November 29, 2006

モバイル向け放送ビジネスが旬みたいだけど

 11月29日付けの日経で「ドコモやフジなど5社、携帯向け放送で新会社」という記事。具体的な業務計画はなくて、これからやりますという発表だけ。

 気になるのは、この新会社が始めようとしている「携帯端末向け放送」ってのは、今ある地デジのサイマル放送版ワンセグとは別モノなのかどうかということ。

 一方で、KDDIがTFMと組んで3セグ放送版のデジタル放送を開始する訳だけど、こういう流れって、つまりは携帯電話キャリアごとに別々の放送メディアが立ち上がるという話なのだろうか?

 まぁ、どちらにしても、今のバッテリー容量のままでは、放送を受信しながら電話やメールをバリバリ使っていると、2〜3時間しかもたないという問題が解決されないので、やたらにハイテクなんだけど使えないというシステムになりそうな…。

 PS. 朝日新聞の11月29日付け記事「アナログ電波争奪戦、本格化へ ドコモ・フジ連合名乗り」によれば、今回の発表は、地デジ番組をサイマル放送しているだけの既存ワンセグとは異なるビジネスモデルらしい。このまま行けば、周波数帯を巡って、KDDI+TFM連合のデジタルラジオ組とガチンコ勝負になる可能性大。もはや電波利権は、放送局じゃなくて携帯電話キャリアが主導権を握っていると言えなくもなさそうな…。  

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November 28, 2006

一番はじめに作った人が、一番偉い

 「著作権マニア」さんの書かれた11月27日付けブログエントリー「著作権保護期間延長議論について一言」が興味深い。特に次の一文が良い:

一番はじめに作った人が、一番偉いのが、知的財産権の基本だと思うから。

 まさに同感。でも、今の著作権をとりまくビジネスの世界は、この原則からだいぶ乖離してしまっているような気がする。「一番はじめに作った人」が何を考えているかとかそういうこととは全然関係なく、「著作権者」が自分たちに都合の良いルールをドンドン構築していってるような感じ。

 著作権マニアさんは、「結局この問題の判断は、実際に動き出して、日本の文化がどれだけ進んだか?を検証することでしか答えがでないと思う(進み具合を計るモノサシもないけれど。。。)」とまとめられているけれど、なんというか、今の日本の社会的状況を考えると、理想としての「著作権」の在り方について、その未来はあまり明るくないような気がしなくもない。そして、それでも暗黒な未来にはしないために、皆で色々と働きかけていくしかないのだろうね…。

 PS. 「著作者(一番はじめに作った人)」と「著作権者」は何が違うのかについては、小寺信良氏が書かれたITmediaのコラム記事「著作権保護期間延長はクリエイターのためになるか」が参考になる。  
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どうでもいい話:ビートルズ音源の独占契約はやっぱりiTunes?

 Mac Rumorsの11月27日付け記事「Beatles Exclusively on iTunes?」によると、経済誌「Fortune」がビートルズ音源のオンライン販売をiTunesが独占契約する可能性を報じているらしい。

 で、実際の記事は、いわゆる憶測ばかりで、何ら具体的な情報は無し…。

 以前にも書いたと思うけど、自分で聴きたいと思うようなビートルズ音源は、一部の初期カタログをのぞけば全てアナログとCDの両方で持っているので、わざわざiTunesから買うことは絶対にないし、個人的にはどうでもいい話。でも、まぁ、iTunes扱いになれば、ジャケット写真のデータを落とせるようになるから、それだけはちょっとウレシイかも(笑)。  
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November 27, 2006

wmsは(BlogPet)

wmsは
(どう欄でご指摘いただきましたが、コースターブレーキ云々の見解は完全に間違ってました。
とか考えてたよ。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「わんこ」が書きました。
  
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どうでもいい話

 チャットモンチーの「恋の煙」のイントロを聴いて、テレビジョンの「マーキー・ムーン」にクリソツだと思うオレはただの年寄り(笑)。

 PS. と思ったら、ほかにもそういう感想の人がいた。ただ、まぁ、某巨大掲示板自体が年寄りの集まりという話もあるからな…。  
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November 25, 2006

