April 30, 2007

滑走記録メモ(シーズン通算19日目)

 世間では連休だというのに、なぜか仕事がポロポロと入ってきて歯欠け状態。なので、完全オフがとれた貴重な1日は、楽してそれなりに滑られそうな丸沼高原へ。

 天気は快晴、道具はテレマークスキー。どうせ雪が悪くてソールの汚れることはわかっていたので、滑りが悪いことは承知でソール材の悪いステップソール板を起用。このソールなら、後でリムーバーを使ってもあまり気にならない。

 朝一は気温も零下で締まった雪。おまけに前日軽く降雪があったおかげで、コース横にはうっすらと新雪があって、踏んでみるとキュッキュッと音が鳴ったのには感動。もっとも、11時を過ぎたあたりには溶けてザクザクに。

 ちょっと飽きたので、前回ここへ来た時と同じように、ロープウェイ山頂駅から登って散策してみた。

map_marunuma

 今回は完全なソロなので、あまり深入りせずに、六地蔵を抜けてパラグライダーのテイクオフポイントまで行ってから、戻って自然散策コースを一周しようとしたのだけど、雪が無いので、コース一周は登ってすぐの地点で断念。上記の地図で丸で囲まれているのがテイクオフポイント、×印が断念した地点。こうやって見ると、ほとんど移動してないね…。まぁ、テイクオフポイントから望める景色がキレイだったので良しとしよう。

view_marunuma0704

 2時過ぎに上がって、帰路は川場へ抜ける道を通って、日帰り温泉の小住温泉でマッタリする。ここの露天は、非常に開放感があって気持ち良い。なにせ、向こうの側の車道から丸見えだから(笑)。  

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April 27, 2007

"Doll Face" by Andrew Huang

 4月26日付けのGizmodoの記事で紹介されていた短編映画「Doll Face」。長さは約4分。個人的には気に入ったけど、ややグロテスクなテイストなので、人によって好き嫌いがあるかも。おそらく、テリー・ギリアムの影響を受けていると思われ…。

  
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April 25, 2007

かなりむかついたのをきっかけに(BlogPet)

wmsは
先日、いくつかの電車を乗り継いで移動する用事があった際、丁度夕方で券売機がやたらに混んでいて、かなりむかついたのをきっかけに、思い切って「を買ってみたら、これが驚くほどに超便利。
って言ってたよ。

*このエントリは、ブログペットの「わんこ」が書きました。
  
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「音質」という価値観の終焉

 小寺信良氏が「コデラノブログ SP2」の4月24日付けエントリー「Napsterのゆくえ」で興味深い話を書かれている:

小学生がケータイで音楽を鳴らしながら、「あたしこっちの唄の方がぜったいいい!」とかなんとか言っていた。帯域的にボーカル部分しか聞こえてないわけだが、最初はケータイで音楽がダウンロードできること、鳴ることの面白さで十分だったのが、その状態が当たり前になってしまうと、もう音質という意味を生涯理解することがないままの人も出てくるだろう。

 まぁ、すでに、MDやMP3の圧縮されまくった音をして、「良い音」を判断するための基準とせざるをえなくなった時点で、「音質」という価値観の立場はかなり危うい状況だったのだけれど、これからは「着うた」の音がスタンダードなんだから、完全に「終わった」ということなのかもしれない。

 そう言えば、「【B面】犬にかぶらせろ!」さんの4月22日付けエントリー「CD音痴論ってあったよね」で言及されている話なんて、もはやイマドキの子供たちにとっては、何の意味も持たない論争なんだろう…。

 個人的には、やっぱり音楽は「良い音」で聴きたい。だって、明らかに良い音で聴いた方が快感は大きいから。ま、そんなこと言ってる時点で、自分自身が世の中の流れから取り残された年寄りだと公言してるようなものだけどね(笑)。

 ちょっと違うけど、似たようなニュアンスの話としては、映像の世界で「1秒間あたり何フレームがキレイか?」なんてのがあるな(フィルムで撮影した映画は24フレーム、最新のHDビデオは60フレーム)。  
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片手にAK、片手にiPod……

 Gizmodo経由、iLoungeのPhoto Galleriesで見た写真は、ちょっとした悪夢。ちなみに、被写体の人物は女性らしい。(気が弱い人はリンク先へは飛ばない方が良いかも)

 そう言えば、沢田研二の歌で「片手にピストル、片手に花束」というのがあったけな。で、こういう引用の仕方をすると、某著作権管理団体が文句を言ってきたりするのかもしれない。それもまた悪夢……。

