはアホみたいにカネかけてんだからハイビジョンがあたりまえ。いまさらDVDなんてSD画質で満足するかよ。さっさとBDだせよ。

そうでなくても、地上DやBSDではハイビジョン放送(しかも無料)なのに、なにゆえ、それより劣る画質のものを1話3000円近く出して購入せにゃならんの?おかしいだろどうみても。
SD放送のものの、ハイビジョンマスターが3000円とかなら、百歩譲ってわからんでもないが。カネ出して購入するほうが劣るんだぜ?
  
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ロシニョールはもうダメかもしれんね…

 もはや2カ月近くも前の日経で「クイックシルバー、ロシニョール売却へ向かう可能性も」という記事のあったことを今日知った。

クイックシルバーは、痛手を和らげるための他のステップはすでにとっている。ロシニョールの大幅減産に向けて動き、冬のシーズンに入る前から欧州の主要工場を閉鎖する措置を打ち出した。これは今夏終わる見込み。マクナイトCEOはまた、欧州大陸のロシニョールの事務所を17から3に減らした。

 上に引用したように、既にかなりの縮小策が打ち出されていて、ロシニョールはこのままクイックシルバー傘下にいても良いことなさそうな感じ。

 ほぼテレマークスキーへ完全移行しそうな身としては、もう乗ることはないのかもしれないけれど、スノーボード用に最後に買った板はロシニョール製だったりするので、ちょっと寂しい話ではあるな…。  
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いつになったら家でビデオをちゃんと見られるのだろう?

 テレビが壊れてまともに映らなくなってから既に5年以上は経っているのだけど、地上波テレビ番組というものを全く見ない生活なので、それほど問題はなかったりする。地デジ移行の件についてもどうぞ勝手にやってくれという感じ。

 ただ、たまに見逃した映画で気になるものをレンタルビデオで見たいと思っても、家のテレビは画面全体が緑色になったりするので使えないし、かといってノートパソコンの液晶画面は解像度が合わないからドットが荒れて汚い上に、画面自体が小さいから興醒め。

 で、1カ月に一度ぐらい、不毛とは知りつつ家電店へ行って、液晶テレビを眺めたりする。けれど結果は毎回同じで、今の液晶テレビシステムでは、SD画像をちゃんと再生できないことを確認するだけで終わる。この週末も家電店に行ってしまった自分は、日本の家電市場動向に関する学習能力がゼロだな(笑)。

 まぁ、メーカーとしては、地デジと次世代DVDシステムの両方をプロモートして、新しい機材をドンドン買ってもらわなければならない訳だから、古いフォーマットの画像再生を改善しようなんて考えることはあり得ないのだろう。

 それにしても、映画好きで古いDVDソフト資産とかを大量に保有してるようなマニアな人達は一体どうしているのだろう? 結局は、画面がでかければ、ドットが荒れた絵でも満足ということなのか?

 そう言えば、以前に、池田信夫氏がブログで「NHKのハイビジョン・プロジェクトで視聴者のブラインド・テストをやったとき、われわれが衝撃を受けたのは、ほとんどの視聴者が画質を見分けられないということだった」と書かれていたけど、まさにそういうことなのかもしれない。

 で、画質ならまだ判る人も多いので状況はマシなほうだけど、音質になるともうほとんどの人が判らないから、まともな音が出るオーディオ製品なんて廃れて無くなるのは当たり前なんだよねぇ……。  
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August 26, 2007

ポスト「電車男」な感じ?

 ま、某巨大掲示板でこの手のネタは尽きることがないのだけど、この話は、たとえ良く出来た「釣り」だとしても、イマドキのケータイ小説やラノベなんかと比べても、かなりイイ線いってると思う。

 どこかのテレビ局プロデューサー辺りが版権押さえに走ってそうだな。  
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約80億円を費やした国家的ITプロジェクトが16歳の少年ハッカーによって破綻

 Gizmodoの8月25日付け記事「Australian $84 Million Porn Filter Thwarted By 16-Year-Old」は、なかなか興味深い話。

 同記事によると、オーストラリア政府は、8400万オーストラリアドル(約80億円)の国費を投入して、インターネット上のポルノ画像をフィルタリングするためのシステムを構築した模様。しかし、16歳の少年がわずか30分足らずで、そのシステムをハックして、いつも通りにポルノ画像を見られるようにしてしまったとのこと。しかも、同システムを使ってネット利用を監視している親には、ポルノじゃなくてお勉強サイトを閲覧しているように見せかけることも実現したらしい。

 オーストラリア政府は面子丸つぶれで皆の笑いものになっている訳だけど、これと似たような頭の悪いことって、どこの国の政府や役所もやっていて、もちろん日本も例外じゃないのだよねぇ…。  
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August 25, 2007

与太話:9月5日はビートルズの日?