任天堂DSをワイヤレスMIDIコントローラにするハック

 先日に引き続きMusic thingで紹介されていたネタ。

 まずはとにかく、「Nintendo DS hacked into cool wireless MIDI controller」という記事ページに貼り付けられたYouTube画像を見るべし。

 ま、自作ソフトをDS上で走らせて、無線LAN経由でPC上のMIDIソフト等を制御しているという話で、実は似たようなコントローラは市販品でいくらでも存在するのだけど、そういうことをDSという汎用(?)ゲーム機で出来てしまうという点が、色々と可能性を示唆しているようで面白いと思った。  
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November 24, 2006

21世紀初頭という時間的スケールで計ればそれが普通なのかも

 古川享氏が11月22日付けのブログエントリー「この3週間に購入した書籍」で以下のような興味深いコメントを書かれている:

麻布学園の生徒にアンケートを取ったら、100人の生徒でBSデジタルを観ている人は3人、ワンセグ放送が2人、そしてYouTubeは全員!!! この事実をどう受け止めますか?放送業界の方々....

 麻布学園の生徒というサンプルが、果たして日本の一般的な庶民の実態を反映しているかといえば、それはかなり疑問。でも、「21世紀初頭」というかなり大雑把な時間的スケールに当てはめて考えてみれば、BSデジタルやワンセグ放送よりも、YouTubeを利用しているという方がずっと「普通」な感覚という気はするな(笑)。

 PS. 一方で「ダウンロード、海賊版は禁止 政府、著作権法改正を検討」みたいな話が出ていて、これは事実上のYouTube対策だったりしちゃったりして……。  
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音痴かどうかが判るテスト

 Music thingで紹介されていた音感テスト(要Flash 8/9)をやってみた。

 まずは「Test Volume」の青いボタンを押して、音量が適切かどうかをチェック。続いて「Start Test!」を押せば、自動的にテストが始まる。要する時間は約6分。

 テストでは、短いフレーズが2度流れるので、その2つのフレーズを注意深く聞いて、同じ(SAME)フレーズか、異なる(DIFFERENT)ものかを、ボタンを押して答えていく。回答ボタンを押すと、すぐに次のフレーズが始まるので要注意。

 テストの内容は割と難しめに設定されているため、優れたミュージシャンでも80%以上の正解を得られる人はなかなかいないとのこと。

 で、自分の場合、結果は77.8%の正解だった。とりあえず「正常(Normal)」らしいけど、寝起きの状態で集中力に欠けて、途中で音を聞き分けるのに飽きたのがスコアの伸びなかった原因か? 6分は思った以上に長い…。

 それにしても、8割越せなかったのはなんだか悔しい。また改めて体調を整えてから挑戦したいかも。  
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November 23, 2006

ある日の街の風景

demolition site

 今までケータイで撮った写真の中では、これが一番もっともらしい感じ。場所は原宿。以前は確か、某芸能事務所がこの近くにあったはずだけど、今もそうなのかな?  
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November 22, 2006

iPod shuffleのCM

 相変わらず、AppleのCMはお洒落だね。

ipod ad

 なんとなくだけど、野郎は省いて拾ってみた(笑)。  
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November 20, 2006

とそのコメント欄の書き込みも興味深し(BlogPet)

今日、wmsが
PS.関連した季節として、池田信夫氏によるブログエントリー「『NHKオンデマンド』の幻想」とそのコメント欄の書き込みも興味深し。
っていってたの。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「わんこ」が書きました。
  
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November 19, 2006

季節の変わり目

 午後から雨が激しく降りだして、結局一日を無駄に家でゴロゴロと過ごしてしまった。

 で、日が暮れてから気温がグッと低くなって、12月になるまではと思っていたのに、とうとう我慢できなくて、暖房器具を押入から引っ張り出してスイッチを入れた。

 なんだか、負けたな、という感じ…。  
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物欲:デジカメを新調してしまった