 PS. 上のリンク先の写真を見てしまった人は、コチラの写真などで気分転換をどうぞ(笑)。あ、女性にはセクハラになるのかな?  
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April 21, 2007

どうでもいい話:著作権ゴロへの道

 世の中には「わらべうた」という、数世紀に渡って伝承されてきた歌が数多くある。で、それらの楽曲は常識的に考えれば当然パブリックドメインになるはずだけど、実はそういった曲のいくつかは、特定個人の作家名義でJASRACの管理楽曲として登録されていたりする。

 こういう状況はかなり謎ながら、例えば、いまだに登録されていない曲を探して自分が作家となって登録申請すれば、上手くすると著作権者として金儲けできる可能性もありそうな気がする。

 他にも、著作権の切れた外国曲用の日本語詞なんかも美味しい金儲けの匂いがするし、その逆に古い日本語曲を勝手に英語に訳して登録するなんてのもありそうだ。

 著作権ゴロとしての生き方に興味のある人は、JASRACの「作品データベース検索サービス」を使って色々と調べてみると面白いかもしれない。  
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April 20, 2007

アメリカ発のネットラジオは5月15日から状況が変わるかも

 最近、ちょっと仕事が変わって、まめに情報を収集したり、それを自分なりに解釈してブログに書くという余裕が無くなっている。で、とりあえずメモ書き。

 津田氏も「音楽配信メモ」の4月20日付けで「米国のネットラジオがピンチに!?」と書かれているけれど、どうやら米国では既存のネットラジオというシステムが完全に崩壊するかもしれない事態に陥っている。

 詳細は他で色々と報じられるだろうから端折るけれど、Gizmodoの4月17日付記事「Internet Radio Rebellion Crushed: CRB Upholds Royalty Rate Hike」によれば、新しい法律は5月15日から発効するようなので、この日を境に、アメリカ発の音楽聞き放題なネットラジオは無くなるのかもしれない(杞憂かもしれないけれど……)。

 で、上記したGizmodoの記事に対する読者コメント欄を読んで判った朗報(?)としては、カナダやオーストラリア等の国でもネットラジオが普及しだしているらしい。そして、今回の件がそれらの国のネットラジオに影響を与える可能性は現状のところないようだ。つまり、アメリカ以外から放送されるネットラジオ局を開拓するのが吉かも。ただ、中・長期的なことを考えると、当然、何らかの影響があるだろうね。  
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April 18, 2007

とか書いてみるの♪(BlogPet)

最近発売されたらしい


 ただ、ゴシップ本としてはなかなか興味深い内容らしく、いかにレイラことパティ・
ドミノスインサイド・
ストーリー―
名盤の裏側
という翻訳本としてはなかなか興味深い内容らしく、いかにレイラことパティ・
名盤ので、米Amazonのだけど
wmsは、ネットでトンとかをカスタマーレビューしたかったの♪
ドミノなどあったの?
とか書いてみるの♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「わんこ」が書きました。
  
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April 15, 2007

なんだかな…

 ちょっと調べることがあって、自分の古いサイトへ行ってみたら、システムが壊れたのか、色々な方からいただいた貴重なコメントが全て無くなっていた。かなり悲しい。

 おまけに、自分の書いた文章を読み直すのは、思った以上に辛い作業だった。やれやれ……。  
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花の写真

flowers

 花をキレイに撮るのはむずかしい。なんだかメリハリに欠けたので、色をちょっと押してみた。こういう試みを手軽にできるのがデジタル写真の良いところ。  
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年寄りによる年寄りのための懐メロ プレイリスト

 finetuneを使って「love for punk +」というプレイリストを作ってみた。このページのサイドバーからもアクセスできるので、暇な人はチェックしてみて。

 選曲は、70年代後半のオリジナルパンクから80年代前半のニューウェーヴを中心にして、一部は90年代前半までの楽曲も混じるという感じ。一応は当時のヒットナンバーを中心にピックアップしたので、それなりには聞きやすいはず…。

 finetuneがスゴイのは、自分の聴きたいと思う楽曲の8割ぐらいが検索で見つかるということ。ただ、アメリカの配信サービスなので、基本的にはアメリカで入手できる音源じゃないと扱っていないのと、本当にマイナーなバンドの音源(例えばコントーションズだとか…)は無いのが残念。

 システム自体はそれなりにバージョンアップしてるようで、以前はfinetuneが見えているウインドウを裏に持っていくと曲の変わり目で音が切れてしまったのだけど、今は裏にあっても、どんどん曲が読み込まれて聴けるようになっている。他のページをブラウズしながら楽しめるのはすごくウレシイ。  
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April 13, 2007

