June 30, 2005

Podcastingの波に日本はついていけない気配

 ITmedia扱いのWall Street Journal記事「Appleによる採用で勢いづくポッドキャスティング」で、非常に注目すべき一文があった:

ジョブズ氏によると、Appleは音楽会社から、ポッドキャスターが自分の番組で音楽クリップを30秒流してもいいという合意を取り付けたという。

 これが事実だとすれば(WSJ記事なので信頼性は高いと思われる…)、個人がPodcastingを利用して、音楽番組を作ることも工夫次第で可能になるということを意味する。もし、この「合意」が世界的な規模で効力を発揮すれば、音楽メディアにおいて大きなパラダイムシフトが起きることになりそうだ。

 もっとも、日本の著作権法では送信可能化権があるため、このような例外的合意に対応することはかなり難しく、30秒という非常にわずかな時間でも、個人がPodcasting上で既成の音楽クリップを流すことは、残念ながらまず不可能だろう。

 iTMSでさえ日本ではまた始まっていない訳だけど、今回のPodcastingにまつわる動きは、さらに日本を音楽後進国へ向かわせる事件となるのかもしれないねぇ…。  

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私的録音録画補償金の制度改定について討議があったらしい

 日経BPの記事の初っ端が最高にキテル、マジで笑った:

私的録音録画補償金の制度改定をめぐる議論が泥沼化している。

 もう他に説明は要らない感じだな(笑)。とりあえず、まだまだ議論は続くらしい。この件に関しては、ITmediaも詳しいレポートをアップしている

 ところで、今回の争点の中心になっている機器は、iPodなどをはじめとしたポータブルデジタルオーディオプレイヤーな訳だけど、じゃ、なぜ権利者側は携帯電話もいっしょに対象機器にしようと動いていないのかが謎だ。最近の携帯電話は、専用ソフト等を使えば、好きな音楽ソフトを取り込めるモデルが増えてきている。

 もしかして、電話会社は相手にするには強すぎて(=総務省も関わってきそうだからね)、下手すると藪蛇になるからなのだろうか? もし本当にそれが携帯電話をアンタッチャブルにしている理由だとしたら、全くもって底が浅いとしかいいようがない話だったりするのだけど…。  
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ジェフ・ベック、来日中

 ジェフ・ベックが明日からジャパン・ツアーらしい。デビュー40周年ってのがスゴイな。

 それにしても、ジェフ・ベック・グループ再結成の話の方はその後どうなっているのだろう? 個人的には、同じ「お達者クラブ」的な面子でも、ストーンズやクイーン、クリームよりも100倍以上興味あるし、来日公演があったりしたら、プレミア払っても構わないのでかぶりつきで観たい。

 もっとも、音源として残っているジェフ・ベック・グループの作品は、このニュースで名前が挙がっているメンバーが中心だった第1期のものより、地味ながら凄腕ミュージシャンばかりで固めた第2期の方が個人的にはお気に入り。



 特に、通称“オレンジ”と呼ばれる「Jeff Beck Group」は、ギタリストのアルバムを期待して聴くと物足りないけれど、バンドとしてのまとまりが良く、非常に洗練された佳作に仕上がっている。

 いつ聴いても気持ち良いし、第1期グループやその後のBBA(Beck Bogert & Appice)作品と違って時代がかった古くささを感じさせない。ある意味、ジェフ・ベックというスーパーギタリストが、バンドの1メンバーとして仕事をした唯一のアルバムと言えるのかも。  
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ロシア映画「太陽」

 第13回サンクトペテルブルク国際映画祭でグランプリを受賞したそうだけど、日本で一般公開されることは一生ないのかも。

 言論や表現の自由は権利として認められていても、それを実行できる保障はないというのが現実なんだよね。

 そう言えば、映画評論家、町山智浩氏の日記blogは、いつも楽しみにしていたのだけど、突然、「捨てハンによる嫌がらせ(大量の転載データの貼り付け、私の家族に対する誹謗中傷)が頻発したので停止します」という状況になっていた。ふ〜む……。  
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もしかしたら、これがiTunes Phoneの写真?

