July 31, 2006

八耐

 「辻村・伊藤組が優勝 鈴鹿8耐」だそうで、昔のGPに出ていた頃の2人を応援していたオヤジとしては、ちょっとうれしいニュース。  

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July 29, 2006

どうでもいい話:雑誌「Rolling Stone」日本版の夢を再び

 全く知らなかったのだけど、「全米一の音楽雑誌『ローリングストーン』日本語版、来春創刊」なんだそうだ。

 いまさら音楽雑誌というメディアがどれほどの需要をかかえているのかは謎だけど、今回の日本での版元は「インターナショナル・ラグジュアリー・メディア(リンク先注意:勝手にブラウザのウィンドウが最大化され音も出る)」ということで、なんだか胡散臭くて良い感じ(笑)。

 Fuji Sankei Business i.の7月17日付け記事には、以下のような日本版の編集方針が記されている:

主な記事は米国版を翻訳し、日本独自の企画としてファッション情報も合わせる。「現在、日本では音楽専門誌とファッション誌を組み合わせた雑誌はほとんどない。一方で日本の若者の関心は、音楽とファッションが中心となっている」(同)と考えたためだ。価格は500円としたい考え。

 どうやら日本版は、本国アメリカ版のロックっぽいポリシーやテイストとは目指すベクトルが異なるらしい。ぶっちゃけ、本音は、音楽だけ(しかも洋楽がメイン)じゃまともな広告がとれないからという身も蓋もない理由っぽいけど…。

 それにしても、「日本の若者の関心は、音楽とファッションが中心」って、なんか時代感覚がズレてるような気がするのはオレだけか?  
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マイセクって(笑)

 ネタなのか何なのか不明だけど、「エッチな人のためのアダルトSNS」と称する「sexii(β version)」ってのが出来てた(笑)。

 とりあえず、今なら誰でも招待なしで入会できるらしい。う〜ん、SNSは面倒なので、オレは入る予定なし。  
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July 28, 2006

BBCはやっぱスゴイよ

 ともかく見られるうちにコレは見ろ!



 このビデオはBBCの「Top Gear」という乗り物番組なんだけど、ここまでくだらないことにこれだけの手間と金をかけられるってのはスゴイ。どこかの国の公共放送もそれなりに金と手間はかけてるけど、こういうセンスの良さ(?)は期待できないんだよねぇ…。  
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どうでもいい話

 「W杯特番をDVDに、ネット販売の施設庁職員停職5日」という報道があったのだけど、これ、民間企業だったらおそらくクビになるような話だと思う。ま、そんなつまらないことでクビにするような民間企業の方がきっとダメな組織ということなんだろうけど…。  
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ツール・ド・フランスはもうダメポ…

 自転車に興味がない人には全然意味不明の話題で、なおかつ、今のところ状況がよく見えてないのだけど、「総合初Vランディスが陽性反応」ということらしい。

 で、色々あるようだけど、今年のツール・ド・フランスにおける一番の疑惑は、フランス人選手に関しては誰一人として嫌疑がかけられていないということだな。いっそのこと、フランス人選手しか参加できないローカルなレースにすれば良いのかもしれないねぇ、いやはや…。  
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July 27, 2006

次期Mac OS Xインタフェースのインチキ画像コンテストがとんでもないことになっている件について

 Gizmodoの6月27日付け記事「Apple OS X Leopard: Faux Screenshot Contest Ends in Multiple Fanboy-gasm」が、かなりトンデモナイ(笑)。

 コンテスト自体は、次期Mac OS X「Leopard」のインタフェースがどうなるかを想像して、勝手に画像をでっち上げようというものなんだけど、優勝作品は強烈なJ-Popマニアの手によるもので、ソニンが大フィーチャーされてたりする。

contestimage

 いやはや、日本のアイドル業界は、もっと真剣に海外進出を考えた方が良いのかもしれない。少なくとも、ソニンは確か英語がかなり出来るはずだから、それなりに可能性あるかも…。  
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600万ドルの男より高いって…