11,000kbpsの超高音質な音楽配信サービスが登場

 Gizmodoの4月13日付け記事「Niveus and MusicGiants Offering HD Music Downloads」によると、米国ではとんでもない高音質な音楽配信サービスが登場した模様。

 提供されるデータ形式は、最大1,100kbpsのビットレートでエンコードされたロスレスWMAファイル。

 さらに驚くことに、一部の作品では、 DVD AudioまたはSACD用にリマスターされた音源による「Super HD」級データも提供されるらしい。なんとそのビットレートは11,000kbps!ファイルの大きさが半端じゃなさそうだ(笑)。

 もっとも、このサービス、どうやらWindows Media Center環境のみ対応のようなので、仮に海外ユーザーに対応していたとしても、マカーな自分には関係ない話だったりはする…。  
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Appleが緑のリンゴマークを取得

 「Apple Linkage」の4月13日付け記事で「Apple Corps Ltd.、Apple Inc.に商標権を譲渡」というニュースが紹介されていた:

AppleInsiderでは、Apple Corps Ltd.が、同社の商標をApple Inc.に譲渡する申請を4月5日に米国特許商標庁に行っていると伝えています。

 ここで注目したいのは、「米国特許商標庁」という部分。

 言葉通りに解釈すれば、アメリカ国内では、パソコンやiPodで有名なApple社が、ビートルズで有名なApple社のロゴに関する権利を取得したということであり、逆に言えば、他の国でどうなるかは関係ないということなんじゃないのか? なんだか気になる話。

apple logo for music

 まぁ、現実的に考えれば、日本だけ緑色のリンゴマークをiTunes Storeで使えないというような状況はあり得ない訳で…。

 同じ4月13日付けの朝日新聞では、「ビートルズのネット配信に道 英アップル社とEMI和解」なんて記事もあったりして、いよいよ、あの有名なロゴを使ったiPodやiTunes StoreのCMが開始されるのも、そう遠くない未来のような気がしてきた。  
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April 12, 2007

ハムノイズが無い(?)パッシブタイプのギターピックアップ

 Music thingの4月12日付け記事「Neodymium pickups look awesome, expensive」で紹介されているギターピックアップ「Q Tuner」はかなり気になる存在。

qtuner

 Q Tunerは、世界で初めてネオジム磁石を採用したパッシブタイプのハムバッカーとのことで、高出力&低ノイズを実現しているらしい。

 同社のWebサイトでは、WAVおよびMP3形式でデモ演奏も試聴可能。

 検索で見つけた海外のユーザーによるレビュー記事によれば、高出力なギターピックアップにはおなじみのハムノイズが皆無と書かれている。まぁ、それは極端としても、かなりの低ノイズ設計なのは間違いなさそう。

 価格はWebサイト直販で125ドルから。発送は全世界に対応する。現時点で4週間のバックオーダー待ち。

 う〜ん、ギターの腕前がもっと上手なら、ポチっと逝ってそうな感じかな(笑)。

 PS. Music thingでは、超小型の新型PODも紹介。こちらの情報はリークされたものらしく、元ソースは全部消えていた…。  
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April 11, 2007

スターのゴシップ本は万国共通で人気あるよね

 全然知らなかったのだけど「デレク&ザ・ドミノス インサイド・ストーリー―名盤の裏側」という翻訳本が最近発売されたらしい。

 で、中身がどうなのか興味があったので、米Amazonのカスタマーレビューを見てみたら、かなりのトンデモ本ということが判明。とにかく、ロック史的な見地からはデタラメばかりで読む価値ゼロとのこと。

 ただ、ゴシップ本としてはなかなか興味深い内容らしく、いかにレイラことパティ・ボイドが当時カワイコちゃんだったかが良く書けている模様(笑)。  
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パスモ・イズ・ザ・ドラッグ

 なんと「パスモ、売れすぎて販売制限 8月まで定期のみに」ということだそうで、かなりスゴイ状況。

 自分は、ケチで保守的、しかも機械を信用できない人間なので、ああいうプリペイドでデジタルな自動課金システムはどうも好きになれない。なので、しばらく導入を見送っていた。

 ところが先日、いくつかの電車を乗り継いで移動する用事があった際、丁度夕方で券売機がやたらに混んでいて、かなりむかついたのをきっかけに、思い切ってパスモを買ってみたら、これが驚くほどに超便利。