 ネットに出回るApple関連の噂を総合して推測するに、今度の9月5日がネット配信によるビートルズ音源の発売日になるのかも? で、ついでにiPodの新製品も発表されると…。

 ま、この予想が当たっても外れても、自分の人生にとって大した意味は無いのだけど(笑)。

 あ、そうだ、誰かこのネタで昼飯でも賭けない?  
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August 24, 2007

どうでもいい話:あるゲームクリエイターの栄光と没落

 自分自身が「ゲーマー」であるという自覚は全く無いのだけれど、かつて好きだったゲームがいくつかあって、それらのタイトルを並べてみると、ある一人のゲームクリエイターが浮かんでくる。

 「セガラリーチャンピオンシップ」
 「マンクスTT」
 「セガツーリングカーチャンピオンシップ」
 「スペースチャンネル5」
 「Rez」

 で、その同じクリエイターが、某SL向けにゲームを開発しているらしい。もはやゲームなんてほとんどやらない立場の人間なので、それは大いなる勘違いなのかもしれないし、かなり無責任な発言でしかないのだけれど、それでも、なんだか終わった感が強いなぁと思ってしまう。

 あと、広告代理店の中の人が、「マシンのスペックが、アバターの運動神経に影響する」なんていう発言をしているのがなんとも…。もしかして、「D」の優良クライアントにはゲーマー向けPCパーツ屋さんが多いのだろうか?(笑)  
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August 23, 2007

自分のIPアドレスを調べよう

 Gizmodoの8月22日付け記事「MoanMyIP.com Lowers My Faith in Humanity One More Notch」で紹介されていたWebサービス「MoanMyIP.com」は、なかなか興味深い。

 同サービスは、現在使用中のIPアドレスを、お姉さんが英語で読み上げてくれるというもの。英語のヒアリングの勉強にも役立つ。なかなか良く出来たシステムだ。

 なお、職場などで、パソコンの再生音を大きくしたままでこのサービスにアクセスすることは推奨しない。

 周りの環境を確かめて大丈夫な人はコチラをクリックしてみよう(IPアドレスを読み上げる音声が出るまでにやや時間がかかるかも)。  
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August 22, 2007

私刑は許されるのか?

 現時点において、日本のネットな界隈において、怒濤の勢いで「私刑」的な行為が行われている訳だけど、これってどうなのだろう?

 ま、そんなことを、こんな場所に書き込んでいる時点で、自分自身もその私刑に荷担しているに違いないという自覚もある訳だけれど…。

 それにしても、罪悪感が完全に欠落したままで社会的なモラルに反する行為を続け、その行為の内容を公の場所で誰に憚ることなく披露するという行動自体が、明らかに正常な心理状態を逸脱しており、これはなんらかの精神障害である可能性も考えられるのではないだろうかと思ったりもする。

 何というか、ネタとして盛り上がるのも十分理解できるのだけれど、その一方で、なんだかやりきれない感もあるんだよねぇ。壮大な「釣り」だったというオチも、ここまでくると、それはもう絶対にあり得ないだろうし……。  
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物欲:80枚組はたぶん買っても全部聴けないなぁ…

 「音楽中心日記Blog」さんの8月21日付けエントリーで紹介されていたのだけど、グールドの80枚組ボックスセットが気になる。

 で、現時点の通販価格なんだけど、HMVだと1万7395円、一方でアマゾンは4万4296円と、差がありすぎ(笑)。

 HMVの値段が安すぎるというか、間違っているような気がするのだけど、とりあえず欲しい人は早めにポチっとした方が良いのかもしれない。

 自分の場合、欲しいことは欲しいけれど、買っても絶対に全部聴くことはなさそうだし、まちがいなく物理的に邪魔になりそうで、ちょっと手を出しにくい…。  
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August 21, 2007

iLife '08は問題山積み?