 昔、SFもののテレビドラマで「600万ドルの男」というのがあった。ま、オレぐらいの年寄りでないと意味不明かもしれないけれど…。

 で、「音楽中心日記」さんの7月26日付け日記で知ったのだけど、ロバート・ジョンソンが使っていたであろうとされるギターが、なんと640万ドルで売りに出されているらしい。

 科学の粋を凝らしたサイボーグ手術にかかる費用よりも、ローテクな使い古されたギター1本の値段の方が高いというのは、何かが間違っているよなぁ…(笑)。

 ちなみに、レプリカモデルなら実売価格20万〜30万円ぐらいで手に入る模様。  
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July 25, 2006

これはちょっと面白い

 Gizmodeで紹介されているWindFire Designの凧はちょっと面白い:

kite

 まさにアイディア賞もの。このWindFire Designは、カスタムメイドの凧を専門に扱っている工房らしい。もっとも、値段のほうもまさにカスタムという感じ…。  
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July 24, 2006

カリフォルニアの青い空

 週間天気予報によると、東京は今週もずっと曇りか雨らしい。なんだか久しく青い空を見てないなぁ…。

 ママス&パパスの「California Dreamin'」は冬の歌だけど、まぁ、こういう天気がダラダラ続くと、さすがにLAの青い空が懐かしい……って、オレは一度も行ったことないのだけどね(笑)。

B000002QUFCalifornia Dreamin'
The Mamas & the Papas
Universal Special Products 1995-01-01

by G-Tools
  
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July 23, 2006

著作権が文化を創る訳じゃあない

 池田信夫氏の7月23日付けブログエントリー「Imagine」によると、どうやら音楽と文芸に関する著作権期限も50年から70年に延長する方向で粛々と話が進んでいるらしい。

 同氏の推察によれば「法案提出のスケジュールから考えると、文化庁とはすでに話がついている疑いが強い」とのこと。

 こうなったらいっそのこと著作権は一生消尽しない権利ということにしてみたらどうだろう。例えば、映画・音楽・文芸のどれか1ジャンルで、著作権の永久化を試みて、その後、その産業がどう発展するかを暖かく見守るなんてのが面白い。もしかすると大繁盛したりして(笑)。

 時を同じくして、津田氏による「音楽配信メモ」の7月23日付けエントリー「YouTubeコラムをNIKKEI NETに寄稿して思ったことなど」も著作権にまつわる内容だった。

 結局、著作権を声高に訴える人達って、別に何かを創造してる訳じゃなくて、単に誰かが創造したものに寄生して金を転がしているだけなんて場合が多かったりするんだよねぇ。でも、そういう人達は資金力もあれば政治力もあるから、結果的にはそういう人達の言っていることこそが世論であり正論であるということになる仕組みだったりする…。

 「文化」なんてものはとっくの昔に滅んでしまっていて、全ては「産業」であり「コンテンツ」でしかないのかもしれない。まさに、コンテンツ立国万歳という感じ。  
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July 21, 2006

今のところはどうでもいい話:Microsoft Zune(BlogPet)

ほんとうは、wmsは
Appleはこれからどうするのかななんてボ〜っと考えていたら、ITmeidaがタイムリーにも「次もiPodを買いますか?」という次期記事を掲載してた。
とか思ってるよ。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「わんこ」が書きました。
  
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July 20, 2006

とりあえず忘れないうちにメモ

 7月18日の火曜日に渋谷クラブクアトロでフリクションのライブを観る。

 ベースとドラムだけの2人編成ということで、かなり地味でミニマルな内容だろうと思っていたら、とんでもなく元気いっぱいでロックしていてビックリ。おそるべし。

 個人的には、第2期(レック、ツネマツ、ヒゲ)以来の格好良さだと思った。願わくば、Crazy Dreamも演ってほしかったな(当初は予定に入っていたらしい…)。

B0008IT6S6軋轢
フリクション
  
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無政府主義かつ無神論な歌なんだから当然の話

 共同通信が配信した「『イマジン』歌っちゃ駄目 反宗教的と英の小学校」というニュース記事だけど、これは歌詞の内容を考えれば、まぁ至極当たり前な話。

 「Imagine」という歌は、その曲調がやたらに穏やかで、しかもジョン・レノンの歌い方が淡々としながらもちょっと甘い口当たりだったりするので勘違いしがちだけど、実は、全ての体制的システムを否定しようと宣言する非常にアナーキーな歌だ。