 たまに不要品を整理して売れそうなものは某オークションへ出品しているのだけど、ブツ撮りに使っていたデジカメのバッテリーの保ちがあまりに酷くなった。なんと、10枚ぐらい撮影するとバッテリーが切れ、その度に2〜3時間の充電が必要という、ちょっとあり得ない状態(笑)。

 ついでに、カメラ本体の性能も、ケータイ付属のオマケより解像度が低い上、色再現も悪いということもあったので、先日、思い切って本体ごと買い換えた。

 新しく入手したのはリコーのCaplio R5というやつ。

B000I0S6YYRICOH デジタルカメラ Caplio R5 ブラック
リコー 2006/09/15


 最初はソニー辺りのお洒落で小型なやつも考えたのだけど、やはり28mm(35mm版カメラ換算)の広角レンズはかなり魅力的だったし、ブツ撮りに便利なマクロ機能の評判が良かったのも決め手。

 使ってみた感じは、前の古いカメラに比べたら、もう雲泥の差。動作はサクサクと機敏だし、何やってもキレイに撮れるという感じ(笑)。手ブレ防止機能も便利。レンズの動作音がうるさいという話だったけど、まぁ、隠し撮りする訳じゃないので、個人的には今のところあまり気になってない。

 撮れた画像は、前評判通り、素直で自然な発色。素材としてキレイに撮れるので、後からレタッチソフトでいじりやすいと思う。まぁ逆に、そういうレタッチ環境がない人には、物足りない地味な絵しか撮れないデジカメということになるのかもしれないけれど…。

skyscrapers

 試しに撮った写真はこんな感じ。これは仕上げで、ほんのちょっとだけiPhotoを使ってコントラスト等を修正した。

water pump

 こちらはバリバリに色目を加工して、質感をデフォルメしてみた。こういう遊びを手軽にできるのがデジカメ写真の良いところ。

flower

 ついでにもう1つ。これも、ほんのちょっとだけiPhotoで補正して、パキッとした絵にしてある。

 本当に久しぶりに、それなりに真っ当なカメラで、それなりに絵を狙って撮影したけど、こういう面白さはすっかり忘れていたなぁ。  
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November 17, 2006

どうでもいい話:Life after YouTube

 日本国内の一般成人だけを対象に考えれば、いまだにYouTubeを使ったことのない人の方がマジョリティであることは間違いないだろうけれど、一度YouTubeを使ってしまったら最後、YouTubeの無い生活には戻りたくない…、

 そんな与太をとばしながら昨夜は、昔お世話になった先輩と解禁になったボージョレー・ヌーボーを飲んで酔っぱらっていた。

 で、今朝起きて、ネット関連のニュース見出しに目を通していたら、またYouTubeなネタがポロポロと:

任天堂米法人、YouTubeに「Wii」動画広告
ユーチューブとNHLが提携--ホッケーの試合のダイジェスト版を配信開始へ

 良いか悪いかというような価値判断は別にして、使えるものは使ってしまおうという勢いがさらに加速してる感じ。

 ただ、日本国内での状況は依然として、「需要無視の“内情”を露呈した『YouTube 対 テレビ局』」というコラム記事が象徴するように、なんだか「権利者」の事情ばかりが優先されていて、エンドユーザーの事情はあまり関係ない。まぁ、ザックリと本音で誰が一番偉いのかと言えば、市井の庶民である訳がなく、権利団体や企業ということになるようなので、「こちら側」ではまだ当分は今のままなのかな…。

 PS. 関連した話として、池田信夫氏によるブログエントリー「『NHKオンデマンド』の幻想」とそのコメント欄の書き込みも興味深し。  
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November 16, 2006

MicrosoftのZune戦略に思うこと

 Zuneが孕む問題点については、後で考えるつもりだったのだけど、デスノートを読み出したら、どうでも良くなって放ったらかしになってしまった(笑)。

 で、本国のアメリカでは遂にZuneが発売されたのだけど、どうやら爆発的な売れ行きという訳ではないらしいことが、ITmedia扱いのロイター記事「Zune、予想通りのスロースタート」から判る。