 Gizmodoの6月29日付け記事「Motorola iTunes Phone First Look Again Perhaps (Maybe) 」から。

 確かに、AppleやiTuensという名前が付く以上は、これまでのApple製品と並べても遜色がないデザインを期待できる訳で、iPodみたいなコントロールホイールが装備される可能性はありそうなのかも。

 Gizmodoの記事では、匡体の横にもボタンがあるのは「iPodらしくない」と評しているのがおかしい。  
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WMAロスレスの音楽配信サイト「@MUSIC HD Sound」

 「OTO-NETA」さん経由で知った「AV Watch」の記事

 CD等をはじめとした従来のデジタル音源で限界だった音質を遙かに凌ぐ高品位な音質を実現しようというプロジェクトの詳細が明らかにされている。興味深い取り組みだと思う。

 ただ、現在の家庭用PCハードウェア環境では、どれほど優れた音源データを提供できるとしても、ピュアオーディオ再生環境でCDを鳴らした音質を越えることは依然として難しいと思われるので、ハード・ソフト両面のさらなる開発を期待したいところ。

 一方で、高音質になることですごく懸念されるのは、再生音が良くなればなるほど、ソースのネタバレ(音が悪いとか、下手だとか…)が起きる訳で、そのあたりのことも記事中のディスカッションでは語られている。

 今時の一般的な音源制作を見た場合、大方がサンプル音源を鳴らして編集するという手法だから、最終的に再生される音質をどんどん良くしていけば、聞こえてくる音は、どんどん薄っぺらなサンプリング音であることが判ってしまい、音楽的につまらなくなる可能性もある(笑)。

 これと同じことが、実はテレビの撮影現場でも起きていて、今までのNTSCベースのシステムで利用されてきたスタジオや大道具・小道具を、そのままHD環境に移行して利用してしまうと偽物であることがバレバレになるので、使えないという話があったりする。  
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今週の「正直しんどい」

 1串1万円のタンってのも悪くはないけど、個人的には磯きざみ丼が気になった。ところで、ゲストの人選がややマンネリっぽいな(笑)。  
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June 29, 2005

つないで、描いて、リミックス?

 Music Thing経由、Pixelsumoで紹介されている謎のコンセプト製品「connect..draw..remix」。

 元々は「CD Sequencer」と名付けられていた特殊なCDパッケージで、USBスロットを備え、PC(Pixelsumoの画像はAppleのeMac)に接続し、カード状のインタフェースに鉛筆で描き込みを行うと、トラックをリミックスできる仕組みらしい……???

 説明を読んでもイマイチ想像できないのだけど、CDケースの一部をタッチパネルみたいにして、鉛筆で操作するものと考えれば良さそうだ。気に入ったリミックスは保存できるとある。

 作者であるMatthew Falla氏のWebサイトには、子供から大人まで誰でも簡単に楽しめますよという紹介写真があって、なんだか面白そうだ。  
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遅れてやってくる素晴らしき未来

 専門家による第三者機関「有害情報判定委員会」(仮称)あたりに関しては、まぁ、すでにネットでは色々と語られていたりする訳だけど、ようやく日本も昔夢見た「1984」や「未来世紀ブラジル」、または「時計仕掛けのオレンジ」的な未来国家になるということなんだろうなと思う。

 第二次世界大戦へ転がり落ちていった経緯を考えれば、そういう極端な思想の統一を図るのが好きなお国柄だし、ここは思い切って中国並み、いやそれ以上のネット規制などを展開するのが良策だと思う。「表現の自由」なんて言葉は、実態のない建前であり、メッキの剥がれてしまったチープな偽物なのだ…。