 だいたい、歌い出しの詞からして「天国なんてないと考えよう」なんて、この時点で天国を理想の国と教える宗教の教義を真っ向から否定してたりする訳だし(笑)。

 ま、国や宗教団体が運営する学校施設等では、絶対に教材として使ってはいけない作品の筆頭であることは間違いなし。そういえば、どこかの国の首相がプレスリーの歌を歌っていたけれど、あれがもし「イマジン」だったりしたら、とんでもない大事件だな…。  
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July 19, 2006

YouTubeの終わりの始まり?

 CNET Japan Blogの7月18日付け記事「ついに訴えられたYouTube--動画共有サイトはP2Pの轍を踏むのか」は、いよいよきたかという感じ。

 この訴訟に対して、バイラルマーケティング用ツールとしての効果を認めてスポンサーになっているMTVやNBC等の大手メディアが今後どのような動きをするのかが注目されるところだけど、最終的にYouTubeがNapsterと同じ運命を辿る可能性はそれなりに大きいような気がする。

 ま、著作権云々の話を一切無視したDQNなエンドユーザー的な感覚からすると、もはやYouTube的なものが無い時代には戻れない身体になっている訳で、これから一体どうなるのだろうというのが素朴な疑問。

 とりあえずYouTubeを体験して判ったのは、自分の場合、リアルタイムでテレビやラジオを利用したいと一切思わなくなって久しいのだけど(実際のところ今うちにはまともに動くテレビもラジオも無い…)、画質や音質がちょっとぐらい悪くてもPCを使ってオンデマンドでアクセスできるのなら、ネタとして視聴するのはやぶさかではないということ。もっともこれが有料サービスだったら端から使わないと思うけどね…。


 PS. 「【B面】犬にかぶらせろ!乃風」さんの7月19日付けエントリー「YouTubeとGyaoの知名度」が、個人的にはかなり驚きの内容。gooのアンケートでYouTubeを「聞いたこともない」と答えた人が73.50%って、やっぱり「マジョリティー」というのはそんなものなのか? ちなみに、gooのアンケートだから、回答者はおそらくインターネットユーザーのはず…だよね? というか、gooを使っているユーザーの時点で偏ったサンプルなのか?(笑)  
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July 18, 2006

がちゅーりからめし

 こういうコトバが存在するという事実を今日まで全然知らなかった。いやはや…。

 どういうシチュエーションで使うのか全く想像できないオレは、もはやこの国で生き残るのはかなり難しいのかもしれないと思ったりする。いや、マジで…。  
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July 14, 2006

映画「No Direction Home」を観て(BlogPet)

昨日、wmsが
TheMadcapLaughsSydBarrettalsoavailableatiTunesMusicStore
っていってたの。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「わんこ」が書きました。
  
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世の中いろいろあるねぇ…

 日経を見てたら「BS放送、最大42チャンネル追加・2011年、総務省方針」や「はてなが米国進出・英語版サービス開発へ」なんていうニュースが。

 放送に関しては、巨額の資金が必要で大手しか参入できないような「BS」というフォーマットを推進するのは止めて、IP上で手軽に良質な作品提供ができる「場」を展開可能とするような法整備をして欲しいと思ったりする。ハッキリ言ってBSなんて、政治家や役人が利権を転がして美味しいという話でしかない訳で、ま、だからこそ「いまさら」なんだろうけどさ(笑)。

 はてなの方は「Good Luck」って感じ。まさに「Web進化論」を地でいくということか。  
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July 13, 2006

次期iPod nanoはどうなる?