 パスモを手にした当日は、使うのが楽しくて、用もないのに電車に乗ろうかと思ったほど(笑)。

 非接触型ICカードを使ったゲートシステムは、自分で実際に使ってみるまではそれほど無理して使いたいという欲求が起きないのに、一度使ってしまうとそれ無しではやっていけないという、まさに常習性の高い麻薬的なインパクトがある。自動車用のETCもまさにそう。

 あとは、誤課金が発生して損しないことを祈るのみ。まぁ、逆に、システムのエラーで得する分にはいくら得しても良いのだけどね。  
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によれば(BlogPet)

昨日、wmsが
)によれば、EMIが今回のDRM無し販売を決めた一番の理由は、消費者がそれを望んでいるのが一番で判ったからという。
っていってたの。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「わんこ」が書きました。
  
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一番美味しい音がするエンコードはどれ?

 AACエンコードのビットレート設定を128kbpsと256kbpsで聴き比べるという実験に関するエントリーを書いたところ、同じビットレート設定でもエンコードの種類によって音質は異なるというコメントをいただいた。

 当初は、うちの環境(Mac OS X+iTunes+iPod)では、AACが一番楽かなという考えにまとまりかけたのだけど、そういう話を聞くと、やはりちょっと気になる。なので、簡単に出来る範囲でさらに実験をしてみた。

 今回は音源に、ジョニ・ミッチェルのアルバム「Hejira」から1曲目の「Coyote」をピックアップ:

B000002GYCHejira
Joni Mitchell
Elektra


 フェイザー処理されたギターのカッティングに、ジャコ・パストリアスが弾くフレットレスベースの独特な音が絡むイントロは、かなりオーディオ・オタク向けな展開(笑)。

 今回の聴き比べでは、iTunesを使って、128k AAC(4.7MB)、256k AAC(9.3MB)、256k MP3(9.2MB)、Apple Lossless(29.3MB)、AIFF(50.7MB)、WAV(50.7MB)と、6種類のファイル形式にエンコードしたファイルを用意した。

 再生環境は、iBook上のiTunesから再生し、USB接続のオーディオインタフェースEDIROL UA-4FXを介して、SHURE E3cでモニターする条件のみ。

 また、今回は、音が「良い/悪い」で評価するのではなく、個人的にどれがより「好き」かを判断するようにした。

 結果は、WAVの音が一番好きだった。次いで、AIFF、Apple Lossless、256k MP3、256k AAC、128k AACの順。

 意外な発見だったのは、非圧縮ファイルのWAVとAIFFでも音質が微妙に違うという事実。この2形式に関しては、プレイリストで2つのファイルだけを取り出して、ランダム再生でブラインドテストしたので、まず間違いない事実。何度やっても、WAVの音の方が自分好みの音だった。AIFFはやや線が細い。一方、WAVだと、ジャコのベースの音に芯があって良い感じだった。

 Apple Losslessは、音のアタックにちょっと違和感があった。確かにファイル容量を考えると、ポータブル用音源としてそれなりの妥協点にあるのかもしれないけれど、個人的に利用するかどうかと問われると、かなり「微妙」かも。

 256k MP3と256k AACの差は、やはり音のアタックにあった。MP3の方が素直な感じで、AACはちょと遅いかもしれない。ステレオ感も微妙に違っていて、AACの方が中央に寄る感じ。ただ、音源によっては、AACの方が気持ち良い場合もありそう。なお、MP3はジョイントステレオではなく、普通のステレオに設定した。

 今回の実験で気になるポイントは、エンコードも再生もiTuensだけを利用したこと。エンコーダソフトが違えば、同じファイル形式でも音が違うはずで、例えば、MP3のエンコードに関しては、LAMEに対応したフリーソフトのAudacity等を使った方が音が良さそうな気もしたけれど、今回は面倒なので省略してしまった。

 個人的には、iTunesは使いやすいから使っているだけで、音そのものに関してはあまり信用していない。

 実は、ライ・クーダーが最新作「My Name Is Buddy」で、その音の良さを気に入ってマスタリングにiTunesを使ったらしいというエントリーを書いた。で、最近、そのアルバムを入手したので、家のステレオで再生してみたのだけれど、これがハッキリ言って自分の嫌いな音だった。奥行きが無くて、線も細い。ライ・クーダーは昔にも一度、「Bop Till You Drop」というアルバムで、当時最新鋭のデジタル録音機材を使って大失敗していて、同じ過ちをまたやっちまったという感じ。ファンとしては、かなり悲しい。

 なので、iTunesは、ちょっと嫌なんだけど、Mac環境だとこれが一番楽なんだよなぁ……。  
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April 10, 2007

Intel MacはPowerPC Macよりも動画が汚い?