 MacFixItの8月20日付け記事「iPhoto '08 (7.0.1): Crashes, fixes; Library is now a package file, ramifications」を読んで驚いたのだけど、iPhoto '08からはデータの扱い方が従来方式から変更され、全ての写真データが1つの「.pkg」形式ファイルに集約されるシステムになってしまったとのこと。(GarageBandとかiMovieのデータの扱い方は以前からこの形式に近い)

 このため、写真ライブラリの容量が大きくなると、こまめなバックアップは事実上不可能に近いと指摘されている。

 以前のバージョンまでは、フォルダの中に個別の写真データが保管される形式だったので、差分バックアップも手軽に出来たのだけどね…。

 ついでに、「iWeb 2.0.1: Doesn't fix most version 2.0 problems, users still losing data; Backup your domains folder」によると、従来版のiWebで作成したデータが勝手に消去されてしまう問題のバグフィックスが行われたはずの「iWeb 2.0.1」が、依然として同じトラブルを抱たままであると報告されている。

 iLife '08は、なんというか「問題山積み」な感じだな…。

 ま、パソコン関連の「あたらしもの」は、焦ってすぐに手を出すと、結構悲惨なことが多い。とりあえず、最低2〜3カ月は寝かせて様子見するのが吉ってところかも。  
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ソニー対東芝、もしくはApple対Microsoft?

 次世代DVDフォーマット戦争で大きな動きがあったようで。

 結局、キャズムの先にある一般的なユーザーの立場からすれば、ビデオ再生機器なんて、技術的なメリットよりも、再生できるカタログ数の充実度こそが、その優劣を決する一番のファクターになるはず。

 今のところ、世界市場を見回せば、「BD対HD DVD、どちらが買いか?」なんてことを真面目に検討してるユーザーが存在するのは、北米と日本だけだと思う。で、この瞬間に次世代DVD機器の顧客の絶対数が多いのは間違いなく北米市場だろう。

 ということは、北米でのカタログ数競争の結果が、そのまま次世代DVDフォーマットのデファクトスタンダードを決める可能性はかなり高いと思う。

 すごく興味深いのは、北米市場における次世代ゲーム機戦争で、Xbox 360がPS3よりも優位に立っているという事実。そして、Xbox 360は、専用外付けHD DVDプレイヤーに5枚のHD DVDソフトを無償バンドルするような投げ売り攻勢に出ていたりする。

 このほか、今回BDを見捨てたParamount Picturesの親会社であるViacomは、その傘下のMTV Networksと音楽配信業者のRealNetworksの事業を合弁させて、真っ向からiTunes Store(=Apple)に対抗するような施策を打って出るという噂があったりする。

 他にも、Universal MusicはiTunes Storeから距離を置くことにしたけれど、映画のUniversal Picturesは最初からHD DVD陣営。

 BDをサポートする代表的なパソコンメーカーはAppleで、一方の代表的なPC用OSのWindowsはHD DVDをサポートする。Apple対Microsoftの影もそこはかとあるような、ないような…。

 ま、ここまでくると、「技術」が優れているかどうかは全然関係なくて、「政治」の上手な方が有利だということだろう。

 それにしても、メジャー映画スタジオを説得するために、かなりの金が動いているという噂もあるようだし、この勝負が終わる頃には、大手ハードウェアメーカーの1つや2つは屋台骨が大きく傾いてもおかしくないような…。

参考にしたWeb上の記事など:
パラマウントとドリームワークス、HD DVDのみで作品を提供へ:ニュース
「シュレック」や「トランスフォーマー」がHD DVDオンリーに
[WSJ] MTVとRealNetworksが音楽で合弁、Appleに対抗
Bye Bye Blu-ray: Paramount and DreamWorks Animation Go Exclusively HD DVD
State of High Definition: Who's Winning the Studio Support War?
Format War: HD DVD Paid $150 million to Studios for "Promotional Consideration"



 PS. New York Timesの8月21日付け記事「Two Studios to Support HD DVD Over Rival」を読むと、以下のような話が出ていた。「とりあえず1年半あげるから、それまでに勝負をつけてね、でもスピルバーグは関係なしだから」ということらしい。さすがハリウッド(笑):

Paramount’s agreement to use only HD DVD is limited to only 18 months. And Paramount noted that no films directed by Steven Spielberg were included in the deal “as his films are not exclusive to either format.”
  