 Mac Rumorsの7月11日付け記事の見出しは「Magnesium iPod? PowerMacs at WWDC?」とあり、アナリストのShaw Wu氏が次期iPod nanoの匡体はマグネシウム製になる可能性を示唆していた。

 そして、Tech総研の7月12日記事「5000万台ヒット『iPod』鏡面外装を生み出した本合邦彦」の一番最後には次のような興味深い発言がある:

今、我々が注目しているのは、マグネシウム。超軽量の面白い素材ですよ

 ははぁ、なるほど……。

 ちなみに、Appleは自社の新製品情報が発表前に漏れることを極度に嫌う。関連企業が口を滑らせて新製品のヒントをメディアに語り、Appleの逆鱗に触れたなんて事件も過去には色々あった。さて、この記事のせいで、東陽理化学研究所がAppleとの良い関係を失わなければ良いのだけどね…。  
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何事も人生経験…

 仕事の帰り、駅のスタンドにあった夕刊紙の見出しに驚いた。

 今年の夏は実質RCサクセションの再結成活動の様相を呈していたのだけど、もしかしたら、いずれこういう事態になることを自覚していたからこその取り組みだったのか…。

 またいつか会えることを願って。  
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今のところはどうでもいい話:Microsoft Zune

 どうせOS X環境には対応しないだろうからどうでもいい話なんだけど、こういう海外の噂話を読んでいると、普通にWindowsな人なら、今からiPodを買うのはちょっと待ったほうが良いのかもしれない。もっとも、「Zune(本当にこの名前になるのかは不明)」が市場に出回るのは早くても年末みたいだけど…。

 今後の話の「肝」は、iTMSで買ったデータをそのままMicrosoftのプレイヤーでも使えるように出来るかどうか。あとは、iTunesと同等ぐらいにはまともに使えるインタフェースの提供が重要になる訳だけど、そっちの方は当然ながら上手にコピーしてくるのだろうね(笑)。

 で、Appleはこれからどうするのかななんてボ〜っと考えていたら、ITmeidaがタイムリーにも「次もiPodを買いますか?」というコラム記事を掲載してた。ま、マカーに選択の余地はない訳で…。  
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July 12, 2006

Wish you were still there.....

 シド・バレットが自宅療養中に亡くなった。現時点で日本語のニュースは朝日新聞くらい。NMEがバイオなどを含めた詳しい記事を挙げている。死因は糖尿病による合併症、またはガンという憶測があるようだ。

 「カメに捧ぐ詩(原題:Terrapin)」でも聞くかな。合掌……。

B000024KBAThe Madcap Laughs
Syd Barrett

also available at
iTunes Music Store
  
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July 11, 2006

あるスキー場の終焉

 新潟にあるリゾート施設「ARAI MOUNTAIN & SPA」の経営母体が経営難を理由に営業を停止して、会社を解散した。

 自分の場合、ARAIは良い雪のコンディションを「当てた」ことがないし、貧乏人にはちょっと敷居が高かったこともあって、あまり大きな思い入れはないのだけど、それでも、ああいうリゾート然としたスキー場があるという意味は大きかったような気がする。それに、本格的なアバランチ・コントロールを導入して、オフピステでの滑走環境を積極的に提供したのは画期的だった。

 今となっては、変な転倒で足を痛めて滑るのを止めて、ほぼ貸切状態の巨大な温水プールでボケ〜っと過ごしたある日の午後が懐かしい…。  
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July 10, 2006

コニー・プランクのスタジオがまるごとオークションで売出中

 Music Thingの7月5日付けエントリー「Conny Plank's entire studio for sale」で知ったのだけど、なんとコニー・プランクのスタジオ機材がまるごと売りに出されている模様。

 どうやら、コニー・プランクの未亡人が先月亡くなり、管理する人がいなくなったためのようだ。

 自家製ミキシングコンソールだとか、シンセやエレピ等のキーボード類がWebで紹介され、オークション形式の入札を受け付け中。日本からも入札する人とかいそうかもね。

 それにしても、つい先日もクラフトワークの使ったボコーダーなどもeBayのオークションに出たりと、なんとなく時代の変わり目みたいなものを感じる今日この頃。  
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July 08, 2006

欧州で新しいCDパッケージ仕様が登場するらしい

 CDJournal.comの7月6日付け記事「欧州のUniversal Musicが新たなCDパッケージのビジネス・モデルを発表!」は、洋楽好きで輸入盤を主に買っているユーザーならちょっと気にした方がいいかもしれないニュース。