 MacFixItで先週から話題に取り上げられて気になっていた話がある。

 それは、IntelベースのMacでQuickTimeを利用した動画処理(具体的にはビデオ作成やDVD再生)の品質が、PowerPCベースのものに比べて劣るというもの。

Difference in quality of QuickTime-exported video on Intel, PowerPC-based Macs?

Difference in quality of QuickTime-exported video on Intel, PowerPC-based Macs (#2): Screenshots

 これ、普通に考えると、Intelベースの方がCPUパワーがあるから、動画処理もキレイになるような気がするのだけど、実際には逆らしい。

 動画関連の機能は、パソコンを手に入れる際にMacを選ぶ理由の大きなポイントの一つなので、これが単なるQuickTimeのバグじゃなくて、ハードウェア側の問題だとすると、かなり致命的かも…。

 とりあえず、うちのMacは今となっては古いPowerPCベース(G4)のマシンなので、ひとまず安心なんだけど、この件に関する今後のMacFixItの記事は注目したいところ。  
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April 09, 2007

CDをリッピングして256kbpsのAACにエンコードしてみた

前に書いたエントリーの続き)

 今回、実際にリッピングして256kbpsのAACにエンコードしたのはライ・クーダーのアルバム「Chicken Skin Music」の1曲目「Bourgeois Blues」。

 面白いことに、ファイルサイズは、128kが3.1MBなのに対して、256kは6.2MBと、単純に2倍の大きさだった。

 まずは、iBook(G4/1.33GHz)上のiTuensで聴き比べてみた。iBookの匡体に付いているステレオスピーカーだと、その違いは微々たるもの。この聴き方なら、256kエンコードにする意味はほとんどないと思う。

 次に、ヘッドホンジャックにSHUREの「E3c」を突っ込んで聴き比べてみた。この状態なら、やはり256kエンコードの方が音が良い。ただ、選んだ楽曲が良くなかったのか、それほど際だって差が出るという感じではなかった。一番違いが判るのはシンバルの音。ちょっと誇張した表現をすると、128kだと「ガシャン」というのが、256kだと「グワ・シャ〜ンンン」とキレイにニュアンスが再現されている感じ。

 また、128kの後に256kを聴いてもあまり差を感じないけれど、聴く順番を逆にすると判りやすい。256kを聴いた後の128kはなんだか演奏に活気が無くなり、音も詰まった感じになる。

 次に、初代iPod nano(1GB)に入れて聴き比べた。ヘッドホンは同じくSHUREのE3c。全体に、どちらの音も曇った感じ。これは、iPod nanoのアンプ部の音が悪いということ(ちょっとガッカリ)。まぁ、それでも音質の差はiBookでの再生と同じ傾向で、やはり256kの方が良い。ただ、このiPod nanoのもっさりした音だと、わざわざファイル容量を大きくしてまでして256kにするメリットは少ないかもしれない。ついでのなので、付属のApple純正イヤホンで聴いてみたら、128kで十分という感じだった(笑)。

 続いて、5.5G iPod(30GB)で聴き比べ。ヘッドホンはSHUREのE3c。驚いたことに、iPod nanoとは音質が全然異なり、今までで一番「音楽」として好ましい鳴り方がした。どうやら初代iPod nanoと5.5G iPodでは、アンプ等の設計が違うのだろう。5.5G iPodとSHURE E3cの組み合わせなら、ファイル容量が大きくなっても256kエンコードにするだけのメリットはあると思う。

 打ち込み系の音だとどうなるのか気になったので、ここで808 Stateのアルバム「Ninety」に収められている往年のヒット曲「Pacific 202」をリッピングする(参考音源が古いのはオレが年寄りだから、スイマセン…)。

 で、この曲を5.5G iPodに入れて、128kと256kを聴き比べてビックリ。もう、圧倒的に256kが素晴らしい。イントロのソプラノサックスの音からして既に全然違っている。あとは、打ち込みによるハイハットの音の違いが、そのままグルーヴ感の違いにまでなっている。こうなると、もう128kでは聴けない感じ。

 この後、iBookからUSB対応オーディオインタフェース「EDIROL UA-4FX」を通してSHURE E3cで各曲を聴き比べてみた。残念ながら、この組み合わせで聴いてしまうと、もはやiPodは全滅という感じ。なんと、128kでもかなり音が良かった。もちろん、256kの方がさらに音は良いのだけど…。

 折角なので、UA-4FXを普通のオーディオ用アンプにつないでオーディオ用スピーカーからも音を出してみた。256kなら、普通のCDと比べてもかなり遜色なさそう。と言うか、安物のCDプレイヤーを使うぐらいなら、256kエンコード+オーディオインタフェースの方がずっと音の良い可能性あり。

