March 31, 2006

バーンとイーノがクリエイティブコモンズを採用

 「Resonanced Sky*」さんのエントリーで知ったのだけど、デヴィッド・バーンとブライアン・イーノは、1981年に共作したプロジェクトアルバム「My Life In The Bush Of Ghosts」のリイシューを記念して、クリエイティブコモンズによるリミックス用マテリアルの提供を行うらしい。

 同プロジェクトのWebサイトに書かれた情報によると、2曲分の全マルチトラック素材を公開する予定。

 個人的には、このアルバムが出た当時、トーキングヘッズとかイーノとかのインテリっぽい音楽にはかなり食傷気味になっていて、当然ながらこのアルバムも全然評価しなかったのだけど(個人的な趣味でいくとトーキングヘッズはセカンドアルバムが一番好き、イーノは「Another Green World」あたりかな)、今改めて聴くとどんな感じなのだろう。実はちゃんと聴いたことないんだよね…。

 それにしても、パブリックエネミーのプロデューサーだったハンク・ショックリーがデヴィッド・バーンのファンだったというのはちょっと意外。ま、あの頃、音楽好きのガキだったら皆そういう感じなのかな?  

このエントリーをはてなブックマークに追加

ナイスなサイト

 「ビンテージ」というキーワードでテクノラティ検索したら、良い雰囲気のサイトを発見。

イルコモンズのふた。
▼経済産業省がビンテージを認定するというのは、

 まさにこんな感じだねぇ…。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

 Music Thingで紹介されていたネタ。これはマジでキテル!!! これを見ずしてミュージックビデオは語れないぜ!!! 激ヤバ!!! ダウンロードして永久保存決定!!!

 Worst Music Video EVER@Google Video  
このエントリーをはてなブックマークに追加

OS Xを殺せる画像データが登場?

 「MAC REVIEW」さんの3月31日付けエントリー「キケンなリンク」は、ちょっと気になる話。

FinderやSafari(とWebkitを使うアプリケーション全部)、iPhotoなどが一定の画像データを処理しようとするとクラッシュしてしまうようです

 時間がないのでうちではテストしてないけれど、MAC REVIEWさんご本人が確認されているとのこと。どうやら、OS X環境にダメージを与える画像データが存在するようだ。流行ると嫌だな…。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

フォーカスライトがFireWire対応のビンテージ機材シミュレータボックスを発表

 Gizmodo経由、createdigitalmusic.comの3月30日付けエントリー「Messe: 32 Compressors, 32 EQs, All in One Tiny FireWire Box」で紹介されている「Focusrite Liquid Mix」はかなり欲しいオモチャ。

 クラシックやビンテージと称されるようなEQとコンプレッサーの数々がモデリングされ、小さな箱に凝縮されているらしい。値段は1000ドル前後となるようで、とてもオモチャとは言えない代物だけど、モデリングされた音が本物と変わらないようであれば、100万円でも安いということになる。

 この製品の一番大きなメリットは、パソコン上で似たようなプラグインを走らせるとCPUに大きな負荷がかかった問題点を、DSP搭載のスタンドアロンなハードにすることで解消したことにあるとのこと。

 Mac版が第2四半期、Windows版が年度後半に出荷される予定。

 ギターアンプではPODが出て、それまでのアンプシミュレータの常識を壊した訳だけど、このFocusrite Liquid Mixもそういう製品になるのかどうか、非常に気になるところ。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

March 30, 2006

どうでもいい話:いろいろオトナの事情があるのだろうけれど…

 「SMEJ、4/1付でアーティストマネージメント事業を再編・統合、SMAを統括会社に」という業界ニュースを見ていたら、以下のようなことになっている:

(株)Hit&Run
<主な所属アーティスト&タレント>
桜井秀俊

(株)SMAパイオニアーズ
<主な所属アーティスト&タレント>
YO-KING

(株)ニューカム
<主な所属アーティスト&タレント>
真心ブラザーズ

 当然ながら「主な所属アーティスト&タレント」の情報は必要な部分しか抜き出していないのだけど、これってどうよ?(笑)  
このエントリーをはてなブックマークに追加

どうでもいい話:「いわゆるビンテージもの」だってさ(笑)

 経産省の商務流通グループ製品安全課の中の人は、結構シニカルでユーモアがある、いわゆるモンティーパイソン的な人なのかもしれない。もしくは、テリー・ギリアム描くところの「未来世紀ブラジル」的な人とか…。