 まぁ、偉大なるマイクロソフト様のことなので、当然、来年の今頃にはiPodなんていうものがこの世に存在したこと自体、誰も覚えていないぐらいの栄華を誇っている予定なのだろう。ということで大いに期待したい。

 と、冗談はさておき、今のMicrosoftによるZune戦略がなぜ問題と感じるかと言えば、Zuneを買おうとすると、Microsoftへの上納金(これは資本主義的に真っ当)に加えて、Universalというレコード会社に対してもお布施を払わねばならないからだ。

 Universalへのお布施で注目すべき点は、Universalの提供する音源をZuneで聴くか聴かないかは関係ないということ。極端な例としては、Zuneでは自作音源しか聴かないというユーザーであったとしても、Universalが持つ音源の権利に対してその対価を払わされることになる。

 で、Universalがなぜ、Zuneの売り上げからお布施を強要するかの理由は、11月9日付けのwashingtonpost.comの記事「Microsoft and Universal Make Zune Deal」で以下のようにある:

The only factor was that we feel that there's a great deal of music that's (stored) on these devices that was never legitimately obtained, and we wanted to get some sort of compensation for what we thought we're losing

 これは、UniversalのCEO、Doug Morrisの発言なんだけど、要は携帯型デジタルオーディオプレイヤーに入っている音楽のほとんどは違法コピーであるのが実態だから、その分の対価を要求しているだけだと言ってるんだよね。いわゆる万人全てが盗人という性悪説に基づいた論理展開。マジで、単なるお布施なのだ(笑)。

 で、今のところお布施を要求しているのはUniversalだけなんだけど、他のレコード会社はどうするのだろう? レコード会社なんてものは、世界的なメジャーレーベル以外にも大小様々なインディーズが星の数ほどある訳で、それらが全てお布施を要求すれば、その合計金額はトンデモナイことになるはずだ。

 あと、MicrosoftやUniversalが「Zune税はアーティストを支援するため」という美談を吹聴してまわっているけど、これはあくまでも建前であって、100パーセントその言葉通りに受け取るのはナイーブ過ぎる。どちらかと言えば、アーティストが所属するUniversalというレコード会社が支援され潰れずに済むので、結果的には一部のアーティストがちょっとはおこぼれを頂戴できるかもしれないと解釈した方が正しいだろう。

 さらに、レコード会社が実演アーティスト(実際に歌ったり演奏してる人)の権利を楯にしてお布施を要求するのであれば、音楽出版会社等が作詞・作曲家の権利を主張してさらなるお布施を要求することだってありそうだ。特にZuneの場合は、無線LAN機能を使った、赤の他人との音楽共有機能があって、これは既存のフェアユースの範疇を逸脱している可能性が高いから、楽曲使用料に関する何らかの要求が生じてもおかしくない。

 事実、すでにローリング・ストーンズの楽曲に関しては、Zuneの共有機能を認めないという措置がとられているらしい:

Newsweek reviewer Steven Levy noted that Rolling Stones songs could not be swapped, even within 3-play, 3-day Microsoft limitations.

 今回のMicrosoftによるZune戦略は、今後世界的な規模で商業音楽の流通システムに対して様々な影響を与えることになると思う。

 日本でも、「私的録音補償金制度」を推進している人々にとっては朗報となる可能性が高いし、すでに、「著作権推進国のアメリカでは、こんなに優れた施策が行われています」みたいな論調で活発なロビーイング活動を展開しているのかもしれない。普段は「フェアユースを認めるなど、アメリカは著作権的に遅れている」というのが彼らのお決まりの台詞なので、突然そういう言い方をすると論旨が破綻しそうだけど、もともと政治の世界でロジカルなことは求められていないだろうから、それで通用しそうかも(笑)。

 とりあえずは「私的録音補償金制度」拡大へ向けての偉大なる一歩ということなのかな…。  
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November 15, 2006