 さて、ここまで書いてきて、最後にちょっと言い訳を。音の「良し悪し」を決めるのは、個人の感性によるところが非常に大きい。一人の人間がある音を良いと思っても、別の人間にとっては悪い音ということもよくある話。なので、このエントリーもまぁ参考程度にお楽しみください。ただ、ダイナミックレンジの広いジャズとかクラシックなら、256kでエンコードする方が気持ちの良い音になる可能性は高いはず。

 PS. さらに追加実験あり。  
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April 08, 2007

256kbpsエンコードのAACに価値はあるか?

 DRMフリーになるかどうかとは別の問題として、今後の音楽配信サービスでは「高音質」という付加価値がセールスポイントの一つになりそうな気配。

 ITmediaの松尾氏がブログ「CloseBox and OpenPod」で「iTunesで購入したEMIの楽曲をDRMフリーにアップグレードするとき」というエントリーを書かれていたので、自分もかなり気になって、256kbpsでAACのエンコードを試してみた。

 先に結論を書いてしまうと、256kbpsでエンコードされた音は確かに良い。

 しかし、じゃぁ、全部の音楽フィアルを256kbpsにするメリットがあるのかどうかと問われると、それはケース・バイ・ケースと答えるしかない。

 少なくとも、初代iPod nanoと標準付属の純正イヤホンの組み合わせで聞いているような人にとっては、256kbpsでエンコードされた音楽データは、ファイルの容量がでかいだけで、あまり音質的に大きなメリットは無いと思う。

 一方で、パソコンから専用のオーディオボードなどを介して、ちゃんとしたアンプやスピーカーに接続して再生するような環境だと、かなり音質的なメリットがあると感じた。

 で、具体的な実験の結果(というほど大袈裟なものじゃないけれど…)については、また改めて後ほど書く予定。

 PS. 続きはこちら  
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April 07, 2007

デーモンはデジタル音楽市場での宣伝が上手

 「Apple Linkage」さんの4月7日付け記事で「EMI、The Good, The Bad & The Queenの楽曲をDRMフリーで販売開始」と紹介されていたので、同バンドのオフィシャルサイトからリンクされいてる7digital提供の販売サイトをのぞいてみた。

 全曲、320kbpsでエンコードされたMP3ファイルで、試聴も可能。価格は、バラだと1曲あたり0.99ポンド、アルバムは1枚7.99ポンド。

 なお、試聴はしたけど、購入(日本から出来るのかどうかは不明、たぶん無理なのでは?)には至らず。

 デーモン・アルバーンという人は、AppleのiPodがアルバムジャケットを表示できるようになったときも、Gorillazのジャケットで話題になったし、今回のDRMフリーの件でも、EMIのプレス会場でライブやったり、こうしてDRMフリー販売の第一弾として発表されたりと、デジタル音楽市場の動きに合わせたプロモーションのやり方が上手だなぁと感心してしまう。そう言えば、Blurの時代からプロモビデオとかもカッティングエッジな作品が多かった。まさに優秀な宣伝マンという感じ。

B000IAZ3E0The Good, the Bad & the Queen
the Bad & the Queen The Good
EMI 2007/01/23

by G-Tools

 本当に残念なのは、彼のやる音楽は、Blur時代から自分の趣味に全然合わないということか……。  
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予想通りの反応で笑ってしまった

 CNET Japanの4月6日付け記事「国内の著作権団体、アップル・EMIらの『DRMフリー』サービスを牽制」は、まぁオレが予想した通りの反応(笑)。

 で、この「デジタル時代の著作権協議会(略称:CCD)」というのは初めて聞く名前だったので、調べてみたら、議会を構成する面子はこんな感じで、まさにバリバリの利権団体ばかり。これじゃ、エンドユーザーのメリットとかは全然関係なさそうな気配…。

 それにしても、略称が「CCCD」に似ていて、さらにいや〜な感じだねぇ。

当ブログでの関連エントリー
 ・EMIがジョブズをゲストに招いて何か発表するらしい
 ・コンテンツ配信会社がDRMを見限ったとは誰も言っていない
 ・DRM is dead, somehow.....  
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April 06, 2007

その数に意味はないと思う

 ITmediaの4月6日付け記事「世界で最も多いのは日本語ブログ――Technorati調査」は、ちょっと痛いニュースだと思う。

 ひとまず自分のことは棚に上げてしまうけれど、他人が書いた記事(例えば、上記のITmediaの記事とか…)をコピペしてアップしてるだけの日本語ブログは、相当数あるはずだ。もしかすると、日本語ブログの大半がその類かもしれない。