 資料概要「いわゆるビンテージものに関する特別承認制度について」というタイトルの付け方を見ていると、オレは現実を生きているのか、憧れの映画の世界の中に紛れ込んだのかが判らなくなる。

 ともかくこれで日本は遂に、世界に先駆けて、ビンテージ楽器の判定を国が行うという画期的な次元に突入したことになる。まさに知財立国を標榜するだけのことはあるということか。

 それにしても、文化庁は今回、経産省にしてやられてしまったことになるので、ここは一発逆転を狙って、輸入権の強化(すべての音楽ソフトの完全輸入禁止)と、著作権保護期間の完全永久化を目指すべく、いろいろと頑張ってほしい。その2つを実現すれば、世界的にかなり威張れると思うぞ(笑)。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

どうでもいい話:Apple vs. Apple

 ITmedia扱いのWall Street Journal記事「『Apple対Apple』訴訟、iTMSでの『Appleロゴ禁止』を要求」を読んでいて漠然と思ったのは、これって、とんでもない茶番なんじゃないかということ。

 これまでさんざん大騒ぎしておきながら、「iTunes Music Store(iTMS)の宣伝にAppleのロゴを使わないよう命じることを要求」しただけって、お粗末すぎないか?

itunes

 ちなみに、iTMS関連の画面でApple Computerのロゴが出てくるのは、ソフトウェアのiTunesがアイドル状態(何もしてない状態)のときに一番上のウィンドウに表示されるぐらいで、iTMSのページ自体をブラウザしていてもロゴは一切出てこない(少なくとも、オレがこれまで使った経験ではそういうのは見たことがない)。

 世界中のメディアが「Apple対Apple、世紀の対決」みたいな派手な取り上げ方をしたのだから、どちらのAppleにとっても今回の件は大きなパブリシティーになったことは間違いない。

 で、この後、英Apple Corps側の提案を米Apple Computer側が受け入れ、それを歓迎した英Apple Corpsが記念としてiTMSでのビートルズカタログ販売を開始するなんてことになると、世紀の「美談」(笑)になる訳で、なんだか本当にそうなりそうな気がしているのはオレだけだろうか?

 個人的には、ビートルズの音源で聴きたいものはほとんど全て、アナログ盤とCDの両方で持っているので、iTMSで買う必要は全然ないから、まったくもってどうでもいい話なんだけどね…。

 PS. 上の話とは直接関係ないけど、iTMS-Jでピチカート・ファイヴの音源が変なシングル盤形式で地味にアップされてる。う〜ん、こういう形で発売する意味は何なのだろう? 全然訳がわからないなぁ。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

Moogの新モデル「Little Phatty」は今年の夏に発売予定

 以前とりあげたMoogの新モデル「Little Phatty」が、遂に正式発表された

 Music Thingが以下のエントリーで大きく取り上げている:
 ・The New Moog: Yes, it's really called Little Phatty
 ・The New Moog: More pics & my questions answered

Is every parameter MIDI accessible? To be decided, but probably yes.

 どうやら最終仕様はまだ決定していないらしく、全てのパラメーターがMIDIで制御可能かどうかは未定だけど、その方向で考えているとのこと。

How fine is the resolution on the encoders?
The knobs use Real Analog Control. Within this there is no encoding. "Stepping is not audible," says one Moog Tech Amos.

 また、本体のコントロールノブ自体は完全なアナログ回路を採用しているとあるので、かなり微妙な音作りが可能だと思われるけれど、当然ながら1度作った音を後で完全に同一に再現するデジタルシンセ的なことは不可能っぽい。

 また、Sonic Stateが、MESSE06で実物のデモ演奏ビデオを公開中。これを見ると、欲しくなる人がたくさんいそうかも(笑)。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

March 28, 2006

Warner Music GroupがRykoを買収

 Digital Music Newsの3月27日付け記事「Warner Music Group Acquires Ryko, $67.5 Million Deal」によると、Warner Music Groupは、Rykoのカタログに加え、同社の流通システムなどを含めた全資産を6750万ドル(約79億円)で買収したとのこと。

 Rykoは、Gramavision、Restless、Rykodisc等のレーベルを擁するレコード会社で、Frank Zappaをはじめ多数のアーティスト作品を抱えている。また、流通では、同社製品以外に複数インディーズレーベルの音楽ソフト(DVDを含む)を取り扱っていた。