何をいまさら:デスノートを読んだ

 知人から借りて「DEATH NOTE」を全巻まとめて一気読みした。普通の人からしたら何をいまさらな話だろうけど、流行りモノにはまったく疎くて、いまだにスターウォーズの映画とかはちゃんと見たことがないような身(当然ながら「24」や「ロスト」はおろか「のだめ」だって全然知らない)としては、かなり画期的な事態(笑)。

4088736214DEATH NOTE (1)
大場 つぐみ・小畑 健
集英社 2004/04/02


 読み進むうちに一番感動したのは、ドンドン絵が上手くなり、描線がキレイになっていったところ。それと同時に細かい部分の省略も多くなって、ベタの使い方がスマートになり、余白が増えたのが印象的。1巻と最後の12巻では、もう全然違う絵になっている。ちょっとニュアンスが「東京大学物語」の頃の江川達也に似ていると感じたのだけど、そんな風に思うのはオレだけか?

 中身的なことに関しては、すでに各所で多くの人達が優れた論評を語っているので、オレが今さら何を書いても意味がないと思うけど、年寄りの素直な感想としては、江戸川乱歩の「怪人二十面相 対 明智小五郎」的なノリを思い出した。あと、読後感は永井豪の「デビルマン」に似てたかな。  
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November 13, 2006

オタまにPhilosophy(BlogPet)

ネタなど素晴らしいっすねぇ〜♪

 MuisicthingやGizmodo、Engadgeあたりの海外ガジェットオタク連中にも超受けそうな話だな
 Webサーフィン(死語)
してて、このデモ動画をエントリーしなかった?
したネタ
「オタまにPhilosophy」
さんの5月27日付けエントリー「遊べる♪ダイソーテルミンプロトタイプ」
が面白い!


 とにかく、このデモ動画を見るべし!
こういう創意工夫は素晴らしいっす
と、わんこは思ったの♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「わんこ」が書きました。
  
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November 12, 2006

もうビートルズ商売はいいよ

 食べていくためには働かなければならないことは判るけれど、ビートルズで稼ぐ必要はもう無いだろう、少なくとも当事者達は…。

 「子供騙しの猿仕事日記」さんで紹介されていて知ったのだけど、東芝EMIのWebサイトでは現在、「LOVE」というリミックス盤の試聴が出来る。

 で、聴いてみたら、単なる出来の悪いマッシュアップという趣。

 なんだかな。こんなことを本家が大金(制作費&宣伝費)使ってやる意味が判らない。どうせやるなら、才能のある若者達に音源を解放して、もっと実験的なことやらせた方がずっと音楽的に意味あると思うけど…。もっとも、そういうことさえ、80年代に当時の若者だったビースティーやパーフリなんかが既にやっちゃってたりするからな(笑)。

 ところで、ストリーミング音源聴くだけなのに、メールアドレスを要求されるってのは、かなり疑問。気がつかなかったオレはちゃんと使えるアドレスを入れてしまったけれど、これ、適当に作ったインチキなアドレスでも問題なく次のページへ飛べるので、これから試聴しようと思う人はそうした方が良いと思う。  
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ヤバイ自転車の乗り方

 藤原ヒロシが最近自転車に凝っているというのは、そっち方面では割と有名な話なんだけど、ピスト車(トラック競技用モデル)に乗って何が楽しいのかと思っていたら、そのネタの一つである映画「MASH」のWebサイトが紹介されていたのでのぞいてみた。

 で、そこにあるビデオクリップは皆どれもヤバ過ぎ。これ真似したら死人が続出だろう。昔流行ったスケートボードのストリートものもすごかったけれど、その何倍も危険な感じ。

 判ったのは、ここで乗られている自転車の多くは、フリーハブを装備しない純粋なトラックレーサーという訳じゃなくて、後輪にコースターブレーキだけ付けたタイプということ。(コメント欄でご指摘いただきましたが、コースターブレーキ云々の見解は完全に間違ってました。フリー無しのトラックレーサーハブでヤバイことバリバリやってる模様。常人は絶対に真似できない世界……)