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August 20, 2007

There you go again!

 ソニーが新たな戦いを挑むらしい。

 この件を紹介する8月20日付けのITmediaの記事には「今度こそiPodキラー? ソニー、音楽プレーヤー『Rolly』を予告」と、半ばシニカルを装いつつも、どこかで何かを期待するような見出しが付けられていて面白い。

 海外のガジェット系サイトのリーク情報(?)なども加味して推測するに、この新型プレイヤー、形はタマゴ型になるだろうというのがもっぱらの評判。

 で、なんとなくだけど、モーションセンサー機能を搭載していて、意味もなく、ユーザーの動き(踊り)に合わせて曲再生のテンポが可変したりできるような気がしなくもない。

 あとは、Zuneみたいに無線(ブルートゥースとか)による音楽の共有ってのが可能性としてありそうだけど、これは日本国内じゃ某権利者団体からNGくらいそうな感じ(というか、知らない赤の他人と共有できるようだと完全にアウトだな…)。

 まぁ、どうせ9割9分の確率でWindows環境にしか対応しないだろうから、マカーなオレ様としてはどうでもいい話だったりするのだけど(笑)。  
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August 19, 2007

さらば、西荻・登亭

 暑い中を自転車でヘロヘロとポタリングしてたら、なんとなく西荻窪界隈に迷いこんだ。で、ふと登亭は健在だろうかと思い、あの路地へ行ってみたら、なんとラーメン屋になっていた…。

 半ば、ああ、やっぱりな、という思いもあったけれど、なんだか悲しかった。最後にここで定食を食ったのは何年前だろう?

 その後、家に帰ってきてからネットを検索してみたら、どうやら昨年末で店じまいしたらしい。なんとすでに半年以上も前の話だったのか…。

 あのジャンクでソースたっぷりで過剰な盛りの定食を、もう二度と食べることができないのかと思うと、なんだか取り返しようのない喪失感に囚われてしまった。

noboritei

 登亭と言えば、女性向け情報誌「Hanako」が創刊間もない頃、江口寿史が巻末ページのエッセイで、なぜかこの登亭を取り上げてしまったが故に、どう考えても普段の客層ではありえないような小綺麗なOL達が大挙してやって来て、店がパニックになったという伝説がある。もちろん本当の話(笑)。

 おやじさん、お世話になりました。  
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200mphを観てきた

 先日、年寄りの思い出として触れた「颱風一家」の発展系バンド「200mph」のライブを観てきた。

 想像した以上に感動したというか、まさにタイムマシーンに乗って、あの頃のライブハウスに行ったような感覚に襲われて、目頭が熱くなってしまった。ま、歳をとると涙もろくなるからね(笑)。

 で、当然ながら、時代相応というか、バンド編成がツインドラムということで、あの頃よりも、グルーヴが今っぽい(あくまでも彼らの昔と比較してだけど…)。それでも、ボーカルのスタイルは超然として時代を超えた不動のもので、あれはやっぱりスゴイ。できれば、もっとPAの良いところで、歌詞をちゃんと聴いてみたかった。

 あとは、年寄りの個人的なリクエストとしては、昔の曲(とくに「映像」とか)をやってくれると超ウレシイのだけど、それは無理なんだろうな…。

 次回のライブは9月16日に下北沢SHELTERらしい。頑張ってほしい。(9月20日にECD+ILLCITTSUBOIというのもすごく気になる…)  
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タバコのネタは炎上しやすいねぇ(笑)

 うちみたいな、ほとんど誰も見てないに等しいサイトは関係ないけれど、メジャーなブログサイトで「タバコ」のネタを扱うと、割と炎上しやすいみたいだ。つい先日も知人のブログでプチ炎上してた。