 しかも、記事の一部を引用して感想を一言だけ書くというような、「そんなことはソーシャルブックマークでやれよ」みたいなパターンはまだ全然マシな方で、単に他人の記事を全文まるまるコピーしてそれで終わりという、一体何がしたいのか謎なブログが掃いて捨てるほどある。

 さらに恐ろしいことに、そういうコピペ・オンリーなブログの多くが、業者絡みのいわゆる「スパムブログ」じゃなくて、実は真面目で善良な普通の人々によって運営されていたりする。他人の記事をコピペしてアップすることが「情報発信」であり、情報発信することが「インターネットへの参加」だと勘違いしてるからだろうな。(あと、その手のコピペなブログは、なぜか「なんたらブログ・ランキング」みたいなものに参加してるのが多い…)

 まぁ、結局はリテラシーが欠如しているだけなんだろうけれど、そういう人達にコピペしただけのブログは止めるべきと諭しても、それは理解してもらえないのかもしれない…。

 こんな状況を米Technoratiの人はちゃんと把握しているのだろうか? 日本のTechnoratiの人も、恥ずかしくて本国に報告できてなかったりして(笑)。

 で、当然ながら、うちのブログは、そんなどうしようもない勘違いブログの一つな訳で、ネットの帯域を無駄に消費してしまっているだけだったりする。いやぁ、本当にどうもスイマセン m(__)m  
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April 05, 2007

訃報:成毛滋

 珍しく外で飲んで酔っぱらって帰ってきて、某SNSをのぞいたら知人の日記で「ギタリストの成毛滋さん死去」という知らせを知った。かなりショック。

 オレぐらいの年代でエレキギターをいじった人なら、まず彼の名前を知らないほうがモグリというぐらいに有名な人。あの教則カセットテープはまさにバイブルだった。自分の持ってるギターはグレコ製じゃなかったので、そのカセットは友人から借りて聞いたのだけど。で、ベースの方はスティーヴ・フォックスだったな。

 他にも色々やっていたのかもしれないけれど、自分が知っている同氏の最後の音楽の仕事は佐川急便のCM。ジャンボジェットが飛んでいる映像に合わせて、全然ロックじゃない音楽が流れていたっけ。

 ご冥福をお祈りします。

 PS. 成毛氏がどういう人だったかは、Webサイト「Dr. Siegel's Archives」が非常に参考になる。特に、グレコとの関わりを解説したページを読むと、日本のエレキギター産業が辿った道の片鱗をうかがい知ることができて興味深い。あれほど栄華を誇ったグレコが、なぜ、いつの間にか無くなってしまったのかの謎がようやく判った感じ。

 PPS. 成毛と書いて「なるも」と読む。元MSの成毛氏とは読み方が違う。  
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April 04, 2007

Alanis Morissette "My Humps"

 アラニス・モリセットがブラック・アイド・ピーズの曲「マイ・ハンプス」をカバーして、音楽ファンの間で話題になっている模様。

 確かに、元曲が単なるお子様向けのお馬鹿な脳天気ポップスなのに、同じものをアラニスがアレンジして歌うとすごく意味深に聞こえてくるから不思議。

 いつまで見られるかは判らないけれど、オリジナルとアラニスのバージョンのいずれもがYouTubeにアップされていた。それにしても、アラニスのビデオはかなり辛辣なパロディーになってるねぇ…。

アラニスの場合


ブラック・アイド・ピーズの場合
  
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ケータイ(BlogPet)

昨日、wmsが
先日、知人とコンテンツを飲んで与太話をしていたときに話題になったことの一つが「ケータイ」だった。
とか書いてた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「わんこ」が書きました。
  
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April 03, 2007

コンテンツ配信会社がDRMを見限ったとは誰も言っていない

 今回のEMIによる発表では、「全世界(Worldwide)」という点が強調されていて、携帯電話向け音楽配信に関しても全世界でDRMの運用をやめる意向のようだ。

 しかし、果たして、この動きに日本国内の携帯電話キャリアやコンテンツ配信会社が賛同する可能性はあるのだろうか?