 コースターブレーキしか装備しないタイプは学生の頃に流行ったので乗ったことあるけど、止まる時はビデオクリップにあるように後輪を流して遊ぶ感じになりやすい。もともと自転車はすぐに止まれないけど、後輪ブレーキだけだとさらに止まるのが難しい。そして、微妙な足の使い方に慣れないと簡単に転ける。

 さすがにもうオレは歳なので真似しようと思わないけど、こういう乗り方が流行ったら事故続出だろうから、おそらく日本の場合、自転車に関する道交法がアッという間に改悪されること必至だよなぁ…。

 それはともかく、実は最近、渋谷の街を歩いていて、白いハンチングをかぶって自転車に乗る藤原ヒロシや、MASHの中に登場するスタッフであろう若い連中(これ系の映画祭で大挙して来日中だとか)が派手な集団走行で駆け抜けていくのを観たりしていて、年甲斐もなくちょっとカッコイイかもと思ったりはした(笑)。


PS. 間違ってこのページにピストバイク関連の情報を探しに来る人が多いみたいなので、そっち系のムック本とDVDをリンクしておきます。ご参考までに:

4796657495ザ・ピストバイク・バイブル?全世界FIXED RIDER必見!
宝島社 2007/04


B000MRNV0Mペダル ピストバイク・ムーブメントin NY
ピーター・サザーランド
アップリンク 2007/03/23

  
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November 11, 2006

どうでもいい話:Macをはじめよう

 Appleが「Get a Mac」キャンペーン広告の日本版「Macをはじめよう」を開始した。

 う〜ん、外野の人間が好き勝手言って申し訳ないとは思うけれど、オリジナルと違って、なんだか下品さだけが強調されているようで嫌な感じ。一番ダメなのはPC役の人が深みが無い点で、これはもういかんともしがたいほど酷い。それに、PCを「パソコン」と言ってしまうのは、なんだかすごく違和感がある…。

 ちなみに、この日本語版CMの存在を知ったのは、Mac Rumorsの記事で。それも変な話だけど(笑)。

 PS. テクノラティを見ると、かなり多くの人がこのCMに対して好意的っぽい。で、普段テレビを全く見ないから知らなかったけれど、あの二人はラーメンズというお笑いの人らしい。ま、オレみたいなマカー(=キチガイ)を相手にする訳じゃなくて、世間一般の真っ当な人を対象にしたCMとしては成果大って感じなのかな?  
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November 10, 2006

MicrosoftがZune戦略で迷走?

 ITmedia扱いのロイター記事「『iPod税』ならぬ『Zune税』、MSがレーベルに支払い」は、かなり気になる話。

 彼の地に住む人達はこちらと違って、こういう話に対してはちゃんと社会的な反動がある国民性と思われるので、このままでは終わらないと思うけれど、その昔、ネスケが殺された時は何もなかったので、100パーセントの確証はなし。とりあえず時間がないので、後で考えることに(笑)。  
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November 09, 2006

どうでもいい話:MacBookがマイナーチェンジ

 ネットでの噂通りに、AppleがCPUにIntel Core 2 Duoを採用した新型MacBookを発表。

 ただ、残念なことにグラフィックはIGM 950のまま。来年出てくる新OS「Leopard」のことを考えれば、当然ここは次期モデルチェンジまで「待ち」というのが正しいような気がする。

 まぁ、VMWareも製品化されるようだし、Windowsエミュレーション環境としてのIntelチップ搭載マシンは気になるけれど、実はどうしても走らせたいWindowsソフトがある訳でもないので、今のPowerPCマシンで十分問題なし。と言うか、旧Mac OS 9向けソフト(Photoshopとか)を走らせる必要があるから、今のマシンでないとダメだったりして…。  
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November 08, 2006

どうでもいい話:Zuneはとりあえず北米専用モデルらしい

 CNET Japanの11月7日付け記事「iPod対抗端末のZune、まずは米国のみで発売--英MSの責任者が明らかに」は、ちょっとビックリ。まさか、Zuneの販売地域が当面は北米だけとは…。

 せっかく、色々なトラブルを予測してみたのに、無駄になってしまったなぁ(笑)。  
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November 06, 2006

どうでもいい話

 第2世代iPod shuffleの使い方は色々ありそうだけど、今のところはこれが一番理にかなっていると思う。

B000FSBJO8Apple iPod shuffle 1GB MA564J/A
アップルコンピュータ 2006/10/31

  
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これはスゴイ:安売りラジオでテルミン!