 で、タバコの肯定側も否定側も、言ってることは「どっちもどっち」という感じがしなくもないし、さらには、コメント書いてるような連中はどちらも必死すぎ(笑)。

 まぁ、20年以上ヘビーに喫い続けた挙げ句に、ある日アッサリ止めてしまった身から言わせてもらえば、やっぱり喫煙者の言い分の方が、明らかに分は悪いと思う。

 本人がタバコを喫って気分爽快になろうが、はたまた健康を害そうが、それはそいつの勝手で良い。だけど、タバコは残念ながら、周りにいる人間全てに影響を及ぼす。

 とくに、副流煙がどうたらこうたらなんていう、健康問題はさておいて、一番やっかいなのは、あの煙と匂いだ。

 自分が喫ってる時には気がつかなかったけれど、非喫煙者からすると、あのタバコの匂いは最低・最悪だ。しかも、おぞましいことに、タバコを吸ってない時でも、喫煙者の周りから発せられる匂いは、かなり強力に臭い。こちらの体調が悪い時にあの匂いを嗅がされると吐き気がする。

 で、タバコは法的に認められている「嗜好品」なので、ニコチン中毒は薬物中毒じゃないなんていう、デタラメなことを宣う人もいるようだけど、ニコチン自体が明かな向精神薬の一種だからねぇ…。オレ自身、タバコを吸うようになったきっかけは、試しに吸ってみたら「ハイ」になったからだし(笑)。(ま、ハイになるような期間はすごく短かったけれど)

 残念ながら、タバコの税収が政府にとって大きなメリットだった時代はとうに終わっていて、いやまJTの中の人にとっての利権ぐらいでしかなくなってしまったようだから、そのうち日本でも諸外国のように、さらなるタバコ規制が行われるのじゃないかな?(JTは日本以外の発展途上国へタバコを売ることで儲けるビジネスモデルに移行しつつあるようだし)

 一つだけ、喫煙者が必死になるのを擁護(?)しておくとすれば、自分がまさにタバコを止めようとした際に思ったことが、「こんな素晴らしい人生の至福の時」を放棄するのは、逆にとんでもない罪悪なんじゃないかとマジで感じたこと。たぶん、喫煙者な方々は皆そう思っているはずだから、タバコを貶されると逆ギレしてしまうのだよね。

 ただ、実際に、完全にタバコをやめてしまえば、ああいう感覚は単なる「幻想」の一つでしかなかったことが判った訳で、タバコの気持ち良さなんて全然大したことない。つまりは、やっぱりあの頃はラリってたということだ(笑)。

 個人的には、タバコの匂いが耐えられなくなったせいで、ライブハウスやナイトクラブへ行く機会がめっきり少なくなった。まぁ、歳をとって、そういう場所へ行くこと自体が面倒なんだけど、それでもたまに行くと後悔してしまうのは、ライブやイベントの内容がつまらないからじゃなくて、タバコが臭くて頭が痛くなるからだったりするのが悲しい…。

4862480977タバコ有害論に異議あり!
名取春彦・上杉正幸
洋泉社 2006/12



 PS. いまさらながら興味深い話があったので以下にクリップ(29 Sep 07):
  ・喫煙者の壁
  ・嫌煙系のトンデモ
 いずれも内科医の方が書かれたブログ(はてなダイアリー)から  
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August 18, 2007

これはビックリ:岡田斗司夫氏の変遷

 ダイエット本を出したということで、検索したらザックリとすぐにご本人のブログがヒットしたんだけど、この「スタイル&顔の遍歴」というエントリーにある写真はマジで驚愕もの。

 これが病気じゃなく、意図したダイエットによる効果らしいのだから、凄すぎる。

 自分も最近は年相応にメタボリックな案配になってきたので、ちょっと考えてみようかな。ともかく、まずは本を立ち読みしてみよう(笑)。

4106102277いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)
岡田斗司夫
新潮社 2007/08/16

  
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DATは生きていた!