 あ〜、ちなみに、今ここに書いているのは、近未来小説向けプロットであり、フィクションです、勘違いしないように(笑)。


 PS. 「<マル適マーク>ネットにも、安心して使える環境拡大狙い」という記事によると、「ブラックリストで排除すると『表現の自由』に抵触する恐れがある。また、海外サイトには管理が及ばないため、まず『ホワイトリスト』方式を進める」とある。ま、どちらにしても、うちみたいなサイトは“安心マーク”とは全然関係ない世界だし、今後のことを考えるとBloggerのサイトもキープかな…。  
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うう〜む……

 SB's Memory Holeさん経由のネタなんだけど……。  
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June 28, 2005

au W31T

 今日、たまたま某カメラ量販店の前を通ったら、auの新端末「W31T」のモックアップが飾ってあって、ちょっと見とれてしまった。

 この写真とかだと判りにくいのだけど、現物は質感が高く、クールで大人な感じ。個人的にはターマックグレーというつや消しグレーのやつがすごく気に入った。店頭価格は新規で2万円ちょい。

 ん〜、かなり魅力的なんだけど、最近換えたばっかなので、ここはじっと我慢(笑)。  
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日本語ラップを言語学的に検証する

 日本語ラップがどうたらこうたらなんていう論争があったけど、あれとは全く関係なく、言語学的に日本語ラップを検証した論文がネット上にあるということで話題になっている。

 「音韻的ラップの世界」がそれだけど、ここまで真摯に取り組んでの研究発表というのは、なんだかとっても清々しい。まさにリスペクト! 最後に出てくる「付録:曲目リスト」もいかしてます。  
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米最高裁、P2P企業の法的責任認める逆転判決

 ITmediaの速報記事から。

 もっとも気になる部分は以下の部分:

裁判官は多数意見の中で次のように記している。「著作権侵害を仕向ける明確な表現あるいはそのほかの積極的措置に示されている通り、著作権侵害のための利用を助長する目的のデバイスを配布している者は、その結果である侵害行為の責任を問われる」

 これが今後どのように解釈されていくかが微妙で、例えば、パソコンのリッピング機能等も「著作権侵害のための利用を助長する」機能と見なすことが不可能じゃないなど、多方面に影響が出てくるかもしれない。

 まずは今後の動きに注目したいところ…。

 PS. 「『P2P会社有罪判決』は合法P2Pのチャンス――ソニーBMG CEO」なんていう発言まで出ていて、今後しばらくは混乱しそうな気配。  
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いよいよ次世代DVD規格は統一が無理っぽい

 ITmediaの記事「MS&東芝、タッグを組んでBDに揺さぶり!?」を見る限り、MSが本心でどう思っているかは別にしても、東芝はもうBlu-ray陣営に対して一歩も退かない決意であると考えて良さそうだ。

 DVD関係は、「R」や「RW」の時もそうだったけど、本当に規格がバラバラで手を出しにくいメディアのまま、てんでバラバラに進歩していく運命なんだねぇ…。  
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June 27, 2005

音楽業界にまつわるとても悲しい物語

 知人が教えてくれたのだけど、内容があまりにも悲しすぎるので、日本語に訳す気になりません。リンクだけ残しておきます:

 The Story of Be Bop Deluxe's Bill Nelson and How His Record Label Ripped Him Off
 (Be Bop Deluxeのリーダー、ビル・ネルソンの物語:レコード会社はいかに彼を搾取したか)

 なお、ビル・ネルソンは今も活動を続けています……。  
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ペットを飼う

serious wanko 念願のBlogPetを飼ってみる。

 Bloggerでは対応しておらず涙をのんだ経緯(?)があるだけにワクワク。わんこをクリックすると、くだらない会話をするのでお試しください。

 PS. 妙に真面目な発言をしたので記念にキャプチャしてみた(笑)。  
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音楽配信専門フリーペーパー「ramblin'」

 音楽配信専門フリーペーパー「ramblin'」がネット上でも配信開始。Real Read Viewerを使って読む形式はちょっと不思議な感覚。うちの環境だとPDFよりは読みやすかった。ただ、Javaをオンという条件が嫌(笑)なのと、テキスト部をコピペできないのはなんだかちょっと不便…。