 Webサーフィン(死語)してて、たまたま発見したネタ。「オタまにPhilosophy」さんの5月27日付けエントリー「遊べる♪ダイソーテルミンプロトタイプ」が面白い!

 とにかく、このデモ動画を見るべし! こういう創意工夫は素晴らしいっすねぇ〜♪

 Muisic thingGizmodoEngadgeあたりの海外ガジェットオタク連中にも超受けそうな話だな。  
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November 05, 2006

年以上昔のアルバム購入は見送り(BlogPet)

わんこはwmsがここまでwmsで状況とか行動したかった。
実はきょう、wmsが学歴とか抗議されたみたい…

 普段この手の音楽は完全にやられた。
途中のBメロみたいなところの裏で入るトレモロっぽいエフェクトが効いたキーボード(?)の音が、もろに好みで病みつきになりそう。
あとは、いかにもアメリカのお子様向け音楽という感じで嫌いだった。
彼女たちの「Fergalicious」は、ハンドクラップ中心のオールドスクールを意識したビートやオケヒットっぽいギミックとかも美味しい。




 ブラック・アイド・ピーズは、完全にノーチェックだし、正直かなり馬鹿にしてるのだけど、たまにハマルんだよね。


 で、F e r g i eの「C r a z y S e x y C o o l」はいまだに愛聴盤だけど、考えてみるともう10年以上昔のアルバム購入は見送り。
ちょっと残念。
i T u n e s S t o r eで「Fergalicious」だけ買おうかな。




*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「わんこ」が書きました。
  
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RIP: Paul Mauriat

 ポール・モーリアが亡くなったとのこと。

「恋はみずいろ」…指揮者ポール・モーリアさん死去(読売新聞)

 海外のニュース記事では以下のようなことが書かれていた:

In Osaka, Japan, Paul Mauriat gave his final performance in 1992(Eurovision Square)

 引退公演の場所が日本、それも大阪だったというのが興味深い。こう言ってはどちらにも失礼かもしれないけれど、なんだかベンチャーズと似ている。読売の記事にも「特に、日本で人気が高く、日本でのコンサート回数は1200回に及んだ」とあるし。

 物心ついて音楽を聞くようになって最初に好きになった楽曲の一つが「恋は水色」だった。自分の頭の中では、あのコード進行とストリングスのアレンジは、「気持ち良い音楽」の一つの完成型として、もう消し去ることのできない形で刷り込まれてしまっている…。

 ご冥福をお祈りします。

B000001FL1Love Is Blue
Paul Mauriat & His Orchestra
Mercury 1990/10/25

選曲が絶妙に70年代していていい感じ(笑)
  
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November 04, 2006

ちょっとウレシイ

 インチキなNike+iPodの組み合わせで、2度目のワークアウト。

 ちんたらと5.5kmを走る。で、走り終わってボタンを押したら、ランス・アームストロングから「おめでとう! これまでのワークアウトで一番たくさん走ったね」と誉められてしまった。なんだかちょっとウレシイぞ(笑)。

 なので、とりあえずは、スポーツキット購入代の元を取れるぐらいは活用しようと思っている。

 もしかして、あのiPod本体並みに高い専用シューズを買えば、絶対に元を取らねばという強迫観念から、さらに走るためのモチベーションを高めることができるのかもしれないけれど、オレの場合そこまではちょっとね…。  
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Zuneは凄そうだけど、日本でのフルサービスは当面無理っぽいかも…