 日本ではこれまで、ビデオアーツ・ミュージックがRyko製品を良質な形で提供してきたけれど、今後どうなるかは今のところ不明。素直に考えればワーナーミュージック・ジャパンに移管されるのだろうね。そうなると、妙にマニアックなRyko作品とかは手に入りにくくなるかもしれないねぇ…。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

未来は薄暗い感じ…

 ITmediaで小寺氏が「中古販売実質容認報道の罠」というコラム記事を書かれているのだけど、気になったのは4ページ目の以下の部分:

 電器製品を扱う中古販売業者は、全国に30万件あるとされている。この事業者がこの措置に則って4月1日からも営業を続けようとすると、この1週間の間で製造業者がいっぺんに30万件も増えることになる。

 こんな国があるか。

 あまりにも滑稽だけど、現実を考えると全く笑えない話…。

 それから他に、「15年度に消費税率22% 財政審、長期試算を発表」というニュース記事があった。この話は当然ながら極端なたとえ話なんだけど、どう考えても今の政府の経済政策を見ていると、非常に近い将来、消費税が10パーセントを超えるのは間違いないと思う。

 そういう事態が何を意味するかと言えば、日本における貧富の差がさらに激しくなるということ。これまでの経緯を考えると、おそらく日本では、ヨーロッパ等で実施されているような生活必需品は消費税を免除、あるいは低率にするといった方式は採用されないだろうから、低所得層の家計圧迫は半端じゃなくなると思う。

 日本を形容して「一億層中流社会」なんて言われた時代がマジで懐かしいね。ま、世界的に見れば、貧富の差が激しくない国の方が少ないのだから、単に日本も世界レベルの状態になるだけということなのかもしれない。それが望ましいことかと言えば、全くそんなことはないのだけど…。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

March 25, 2006

こんどはビンテージウイスキーが危機らしい…

 「年代物ウイスキーに危機? 5月から残留規制強化」だそうで。

 「ビンテージ」という言葉、個人的には楽器よりもこちらの方が似合うと思う。ま、時代が移り変わると、世の中の仕組みも変わっていくということなんだろうね…。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

800ドルのギター向け自動チューニングシステムが登場(BlogPet)

ほんとうは、wmsは
「マークなし販売容認=経産省、周知不足認め軌道修正-中古家電のPSE記事題」というニュースが飛び込んできた。
とか言ってた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「わんこ」が書きました。
  
このエントリーをはてなブックマークに追加

March 24, 2006

面子は重んじるけど、プライドは無い(笑)

 「マークなし販売容認=経産省、周知不足認め軌道修正−中古家電のPSE問題」というニュースが飛び込んできた。しかし、その実態は以下のようなもの:

今回の措置では、マークなしで顧客に引き渡すのは「販売」ではなく「レンタル」とみなし、業者が事後的に漏電の有無を確認する安全検査を実施してマークを付けたり、レンタル期間終了後に無償譲渡したりする行為を容認する。同省は容認する期間を「数カ月」(消費経済政策課)としている。

 これって、最初に電安法が取りざたされたときに、誰かが「裏技」として提案していたやり方そのまんま。さすが、お役所はやることが憎いね(笑)。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

ジェフ・ベックはかなり見たいんだけどね…

 いわゆる「ウドーストック」が復活するらしい。詳細はオフィシャルサイトにあるけれど、しかし、ものぐさオヤジとしては富士スピードウェイまで出かけるのはかなり面倒だ。

 不思議なもので、同じ遠出をして屋外フェスならではの辛い目に遭うのなら、FRFの方に行きたい。

 年寄り向けイベントと割り切るなら、便利な東京国際フォーラムとかで適当にやって欲しかった(笑)。

 ひとつだけ気になるのは、第一期の面子でジェフ・ベック・グループ再結成の噂が以前にあったこと。もし、それが実現するのなら、万難を排して富士スピードウェイへ行くしかない訳だけど…。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

電安法は面子の問題だけと思われ…

 高橋健太郎氏による3月24日付けBlogエントリー「一週間で問題解決する方法」で紹介されていた徳島新聞の記事「中古家電の事後検査も容認 PSEマークで経産省」を読んだりしていると、結局、電安法ってのは経産省の面子だけが問題なのであって、その後世の中がどうなるかなんてのはあまり関係ないことなのだろうなという気がしてきた。