 今回のEMIの発表で注意したいのは、同社が全世界向けにDRM無しの音源を提供する意志のあることは間違いない事実だとしても、その音源をエンドユーザー向けに流通させるコンテンツ配信会社側が同じようにする義務はないという点だ。

 どういうことかというと、コンテンツ配信会社がDRMの運用を継続しようと考えるのであれば、EMIの音源でもDRMが付いたまま販売できるということ。事実、AppleのiTunes Storeでは、DRM付きの音源とDRM無しの音源が併売されるようだ:

"We are going to give iTunes customers a choice --- the current versions of our songs for the same 99 cent price, or new DRM-free versions of the same songs with even higher audio quality and the security of interoperability for just 30 cents more," said Steve Jobs, Apple's CEO.

Appleのプレスリリースから)

 つまり、EMI側がDRMを廃止しようがしまいが、実際にどうするかはコンテンツ配信会社の都合次第ということになる。

 ガチガチのプロプライエタリなDRMを実現しておきながら、ゆるいDRMで頑張っているPC向け音楽配信よりもはるかにビジネスとして軌道に乗っている「着うた」業界が、今さらDRMをやめるなんていうことはちょっと考えにくいような……。

 まぁ、あまり悲観的な考察ばかりしていてもしょうがないので、最後に前向きな話を一つ(笑)。

 Gizmodoの4月2日付け記事「Apple Playing Second Fiddle: DRM Free Tracks Were EMI's Grand Idea」(これはEMIのJeanne Meyer氏に直接インタビューしたもので、非常に興味深い内容。おそらく日本語版でもこの記事はそのうち翻訳されると思われる。)によれば、EMIが今回のDRM無し販売を決めた一番の理由は、消費者がそれを望んでいるのが調査で判ったからという。つまり、我々ユーザーが文句を言い続けたからこそ、DRMは無くなった訳だ。これは非常に重要な話だと思う。また、EMIは、DRMの運用をやめることで海賊盤が今後増加したとしても、それ以上に正規の売上が伸びると予測している模様。  
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April 02, 2007

DRM is dead, somehow.....

 DRMが死んだ。

 まだ全滅した訳じゃないけれど。少なくとも、海の向こうの国々では、少しずつ滅びていくことになりそうな感じ。

 マジな話すると、こちらの国じゃ、着うたがある限り、そういう事態にはならないかもしれないなぁ…。  
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EMIがジョブズをゲストに招いて何か発表するらしい

 Mac Rumorsの4月1日付け記事「Steve Jobs and EMI Press Conference on Monday」によると、英EMIが英国時間で4月2日の午後1時から、何か重大発表をするらしい。スペシャルゲストとしてAppleのジョブズも招かれているとのこと。

 発表される内容はデジタル関連についてということ以外、全く謎ながら、EMIがDRMを完全廃止することについてではないかとみられているほか、ビートルズ作品のデジタル配信についてとの観測もあるようだ。ちなみに、このニュースには、「エイプリルフールのネタじゃないよ」という但し書きが付いていた(笑)。

 さて、もし、DRMの完全廃止が実現すると、iTunes Storeで販売されるEMI音源からもDRM(具体的には「FairPlay」)が外されることになる訳で、これはかなり驚くべき事態と言えそう(もちろん、エンドユーザーからすればウレシイ驚き)。

 しかし、仮にEMIがDRM廃止を決めたとしても、それが即、全てのEMI音源でDRM利用が停止されることになる訳ではないだろう。

 なぜなら、音源の管理については、アーティスト側の意向も関係してくるからだ。特に、ほとんどの日本音源(いわゆる「邦楽」)に関しては、原盤権をはじめとした作品の諸権利はアーティスト側(具体的にはマネジメント会社)が所有しているだろうから、レコード会社の一任だけでDRMが外されることはあり得ないと思う。

 最悪の場合、欧米のiTunes Storeで販売されるEMI音源のほとんどがDRM無しになっても、日本のiTunes Storeで販売されるEMI音源は相変わらず全てDRM付きという可能性もある。業界内で横並びが要求される社会的状況では他社の思惑も関係してくるし、それに加えて、著作権関連をはじめとした各種権利者団体とのしがらみも大いに影響してくるのは間違いないだろう。

 ま、いずれにしても、明日の朝にはEMIが一体何を発表するのかが判るので、それまで待ちだな…。

 PS. ITmedia扱いのWall Street Journal翻訳記事でも「EMI、デジタル音楽の『DRM撤廃』発表へ」とのこと。

 PPS. ITmediaで詳細が発表された。欧米ではEMIのデジタル配信楽曲全てにおいてDRMが廃止される模様。果たして日本では、iTunes Storeをはじめとして各デジタル配信会社がどう対応するのか要注目。

 PPPS. EMIの発表における報道陣との質疑応答から:
- Q: When are the Beatles coming?
- A: Don't know yet.
  
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