 創刊0号の目玉は、やっぱり坂本龍一氏のインタビュー。“教授”という立場でなければ公言できないようなことをズバズバ話していて面白い。

 個人的に特に興味深かったのは、ネットの自由さ=音楽の豊かさではないという見解。これは、演る側だけじゃなくて、ビジネス側からユーザー側まで全てに当てはまる話。

 例えば最近は、音楽畑へ新規参入してきているIT企業も少なくないけれど、何かを勘違いしているところは少なくないし、実は音楽だけじゃなく、他のコンテンツ商売に関しても同じ。そのへんが、インタビューの後半に出てくる「ブランド」という話へつながっているように感じた。  
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June 26, 2005

サイクリング日和

fine sunny sunday 季節は梅雨真っ盛りのはずなのに、なぜか天気がすごく良かったので自転車で走る。

 昨年に引き続きレースへ出場する予定なので、その練習も兼ねて、なんちゃってシングルトラックな趣のある場所へ。

 それにしても、しばらく走りが楽なスリックタイヤばかりに乗っていたので、久々にブロックタイヤへ履き替えたら、ペダルが重い重い(笑)。体感的には3倍ぐらい辛かったし、ギャップの対処等もすごく下手になっていた。

 家へ帰ってきたらなんだかとても疲れてしまい、こんな調子でレースは大丈夫なのかすごく不安。う〜むむむ…。  
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Bloglinesでうちの更新が反映されない

 RSSリーダーとして「Bloglines」を使っていて、これがなかなか便利なんだけど、なぜかうちのBlogの更新が全く反映されていないことが発覚。

 livedoor Blog全てに関して反映されていないのなら理解できるのだけど、うち以外のlivedoor Blogはちゃんと更新が反映されている気配。う〜ん、なぜ?

 PS. 直りました。Bloglines側の問題だったようで、メールで状況を伝えたところ、システム(?)をリセットしたとのこと。対応がすごく早くて逆にビックリ。

 PPS. また更新が途絶えている気配。どうもBloglinesのサーバ自体がトラブッているらしいので、しばらく放置してから、再度メールしてみる予定。

 PPPS. 復旧した様子。これで安定するかな?  
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鳥インフルエンザ、気になりませんか?

 鳥インフルエンザについて、日本の主要報道メディアは今のところ他国の事件というスタンスであまり大きく取り上げることはないし、国自体がどのような対策を行っているのかも伝わってこない。

 考えてみれば、AIDSが最初に登場したときも、よその国のゴシップネタ程度の扱いしかされなかったぐらいだから、まぁ、そんなものなのだろう…。

 「ECONOMICS, TECHNOLOGY & MEDIA」さんが6月25日付けエントリー「Foreign Affairsは鳥インフルエンザ特集・・・」で、米国の外交・政治専門誌「Foreign Affairs」最新号が全体の3分の1を鳥インフルエンザの特集に当てていると紹介されている。

 これを読めば、鳥インフルエンザの孕む危険性がただ事ではないと感じる人も多いはずだ。ECONOMICS, TECHNOLOGY & MEDIAさんも「Foreign AffairsがEUもイラクも中国もそっちのけでこれだけの特集を組んだということ自体が少しコワい」と感想を述べられている。

 このほか、日本語で読める鳥インフルエンザ関連の情報は、笹山登生氏の「Sasayama's Weblog」が充実している:

中国のアマンタジン飼料混入疑惑と、人体のアマンタジン耐性化への影響
鳥インフルエンザの遺伝子型とリジンの欠落について
タミフルは、われわれを、鳥インフルエンザから救えるのか?
ヒト感染の鳥インフルエンザは、本格的に世界流行の段階へ突入、他

 笹山氏は、このほかBSE問題等に関しても精力的な情報収集をされており、大変参考にります。興味のある人はSasayama's Weblogを訪れてみてください。  
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June 25, 2005