 もちろん、経産省の中の人がそういう実情を認めることは絶対に無い訳だけど…。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

Rocketboomの日本語版が始まっていた

 いやぁ、これはビックリ。アメリカの超人気ビデオキャスティング番組「Rocketboom」が日本語版の提供を始めたらしい(とりあえずβ版とある)。

 デイリーで配信されるビデオ番組を、これからも字幕入りでずっとアップしていくつもりなんだろうか? 字幕って、どんなに手抜きをしても、かなりの労力を要するので、スタッフは大変だなぁと要らぬ心配をしてしまう。ま、字幕の制作は専門会社がやってるみたいだね。

 さて、アマンダは日本でも人気者になるのだろうか?

 PS. 久しぶりに見てみたら、番組自体の中で日本語版の紹介をしていた。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

なぜMS製品のパッケージはダサイのか?――もしくは、Apple製品のパッケージがクールな理由

 「MAC REVIEW」さんの3月23日付けエントリー「MicrosoftがiPodを作ったら・・・」で初めて知ったのだけど、最近のネットではこんなビデオが話題になっていたらしい。

 英語のキャプションの意味が判らなくても十分に面白いけど、意味が判るとさらに笑えるので、ポーズしながら辞書片手に見ると良いかも。しかし、さすがプロが作るパロディーは質が高い。BGMの選び方もイイ感じ。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

March 23, 2006

Moogの新モデルはモノフォニック・アナログ・シンセ

 Music Thingのエントリー「The new Moog: It's called 'Little Phatty'」によると、新しいMoogの大まかな仕様は以下のとおり:

It's a monophonic analog synth, two oscillators, digital/analog control, MIDI, 100 presets

 確定情報ではないけれど、値段は1,495ドルとのこと。高いのか安いのか微妙なところ。もちろん、日本に入ってくる時には倍近い値段になっている可能性もあるだろうし(笑)。

 同エントリーに寄せられたコメントは、どちらかというとネガティブな反応が多い。スペック表で見る限り、カットオフとレゾナンスを同時に制御できないのは致命的という発言があるほか、やっぱり向こうの人の感覚だと1500ドルは高すぎるということに尽きるみたい。

 Moogオフィシャルサイトの詳細ページはコチラ

 さて、PSEマークは付くのだろうか?  
このエントリーをはてなブックマークに追加

ソニーがMacの存在を公式に認めた…

 今日は驚くようなニュースばかりだけど、こいつが一番ビックリだな。遂にソニーのMDプレイヤーがMacと連携できるようになったらしい。

 「本体録音したコンテンツをWAVファイルとして、Macintoshにも転送・保存」とか「パソコンの外部記録メディアとして活用」って、一体何が起きたのか?

 まぁ、Windows環境に比べると、Mac OS X環境で出来ることはかなり限られているようだけど。ただ、これで、もしかすると近い将来、Macに連携可能なソニー製デジタルプレイヤーが発売される可能性もほんの少しだけでてきたのかもしれない。

 ところで、「Windows/Macintosh製パソコンのどちらでも使用できます」という日本語は正しくないと思う。少なくともWindows製のパソコンはこの世に存在しないし、MacintoshはApple製のパソコンだ。

 ちなみに、ソニーのプロプライエタリなDRM規格である「ATRAC」も、例のフランス革命では規制の対象。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

YMO対悪の帝国

 「何がビンテージかはお役人に決められる問題ではない」って、ほとんどスネークマンショーのネタみたいなことになってきた(笑)。おそろしいのは、これがネタじゃないというところか…。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

ニッポン放送が本格的な商業ベースのネットラジオを提供開始

 朝日新聞の3月23日付け記事「ネットで音楽番組、毎日12時間130曲 ニッポン放送」はちょっとした衝撃。

 いよいよ日本でも本格的なネットラジオが開始されることになる。一体どういう趣向の番組内容になるのかは現時点で不明なので、なんともコメントしようがないけれど、気になる点はレコード会社主導の形式になりそうだということ。

著作権法ではネットで音楽を流す場合、テレビやラジオの放送とは違い、歌手やレコード会社の事前の許諾が義務づけられている。今回はニッポン放送が、レコード会社ごとに包括許諾をとった上で、番組内での楽曲の使用実態に応じて各社に使用料を支払う。その額などは明らかにされていないが、大手レコード会社関係者は「ニッポン放送は権利者の思いを受け止めてくれた」と話す。

 上の「大手レコード会社関係者」の発言が意味することは、要するにレコード会社の思惑が反映された選曲・番組構成になるので歓迎しているということだろう。結局は、レコード会社の「イチオシ」がヘビーローテーションされるだけの、つまらない既存のラジオと同じような状況になりそうで、かなり鬱。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

CCCがのさばるのってどうよ?