 この話の要旨は、「売れそうにないカタログは今後、ブックレットの中身を省略して、CD本体だけで売りますよ」ということ。歌詞カードはおろか、下手するとレコーディング情報が記載されたクレジットの類も無くなる可能性が高い。印刷もモノクロ一色のみとか十分にありそう。で、一番気になる点は以下の部分:

「ベーシック版」は旧譜再発と一部新譜が対象で、必要最低限のもののみが用意された“スライド・パックCDケース”と呼ばれるケースを採用したものとなっています。

 つまり、今市場にある旧譜は、在庫が無くなり次第、パッケージが省略されたタイプになるということなのだろう。Universal系で豪華ブックレット仕様の旧譜等を買おうと思っている人は、早めにゲットしておいた方が良いのかも…。

 で、このニュースについては、Gizmodoでも7月5日に「Universal Embraces Simple CDs To Compete With iTunes: Now Less For More!」として取り上げられていたのだけど、そこに書かれている内容は、さらに興味深い:

Universal's new CDs will retail for ?7, or about $12.85. These CDs will come in a slip cover and come with no booklet. Right now, most retailers in the UK offer regular CDs for less than ?7. So yes, you're paying more for less.

 今、イギリスで販売されている従来通りの通常仕様パッケージCDの標準的な店頭価格は7ポンド以下なのに対して、今度新たに発売されるUniversalの省略パッケージ製品の小売価格は7ポンド、つまり、今までよりも中身の無いものに対して、より高い金額を払わねばならなくなるということのようだ。なかなかステキな話だと思う(笑)。  
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July 06, 2006

遠い思ひ出、夏休み…

 なんだか心身共に絶不調の日々。やる気ゼロだなぁ(笑)。

 ふとしたきっかけで、いわゆる「ライトノベル」と呼称されるティーンエイジャー向け小説の「イリヤの空、UFOの夏」を4巻まとめて一気読みした。なんとも奇遇といか、2巻を読み終えた時点で、どこかの国のミサイルが何発も海に向かって発射されたりして、怖いぐらいのシンクロニシティ。そして、読み終えた時、「夏休み」というイベントの持つ独特のあの「切なさ」が、急に頭の中でフラッシュバックして、大いに泣けてしまったよ。情けない…。

4840219443イリヤの空、UFOの夏〈その1〉
秋山 瑞人
メディアワークス 2001-10

by G-Tools

 多分にオタク的要素(とくに軍用飛行機関係用語とか)が随所にちりばめられたりしているので、誰もが素直に読めるかどうかはわからないけれど、人生に疲れてしまった今時の中高年には、極上の逃避アイテムかもしれない。家族に隠れてコッソリ読むのにお薦め。  
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July 02, 2006

映画「No Direction Home」を観て

 昨夜に引き続き、パート2を観る。

 後半は、予想した以上にヘビーな展開。スターになるということは、ある瞬間から苦行以外の何ものでもないということがよくわかる映画だった。その後、ジャニスやジミが死んでいったのも、同じような理由だったのかもしれないなと思ったりする。

 デヴィッド・ボウイが、いつでも好きなときに辞められる「ジギー・スターダスト」というキャラクターを纏ってスターの頂点を極めたのは、先達の苦労を十分に勉強していたからなのかもしれない。

 幸か不幸か、ボブ・ディランは生き残った訳だけど、それを「幸か不幸か」と表現するほどに、ファンという存在は残酷で無責任なのだ。そして、それでも、やっぱり、「Like A Rolling Stone」が生まれた瞬間は、背筋がぞくぞくするほどにカッコイイ瞬間だった。

 それにしても、日本の音楽ファン(もちろん自分自身も含めて)の最大の不幸は、ディランをはじめとした海外のアーティスト達の歌う言葉を、リアルタイムで聞き取ることが出来ないことだ。その歌われる言葉の意味をどう解釈するのかは個人の自由だけど、そういう解釈をする以前に、何を歌ってるのかがサッパリ判ってないというのは、あまりにもお馬鹿さんであまりにも悲しい。なんとかならないものかと思うけど、いかんともしがたいのだよなぁ…。  
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MS公認のマシンはMac?