過去ログ整理中

 Bloggerにあるログのうち、とりあえずメインのページ分だけ、月毎のアーカイブ状態でHTMLにして落とした。

 で、その中から、レビューとして独立して読めそうな文章のいくつかを、若干手直ししてアップしてみた。ま、ぶっちゃけた話、アマゾンのアフェリエイトリンクから間違って誰かが買い物してくれるのを期待してるだけなんだけど(笑)。

 「音楽」、「映画」、「マンガ」の各カテゴリページへ行けば、古いエントリーがズラ〜っと並んでいるので、興味を覚えた方はのぞいてみてください。よろしくです。  
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キーチ!!

 ビッグコミック スペリオールに連載されている、新井英樹の「キーチ!!」がなんだかスゴイことになっている。



 連載当初から両親が通り魔に惨殺されるという、かなりヘビーな設定で、どうやって連載を続けていくのだろうと思っていたのだけど、今や権力と戦うスーパー小学生の物語。

 この説明だけだと、読んでない人には何がなんだか訳のわからない奇想天外なお話と思われてしまいそうだけど、中身は下手なサスペンス小説よりもリアルな感じが漂っている。

 このマンガの難しいところは、万人受けする絵柄じゃないこと。少なくとも、オレの場合は最初きつかった。登場人物のキャラも、なんだかちょっと暑苦しい。でも、慣れてしまえば、この濃い感じも悪くない。

 連載マンガの良し悪しを決めるのは、作者と編集者のモチベーション次第と言われているけど、是非とも、力尽きることなくクライマックスへ向かって突っ走って欲しいものです。  
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ピストルマウス?!

pistol mouse

 Gizmodoで見つけたネタ

 記事の方は、市販のマウスを改造してBluetooth対応のワイヤレス仕様にしたという話なんだけど、驚くのはそのマウス自体の形。ピストルなのだ(笑)。こんなものまであるんだねぇ。しかし、使いやすいのか?  
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やっぱりアメリカでもXCPは不評っぽい

 「いかんともしがたい」さんが、6月25日付けエントリー「Foo Fighters の CCCD はアメリカでどう捉えられているのか?」で、Foo FightersのオフィシャルBBSにおけるXCPにまつわる議論が紹介されている。

 BBSの内容をサラッと読む限り、やはり不満の声は多いようだ。これまで普通にリッピングできていいたのが、突然出来なくなるのだから当然の反応だろう。欧米のiPodユーザーに限れば、iTMSへ流れてCDパッケージを買わなくなる動きがさらに加速化しそうだ。

 さて、今後発売される欧米盤の新譜では、何らかのコピープロテクト技術を導入している場合が少しずつ増えてきそうな気配。エンドユーザーとして気になるのは、一体どの技術を使っているのかが不明ということ。

 日本国内なら全てが「CCCD」、海外なら「Copy Protected」としか表記されず、それが「CDS」方式なのか、「MediaMax」方式なのか、「XCP」形式なのか、それともさらに異なるものなのかが判らないのだ。

 それぞれの方式によって、プレイヤーに与える影響が微妙に異なることを考えると、せめてどの方式を使っているかは知りたいと思う。

 いかんともしがたいさんが「アルバムを買うときはいろんな下調べが必要になりそうです」と書かれているけど、そんな面倒なことをしてまでして、CDを買うのもなんだかなぁ。ま、衝動買いとかはしなくなるから、無駄遣いしなくなって良いかも(笑)。

 PS. XCPに関する過去ログは、コチラなどを参照してください。  
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June 24, 2005

Bloggerからのログ移動は断念

 何本かのエントリーをちまちまと移動してみたけど、これはやってられない。自動ツールでもあればともかく、手作業でやるようなものじゃないね…。  
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テスト