 DATなんて、民生用・業務用共にハードウェアが全て生産完了し、テープも市場在庫ぐらいなものだろうと思っていたら、それは音楽用途だけでの話らしい。

 世界が違えば、DATも第6世代まで進化して、さらにはテープ幅がワイド化するという、すさまじい状況であることを今日知って、正直かなり驚いた(「ビビッた」と表現するほうが正しいかも…):

第6世代は8mmテープ幅:
新世代DATが従来比2倍以上の容量・転送速度を可能にした理由

(ITmedia エンタープライズ 7月30日付け記事)

 まるで、海外の音楽ニュース系与太記事でたまにある「エルヴィスは生きていた!」というのに匹敵するようなインパクト。しかも、こちらの記事は、与太とは正反対な、非常にシリアスな内容。いやはや…。

 ただ、どちらにしても、DATというのは、プロフェッショナル(もしくはマニアック?)な現場にしか通用しなかったメディアということなんだろうな。

 ところで、家には、昔録音したDATテープが何本か転がっているのだけど、再生するためのハードが壊れて聴けないまま。もう諦めて燃えないゴミで捨てた方が良いのかな?  
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August 17, 2007

年寄りの思い出はなんとなく唐突にやってくる

 90年代の初めの頃に、個人的にとてもはまった日本のインディーズバンドが2つあった。

 1つは「フラメンコ・ア・ゴーゴー」というバンド。そして、もう1つは「颱風一家」というバンド。いずれも高円寺の20000V辺りを中心に活動していた。

 まぁ、どちらのバンドも遠い昔に解散しているので、知る人ぞ知るという感じかもしれないけれど、あの頃は年甲斐もなく、追っかけみたいな感じでライブハウスに通ったりしたものだ。で、ああいう音楽の聴き方をしたのは、あれが最後になった。さすがに歳をとった今となっては、あの頃と同じことをやるのは無理っぽい(笑)。

 で、ふと検索してみたら、今は別の若者が別の全然関係ない「颱風一家」をやってるみたいでちょっと悲しかったりしたけれど、オリジナルな颱風一家の面子の方も「200mph」というバンドをやってることを発見。写真を見たら皆元気そうで、自分もうれしくなった。  
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August 16, 2007

CDが登場してから25周年

 Gizmodoの8月16日付け記事「Happy 25th Anniversary, Compact Disc」によると、どうやら今日はCDの25回目の誕生日だったらしい。

 このCD、まだしばらくは、主要な音楽ソフト向けメディアとして利用されそうだけど、往年に比べるとかなり元気が無い。あと何年活躍できるのだろう?

 ふと思ったのだけど、イマドキの10代ぐらいになれば、生まれてから一度も自分で製品の音楽CDを買ったことがない(つまりは、レンタルしたのをリップするか、ネットのどこかから落としてくるか、ケータイで買うか、等々)なんていうパターンも十分ありえるだろうしねぇ……。

 ま、年寄り(=自分)の場合は、まだ当分はCDという形で買うことにこだわりそうな気がするけれど(笑)。

 ちなみに、世界で最初に製品化されたCDパッケージはこのアルバムだったはず:

B00000DCHD52nd Street
Billy Joel
Sony/Columbia


 ビジー・ジョエルと言えば、個人的にはこのアルバムよりも「The Stranger」の方が馴染みがあるし、彼の曲で一番好きなのは「The Nylon Curtain」に収録されている「Allentown」だったりする(「Piano Man」もいいけどね…)。ということで、最後はYouTubeへのリンクを貼っておく(ページへの埋め込みが禁止されてた、残念)。


 PS. ITmediaの8月17日付け記事「25周年を迎えたCD、売り上げは2000億枚に」によると、世界初のCD化音源はABBAの「The Visitors」とのこと。  
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ゴロワーズを吸ったことがあるかい@YouTube

 「子供騙しの猿仕事日記」さんが8月15日付けのエントリーで、かまやつひろしの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」を紹介されていて、そこでリンクされているYouTubeの動画がやたらにカッコイイ。

 演奏は「ムッシュかまやつ&マドモアゼル」名義で、バックバンドのメンバーは1名を除いて全員女性ながら、知る人ぞ知るという錚錚たる面子。

 それにしても、オリジナルのレコード音源で、ホーンセクションとして参加していたのがタワー・オブ・パワーだったなんて全然知らなかった。昔のレコーディングは、色々と贅沢なことしてるよね。

 初めてこの曲を聴いたのは、父親が「我が良き友よ」を好きでシングル盤を買って時で、B面をかけたら「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」だった。あの当時は子供だったので、なんだかチンプンカンプンという感じで、面白いのか面白くないのかもよく判らなかった。

