November 06, 2004

映画「2046」を観た

 感想を一言で言うと、ウォン・カーウァイは相変わらずロマンチックだなぁというところ。



 映画的には予算がありすぎて、やりたいことを何でも突っ込んだら収拾がつかなくなりましたという感じだった。もう少しエピソードを煮詰めた方が商業的には成功したと思う。まぁ、昔からこの監督の作品は収拾がつかないのが味だったりはするのだけど。

 エピソード別では、一番旬な女優のチャン・ツィイーの出てくるところが圧倒的に迫力があった。フェイ・ウォンは相変わらず「元祖・中国の不思議ちゃん」していて、とても子供がいる人には見えないのがスゴイ。

 木村拓哉に関しては、アイドルスターとしてのアイコンを知っている以上、どんなに演技が良くても悪くてもそれは関係なくて、「木村拓哉」としてしか見えないのが辛い。テレビドラマや富士通のCMなら結構いけても、映画は難しいかもねぇ。

 個人的には、カリーナ・ラウのエピソードのバックで流れるゴージャスなアレンジの「夜来香」がすごく気に入ったのだけど、どうやらサントラ盤には収録されていないみたいで残念。もしかして曲名が違うのだろうか?  

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