 「子供騙しの猿仕事日記」さん経由で知ったのだけど、新星堂が事実上、CCCに買収されたらしい。最寄りのソースとしては、日経の「CCC、新星堂の筆頭株主に・販売で業務提携も」とか。

 こうして日本の音楽&映像ソフト販売網はどんどんCCCが牛耳っていくのかもしれない。オレはTSUTAYAの品揃えって、コンビニと同じ匂いを感じるので好きになれないのだけど、ま、あれがメジャーな商品展開ってやつなんだろうね。自分がコンビニで気に入った商品って、なぜか昔から必ずアッという間に取り扱われなくなるパターンが多くて、POSの優秀さだとか、自分の嗜好のマイナーさだとかを痛感する(笑)。

 ちなみに、CCCに関しては、「[B面]犬にかぶらせろ!」さんの「個人情報を食い物にするTSUTAYAの実情について」というエントリーが面白い。ま、これと同じようなことは、どこでもやっていることだとは思うけれど…。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

March 22, 2006

楽しいPSE、素敵なPSE、皆で経産省を応援しよう(笑)

 もはや世紀の一大ギャグイベントと化している電安法関連の話だけど、「ふっかつ!れしのお探しモノげっき」さんの3月22日付けエントリー「(追記)はぁ?1989年末以前のモノがヴィンテージ扱いだとな?」は、スーパーメガトン級のバカ話に満ちている。同エントリーにあるリンク先も含めて全部読むしかない(笑)。

 とりあえず現状では、MoogのシンセとかFenderのアンプみたいな海外製品は、旧法(電気用品取締法)に基づく表示が無いため、どんなに貴重であろうと経産省が考える「ビンテージ」の範疇には入らないらしいので、さらに一悶着ある予感…。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

ちょっと気になったこと

 個人的には、次世代DVDがどうなろうとどうでもいいというスタンスなのだけど、ITmediaの記事「PS3発売延期で明らかになった次世代DVD両陣営の“脚質”」を読んでいて、以下の部分がすごく気になった:

音声と映像のズレを解消するリップシンク機能の実装(2ページ目

 もしかして、現行のDVDや地デジTV環境は、リップシンクに対応してないのだろうか? オレが知らなかっただけ?

 現行のCS放送は全くリップシンクしていない。人の口の動きと音声が微妙にずれていることが多く、あれは見ていてイライラする。そうなる原因はおそらく、圧縮画像と圧縮音声を再生側でリアルタイムにデコードしているせいなのだろうけど、映画などでリップシンクがずれているのはかなり興醒め。

 地デジTVとか、いくらHD再生で画像がキレイと言われても、リップシンクが出来てないのだとしたら、あんなものに高い金を払うのはバカバカしいの一言だな。

 PS. ネット検索してみたら、最近の高級AV機器はリップシンク機能を搭載しているのが「売り」になっているらしい。しかし、後から無理矢理リップシンクさせるというのは、なんだか原始的すぎやしないか? 商業放送なんだから、ちゃんと音と絵が同期したデータを提供して欲しい。もしかして、リップシンクなんて気にする人はそんなにいないのだろうか?  
このエントリーをはてなブックマークに追加

21世紀のフランス革命は着々と進行中

 ITmedia扱いのReuters記事によると「iTMS公開法案、仏下院を通過」だそうだ。

 前にも書いたように、この法案、別にAppleのiTMSだけを対象にした法律ではないので、もしこのまま上院でも可決することになれば、音楽産業全体がパニック状態に陥る可能性大だ。

 なぜなら、プロプライエタリなDRMは全てフランス国内で通用しなくなるので、配信サービスだけではなく、コピープロテクト技術を備えた商業音楽CDパッケージ(日本での通称CCCD)等も通用しなくなるから。

 そして、この法案ではなぜかDVDが対象外となっているので、この辺りも今後揉める要素になりそう。

 Appleは、「ユーザーは十分なプロテクトをかけられない『互換性のある』音楽をiPodに自由にアップロードできるようになり、iPodの売り上げは増えるだろう」なんて強気な発言もしているみたいだけど、現実問題として、そうなる可能性も否定できないのが面白い。iTMSをやめてもiPodが売れるのであれば、Appleとしてはそれが一番美味しいはず(笑)。