携帯からポストしてみる。

 PS. 無事にポストできた。ま、当たり前なんだけど、以前のBloggerだと米国内だけしか対応してなかったからウレシイかも(笑)。  
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引越しを検討中

 色々考えるところがあり、ライブドアのブログサービスを利用してみることにした。まずはしばらく使ってみて、大きな問題がなければ本格的に引越す予定。  
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June 21, 2005

耳の話

 「音楽配信メモ」さんの「iPodの音質は「悪い」のか?」というエントリーに対するトラックバックで、「setoh blog」さんの書かれている「CDとmp3、音質聴き比べのおかしな結果」というエントリーが非常に興味深い。

 音ソースや再生環境等の詳細が不明なので何とも言えないのだけど、MDの音がデフォルトの環境で育った今の若い人にとっては、へたに音の情報が多いCDよりも、適当にデフォルメされた音になっているMP3の方が「良い音(=判りやすい音)」と判断してる可能性はすごくあるような気がする。

 他の事象に例えれば、写実的な絵画よりも、デフォルメされまくったマンガの方が判りやすくてインパクトがあるみたいな感じとか。

 まぁ、CD再生プレイヤーがポータブルタイプだったりすると、マジでMP3プレイヤーの方が音が良い可能性もあったりするのだけど(笑)。

 個人的な意見としては、耳の感受性って、普段から複雑な音を聞き分けるような環境にいないと、だんだん衰えていくような気がしなくもない。CDよりもアナログ盤の方が物理的に音情報が多いから、人間の耳には気持ち良いなんて話もあったけど、これもMD世代には理解できないことだったりするのかもしれないしね。そういうのが人間の進化(退化?)の一環だったりするのだろうな…。  
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June 20, 2005

カセットテープの余命はあとわずか

 Music thingの「Cassette Tapes R.I.P」経由で知ったBBC NEWSの記事「Not long left for cassette tapes」

 カセットテープが60年代に登場した時、フィリップスは特許料を一切徴収しなかったため、爆発的に普及したらしい。カセットテープ売上のピークは80年代中頃で、年間9億本に達したとある。そして、その頃にやはり音楽業界は「Home taping is killing music」という反ダビング運動をやっていて、歴史は繰り返すという感じもある(笑)。

 ノスタルジックな逸話が書かれているのでそのまま引用:

One thing home taping allowed was the creation of the mix tape - a compilation of songs often put together as a present for a loved one. The process of creating the mix tape was immortalised by Nick Hornby in his novel High Fidelity.

New York music writer Joel Keller laments that personal computers have killed the mix tape star, and that the "drag and burn" method of creating compilation CDs is simply "less fun."

 いまだにカセットテープの需要はあるのだけど、昨年アメリカ最大のテープ工場が製造を止めるなど、今後カセットテープの入手は徐々に難しくなるだろうとのこと。

 オレがはじめて意識的に音を録音したのは、模型用モーターを回して、それをマイクに近づけたり遠ざけたりして音の変化を楽しむという、かなり変態的な行為だったのだけど、あれはカセットテープが無ければ出来なかったことだなぁ。もう、使うことはあまりないけれど、いまだに捨てられないカセットテープライブラリは数十本も残っているし、無くなってしまうと寂しいね…。  
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June 17, 2005

日本語はロックに向いていない?

 「オルタナソウルエイリアン」さんが「日本語はラップに向いていない」というエントリーを書かれたのに対して、nraidou.seesaa.net/article/4383703.html">「万来堂日記」さんがエントリー「日本語とラップ」で反論され、その後にコメントでのやりとりが行われている。

 これ、昔からある「日本語ロックの是非」という論争を、そのまま「ロック」から「ラップ(≒ヒップホップ)」に置き換えているだけに見える。

 個人的には万来堂日記さんの考え方に近いけど、まぁ、この手の議論は絶対にまとまらないよね(笑)。オレなりの結論としては、日本語のラップは英語のラップと同じモノにはならない、ただそれだけ。向いているとか、向いていないという次元で語るべきものではないと思う。

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