 Gizmodoの11月3日付け記事「Zune: First Full Review」は、これまでにWebにあったレビューの中でもかなり突っ込んだ内容になっていて、かなり面白い。もし自分がWindowsユーザーで、かつデジタルオーディオプレイヤーを持っていない状況ならば、iPodはやめて、こちらを選ぶような気がしなくもない。

 で、この記事に関しては、おそらく早々に日本版のギズモードでも取り上げられると思うので、訳は端折っちゃうけど、一つだけすごく気になったことがある:

Another not-published or seldom-talked-about feature is guesting. A friend can take his Zune over to your computer, set up a "guest" relationship with your Zune Marketplace software (as opposed to a regular owner relationship), and you're free to drag songs and pictures from your library onto her device. These songs do not have the 3 play 3 day limit on them. Depending on whether you purchased or you're leasing these songs, you can do this with either 5 or 2 Zunes, respectively. So in essence, if your wife wants to grab a few songs off your library for listening to, she can―there's no "wife" relationship yet, but engineers are probably working on that. As soon as they get wives.

 どういう著作権処理になるのかは不明ながら、ZuneのPC用ソフトは「ゲスト機能(Guest)」を搭載しており、楽曲購入者本人のZuneに加えて、ゲストに指定されたユーザーの所有するZuneにも、楽曲データを再生期間・回数などの制限なしでコピーできるようだ。なお、ゲスト自体の設定数は、条件により2人または5人に制限される。(iPod+iTunesの場合、本人以外のiPodへコピーするのは建前上出来ないはず)

 このゲスト機能という考え方は、現状の日本の著作権法ではまず対応できそうにないので、Zuneを国内販売する際にはちょっとした問題になるような気がする。もしかして、ソフト的に日本向けモデルだけゲスト機能を省略するなどの措置をとるのだろうか?

 さらに、Zuneでは無線LAN機能を使って、狭い範囲であれば、全く知らない者同士で楽曲を共有して聴くことができる訳で、こちらも日本の著作権法的にはかなりヤバイ。

 某著作権管理団体の人にとって、ZuneはiPod以上の悪夢ということになりそう(笑)。

 このほか、Zuneは音楽データのオンライン購入に関して、NapsterやRhapsodyなどのサードパーティーによるサブスクリプション音楽サービスには対応せず、Microsoft自身が運営する新サービス「Marketplace」のみで利用可能な形式となるので、このあたりも日本市場への参入には大きな障壁になるはず。日本のマイクロソフトは国内音楽業界とちゃんと話ができているのか気になるところ。iTunes Store(旧iTMS)と同じ轍を踏むのだろうか?


 PS. 「マイクロソフト、MSN Musicの音楽ダウンロード販売を中止へ」なんて話も出てるね…。実質的にはMarketplaceへシフトするということだろうけど。  
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ドキュメンタリー映画「ミリキタニの猫」を観た

 原題は「The Cat of Mirikitani」

 第19回東京国際映画祭で公開されたらしいけれどそれは見逃し、その後、別途催された試写会に幸運にも潜り込んで観ることができた。

 あらすじは、映画祭サイトに設けられた解説ページに書かれているけれど、ちょっとネタバレというぐらいに詳細なので要注意。映画を観る機会がある場合には、ほんのちょっとだけ感動がスポイルされるかもしれない。

 ただ、この映画の素晴らしさは、やはり実際に映像で観てはじめて伝わるものだし、実は自分もこのあらすじを読んだ後に映画を観たのに、そんなことは関係なく、とても感動した。

 あまりにも言い古された言葉だけど、まさに「事実は小説よりも奇なり」であり、また「運命」というものの過酷さと優しさを改めて思い知らされた。しかも、よくありがちな、安っぽくて薄っぺらいテレビドラマみたいな、押しつけがましいお涙頂戴話ではない。人間として生きていくためのプライドみたいなことや、戦争のことを考えさせられた。

 もし機会があれば、観て損はしない映画だと思う。

 ちなみに、「ミリキタニ」という姓は、生まれて初めて聞く名前だったので、すごく気になりWebで調べたら、どうやら「三力谷」と書くらしい。  
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