 「CloseBox and OpenPod」経由、「UNEASYsilence」の6月30日付けエントリー「Microsoft demos Vista on a MacBook Pro」の写真はビックリ。

 Microsoftによる公式なVistaのデモ用マシンにMacBook Proが使われているのだから、時代は変わったものだと思う。もしかして、iPodもそのうち使われ出したりして、…って、それはないか(笑)。  
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ラジカセ・デイズ――ただのオヤジの回想

 色々とリンクを辿っていたら、「初期ラジカセの研究室」という個人ホームページを発見。懐かしい…。

 生まれて初めて手にした自分用のオーディオ機器は、ソニーの「スタジオ1700(CF-1700)」だった。とにかく当時としては画期的なほどに音で遊べる機能がてんこ盛りで、ミキシング機能を使って訳のわからないノイズばかりを作っていたっけ。あと、変な小冊子が付録で付いてきて、これに「キュー」だとか「フェード・イン/アウト」だとか、そういったスタジオ用語がたくさん紹介されていて、音楽制作現場への憧れをむやみにかき立ててくれるバイブルだった。今から考えると、このラジカセとの出会いが、一人のガキの夢を飛行機エンジニアから音楽エンジニアに変えてしまった訳だ(もっともどちらの夢も実現しないままだけど…)。

 で、スタジオ1700が壊れて、次に手にしたのが「スタジオ1775(CF1775)」。こいつは、当時「LL(「Language Laboratory」の略、死語だな)」と呼ばれた語学学習用モデルなんだけど、要は2トラックを独立して録音可能な一種のマルチトラックレコーダー。バックトラックを録音した後に、そのままリードトラックを録音するみたいな使い方に対応した。今じゃそんなことは当たり前のように簡単だけど、当時はまさに夢のよう。で、完成したミックスを他のテープにダビングしなおして、さらにまた音を重ねるなんてことばかりやっていた。あと、再生時のみだけど、テープ速度を変更できるのも画期的だった。結局、カセット4トラマルチが出てくるまでは、このラジカセが自分のレコーディングスタジオそのものだったな。

 今やカセットテープ自体が滅びようとしている時代になってしまったけれど、こうしてガキの頃を思い返すと、自分にとってラジカセはものすごく大きな存在だったんだなぁと改めて気がつく。なんだかちょっと感慨深い。あの頃、いっしょに遊んでくれてありがとう。

 それにしても、「ラジカセ」って言葉はパイオニアの商標なんだね。今初めて知った。そういえば、当時のパイオニアのラジカセは、なんだかやたらに高級品ってイメージだった。確か、ジャックマン・ウルフウルフマン・ジャックがCMキャラで登場したような、違ったっけかな? あれは松下か? ま、パイオニアのCMと言えば、ライ・クーダーが登場した「Lonesome Carboy」が白眉なんだけど、それはまた別の話…。

 PS. 「初期ラジカセの研究室」の いた さんから、パイオニアのCMに出ていたのは「ウルフマン・ジャック」だったというご指摘をいただきました、ありがとうございます。自分では、そのつもりで書いていたのに、完全に間違った表記してた…(大汗)。  
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July 01, 2006

DVDって…

 今さらだけど、ボブ・ディランの「No Direction Home」をDVDで観ている。(まだ「観た」と完了形で書かないのは、Part 1しか観てないから。長い…)

B000FBFRF2No Direction Home(日本版・2枚組)
Bob Dylan, Martin Scorsese
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2006/06/23

by G-Tools

 で、内容とは直接関係ないのだけど、うちのDVD再生環境は残念ながらプレステ 2。で、こいつで観ていると、リップシンクが全然合わない。生ギターの弾き語りシーンとかだと、ギターをストロークしている絵と弦がはじかれて出る音が完全にずれている。音がデジタルマスタリングでクリアになっているせいで、悲しいかな、絵と音のずれが余計に強調されてしまう。なんだか、CGでシミュレートされた虚構の世界を観ているようだ…。

 これって、やっぱり高級DVDプレイヤーで観れば解消されることなんだろうか? DVDのオーサリングが失敗している実質不良品ってことはないよね? 「No Direction Home」という作品自体がすごく面白いだけに、とんでもなく興醒めなんだよなぁ…。

 こういうことがあると、DVDってのは未だに完成されてないフォーマットなんだなと思う。  
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