 上院での審議は5月ということで、果たしてこのまま立法化されるのかどうか、非常に気になるところ。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

March 21, 2006

今日の写真

 ニュースによると「東京で桜が開花 昨年より10日早い」とのこと。自転車で走っていても、受ける風が冷たくなくて、自然とホノボノした気分になった。

sakura1
sakura2  
このエントリーをはてなブックマークに追加

リアルタイム・ビデオリミックス・システム「sCrAmBlEd?HaCkZ!」

 Music Thingで紹介されていたのだけど、何のことやらさっぱり判らなかった上、リンク先のサイトが重たくてビデオに全然アクセスできなかったので諦めていたら、YouTubeにアップされていて、ようやく実態の片鱗が窺えた。

 これ、スゴイかもしれない。

 要は、音声が同期して収録されたビデオ画像を、ReCycle!で音声データをぶった切るのと同じ要領で細切れにして、ビデオに同録されている音をキー、そして新しい外部音源をトリガーにすることで、その細切れになった映像データをリアルタイムに再生するというシステムらしい(この文も自分で書いていて意味不明だな…)。

 このシステムがより洗練されていけば、音楽ライブ等で使われるビジュアルエフェクトが大きく変わる可能性もありそう。ま、今のままだとあまりにプリミティブなので、すぐに飽きるだろうけど。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

800ドルのギター向け自動チューニングシステムが登場

 なにげに楽器ネタ好きなGizmodoが3月20日付けで「Self-Tuning Guitar: Synthax Tronical Powertune」という記事をアップ。

 これ、以前に取り上げた「Transperformance」システムの廉価版という感じ。一番のメリットは、あまり大きな加工をすることなく既存のギターに組み込み可能な点だろう。

 開発・製造元である独Tronical社のWebページには、色々と詳細が書かれていて、一通りのチューニングバリエーションは実現しているらしい。

Tronical

 パーツは、コントローラーノブ、ヘッドマシーン(糸巻)、ブリッジから構成されており、電源は単3タイプの充電池2本。

 対応モデルは、フェンダーのストラトキャスター/テレキャスター、ギブソンのレスポール/SG/フライングV、およびそれらのモデルに類似した形式のギターで、6月から販売開始予定。

 気になる値段は、Gizmodoの記事だと小売価格で800ドルとある。日本の楽器市場は、かなりボッタクリ感があるから、下手するとカタログ表示価格は15万とかになりそうかも。まぁ、すぐに値引きが始まって、税込み119,800円辺りに落ち着くのだろうけど…。それでも、単なる遊び道具につぎ込む金額としてはかなり微妙な線なので、楽器店としては、金と暇をもてあます団塊世代に上手くアピールするのが重要課題だろう(笑)。

 ちなみに、Tronical製品の流通は全世界共通でSynthax Audioが扱うようなので、日本の代理店はコチラになるはず。  
このエントリーをはてなブックマークに追加

March 20, 2006

勝手に脳内で盛り上がってる人を世間ではキ◯◯◯と呼んだりする

 電安法関連で「PSEマーク、経産相『4月以降も混乱あれば対応』」という記事があった。

 なんだか思わせぶりな言葉を振りまいているのが、なかなか素敵だ。ここまでドリーミーだと、二階敏博氏に憧れる婦女子が密かにたくさんいたとしても文句は言えない。

 で、いたく感動したのは以下の発言:

「5年前に成立した法律を、(施行日の4月1日まで)あと何日という時点でいろいろ言うのはどうか。野球なら、9回2アウトになってからルールがおかしいと言うようなものだ」

 いや、誰も知らなかった話を勝手に脳内で全国の皆が知っていたはずと決めつけている時点で、シド・バレットあたりと変わらないと思うのだけど?(笑)。

 ま、とにもかくにも、おそらくは世界初となるであろう国家認定ビンテージ楽器リストを今から楽しみにしていよう。ワクワク。

 PS. 小寺信良氏がITmediaで書いたコラム記事「PSE問題報道の舞台裏に思う」がすごくイイ。電安法には直接関係ない話だけどおすすめ。  
このエントリーをはてなブックマークに追加
   次のページへ