 そう言えば、我が良き友よにしたって、その歌詞の良さが判ったのは、自分の年齢が当時のオヤジと同じぐらいになってからだったけなぁ…。  
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August 15, 2007

グロッキーな日々

 なんとなく心身が暑さに負けはじめているような感じ。ビートルズの「Help」の歌詞が頭の中でグルグル回るような。

 泣いて癇癪を起こせば誰かがあやしてくれた、そんな子供の頃に戻れたら良いのにと思ってしまうようだと、それはかなり弱っている証拠なんだろう…。

 ま、こう言うときは早く寝るに限るのだけど、どうにも寝付けない。で、下手に酒を飲み始めたりすると、ますます目が覚めてしまうのだよなぁ。

 こういうダルイ時は、Suicideの「Dream Baby Dream」なんて曲が気持ちよさそうだと思ってYouTubeを検索してみたら、ライブ(?)ながらもビデオが存在していてビックリ:



 ただ、この演奏はちょっとメリハリがありすぎるというか、今聴きたい感じじゃない(まぁ、Suicideというバンドの本質はこっちなんだろうけど)。セカンドアルバムに先行して発売されたスタジオ録音のシングル盤は、どこまでも甘くてしかも病的なミニマル感が気持ち良かっただけにちょっと残念。で、驚いたことに、ブルース・スプリングスティーンがカバー演奏してるバージョンもあったのでついでにリンク:



 で、ここまで書いてから、もしかするとこの「Dream Baby Dream」という曲のことは以前にもブログで取り上げたかも知れないという気がしてきた(デジャブかな?)。ま、何年かに一度はこういう気分になって、その時には、この曲が聞きたくなるということなんだろう(笑)。  
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August 13, 2007

残暑お見舞い申し上げます

sky 13 aug 2007

 いくら暦の上での決まり事とはいえ、「残暑」と呼ぶにはあまりにも違和感ありすぎな今日この頃。身も心も壊れそうな勢い…。

 皆さんも体調など崩さぬようご自愛ください。  
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UniversalとGoogleが打倒iTunesで連携

 Gizmodoの8月13日付け記事「Gbox Music Downloads: Universal Partners With Google To Rival iTunes」によると、UniversalのDRMフリー音楽配信戦略の要は、Googleが新たに始めるサービス「gBox」ということになりそうだ。gBoxは8月21日から提供開始の予定。

 同サービスの仕組みは、UniversalがGoogleの広告スペースを利用するもので、ユーザーがGoogleでUniversal傘下のアーティストについて検索すると、gBoxへ誘導され、そこで音源を購入できるというものらしい。

 果たして、このUniversalとGoogleの共闘作戦は、AppleのiTunes Storeを打倒できるのだろうか?

 ちなみに、UniversalのDRMフリー音源については、不正なコピーによる海賊行為を防止するために「透かし(Watermark)」が入れられるという情報があったりする…。


 PS. ITmediaに掲載されたAPの翻訳記事「Googleの手を借りてiTunesに対抗する新興音楽サービス」によると、UniversalとgBox、そしてGoogleのそれぞれの関係はなんだか、かなり「微妙」なものみたいだねぇ…。ま、「AppleのMacには対応しない」という時点で、もうオレには全然関係ない話な訳だけど(笑)。  
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August 12, 2007

ディスカバリーチャンネルの自転車チームが解散

 Cyclingnews.comの8月10日付け記事「Discovery disbands」によると、旧USポスタル時代を含めれば、なんとツール・ド・フランスで8回も優勝を飾ったディスカバリーチャンネルの自転車チームが、スポンサー獲得難航で遂に解散するらしい。

 世界的にはここ数年に渡るドーピングスキャンダルの続出で、スポーツとしての自転車競技のステータスは地に落ちたって感じ。特に今年のツール・ド・フランスは酷かった…。

 一方で、日本じゃ一部のお洒落ピープルの間で勘違いな雰囲気の自転車プチブームなんだけど、このままいけば、暴走ピスト野郎の事故とかがきっかけになって、自転車関連の道交法改悪みたいな事態が起きそうでちょっと嫌な雰囲気。

 単なるファッションアイテムとしてブレーキ無しのピスト車に乗ってるような連中は公道で走るのをやめて欲しいものだ。特に歩道をピスト車で走ってるのは頭悪すぎだろ。  
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